ナカ工業株式会社

1932年に「中博光商店」として札幌市で創業した私たちは、主力商品であった金物全般の販売を精力的に進めながら、一方で自家工場で独自の商品開発に着手。1959年には念願の法人化を果たし、2年後の1961年には、その後の事業を形づくる研究部門をスタートさせるなど、製品の開発・改良に全力で取り組んできました。私たちは創業以来、脈々と受け継ぐ開発者魂を大切にしながら、次の時代をつくり社会のニーズにフィットする「デファクトスタンダード」を追求。確かな技術と品質へのこだわりで、エンドユーザーの転ばぬ先の杖となる「やさしさと安全」をコンセプトとした、チャレンジングな製品づくりを進めています。

開発当時に一般的だった金属製手すりは、夏は熱く冬は冷たくなるなど、使い心地の良さはありませんでした。私たちはこれを見直し、気温に左右されない樹脂製手すりを開発。現在では、一定規模の商業施設や公共施設において手すりの設置が進むなど、私たちの主力商品もその1つとして、たくさんの場所で活躍しています。このほか、ロングセラーとなる点検口「ハイハッチ」、災害時の脱出を助ける避難はしご「タスカール」、高度なIT運用に適応するフリーアクセスフロアなど、多彩な設備を開発・製造。社会をより安全・快適にするとともに、使い心地の良さまでもこだわるヒューマンフレンドリーなアプローチで、多くの人を魅了しています。

全国各地に展開する私たちの事業では、ものづくりの中核となる研究開発部門をはじめ、製造拠点の工場、顧客との間をつなぐ機動的な営業、さらに各部門の円滑な運用を支援する管理部門など、さまざまに活躍のフィールドが用意されています。また、働き方に対する一人ひとりの考えを尊重し、人生設計の見直しにあわせてキャリアパスを柔軟に描けるよう制度面で支援。地域に根を下ろしじっくりと活躍の道を選ぶことも、エリアを超えてさまざまなチャレンジに挑むことも自由に選択できます。すべての社員がやりがいと喜びを持って仕事に臨めるよう制度面を整えるとともに、ものづくり企業として自らの魅力を磨き、社員満足につなげています。