社会福祉法人さつき福祉会

さつき福祉会のはじまりは、1975年。「支援学校（養護学校）を卒業しても、どこへも行くところのない障害者をつくらない」ことを目指し、作業所づくりを行ったのがきっかけでした。1982年には社会福祉法人さつき福祉会として認可を受け、さつき障害者作業所の運営を開始。その後も21ヶ所のグループホームを開設し、生活の場づくりにも関与してきました。私たちの頭に常にあったのは、「障害のある人を取り巻く環境や制度が遅れているのではないか」という疑問でした。これから障害を持って生れてくる人も、その家族も、みんなが暮らしやすい地域をつくっていきたい。そんな思いを持ちながら、私たちは活動を広げ続けています。

「さつき障害者作業所」「第二さつき障害者作業所」「ワークセンターくすの木」「就労支援センターみち」「あいほうぷ吹田」など数々の施設を開所し、障害のある方の働く場、活動の場、暮らしの場づくりを進めているさつき福祉会。大切に考えているのは、「働く」ということ。働くことで友達をつくり、よろこびを知り、活きることを楽しむことができるようになる。そう考えて、利用者の方々に就労の場を提供しています。また、障害のある方と地域の方々とが触れ合える場もプロデュース。施設を使ってもらえるように開放しているほか、バザーやコンサートなども定期的に開催。人が集まれる機会をつくっています。

働くことが大切なのは職員も同じ。働くことから生き方を考えていく、人生を切り開いていく。そんな場になることが、さつき福祉会の願いです。働き方によって成長の度合いも変化するもの。どういう生き方をしたいか、ベテランも新人もみんなが一緒になって話し合える場であり続けたいと考えています。私たちの使命は、障害者の方々が堂々と暮らしていける世の中にすること。これからも少しずつ、その思いと実績を社会に広げていきます。そして仕事を通じて「働くこと」や「生きること」について考えていくことができる。そんな場や機会があるのが、さつき福祉会なのです。