鉄鋼業界で働くとは

仕事のおもしろさ・やりがい 海外での仕事 スケールの大きい仕事 鉄鋼業界で働く女性
3.いままで経験されたなかで、1番スケールが大きかった仕事を金額で教えてください。
1億未満1億以上~10億未満10億以上~100億未満100億以上~1000億未満1000億以上

研究開発 32歳

年間いくつかのテーマを担当。1テーマあたり500~1000万円の予算を申請し、ユーザーとの折衝を通してニーズを把握し、研究計画の立案から実行までを行う。

製造技術 32歳

入社5年目の時に、ある設備の「立案~設計~設置~立上げ」を担当者として任され、現場を含め関係者の協力を得ながら、無事に設備立上げに成功した。

製造技術 32歳

生産性向上、作業負荷低減を目的とした新規設備導入に際し、現状の問題点・改善点などを、現場オペレーターと一体となって議論し、ひとつずつ解決していった。

研究開発

研究開発には、汎用装置だけでは対応できず、“特殊な”用途限定の装置が必要となる。各研究者は、毎年必要な装置を起案でき、必要に応じては数億円規模の装置購入も可能。

製造技術 35歳

客先と次世代トランスミッション用高強度鋼を共同開発する際、数々の問題を解決しながら、実用化を達成。今では、開発鋼の売上げが、毎月4000万円となっており、今後も増大していく傾向にあること。

技術スタッフ

連続鋳造機内における鋳片凝固プロフィールを詳細に調査することを通じ、製造技術制御レベルアップを図るべく、5000万円投じて連続鋳造機追加・改善を行い、過去不明であった凝固現象解明を達成した。

研究開発 41歳

自動車の燃料給油管のSUS化を担当。SUS化に適した造管方法やその加工方法を他部署の人の協力を得ながら開発し、国内だけでなく海外でも当社材が採用された。また、世界各国で特許権を取得した。

製造技術 39歳

10,000トン/月の製品について、製造ミルをよりお客様に近い位置にある製造ミルへ移管するスキーム。製造ミルが変更しても品質レベルに変化がないことを証明するためのトライアル材製造、評価を行った。

研究開発

現場で長年問題となっていた原因不明の不具合に関し、分析・研究を行ってその原因とメカニズムを解明。その対策の研究・開発を行って実機への適用を果たした。

製造技術 28歳

圧延ラインの操業・品質管理を担当。新素材の製造技術開発として、品質ニーズを満足すると共に量産安定供給のための圧延製造技術確立を実施。

研究開発 39歳

新チタン溶解プロセスの研究開発に入社2年目より携わった。研究の小型炉でプロセスの起案から開発、大型化の検証をおこなった後、その製造プロセスを大型化し、工場を導入した。

研究開発 42歳

実ライン製造で焼入れ鋼を製造するという、それまでタブーとされてきたことを成し遂げた。ハードルが高く、時間がかかったものの、世界初の特性鋼の製造を可能とした。

研究開発 39歳

製品の材質評価を理論に基づき定量的に証明するための、実験データの取得とデーター解析。

生産管理

技術者として仕事をしていた期間、新規技術開発に対して、約1億円の設備投資費用、試験費用として活用した。

営業 24歳

インドにおいて客先の「より安定した加工性」というニーズを受け、当社技術・工場・商社を巻き込み客先の悩みに対し現在当社が持っている技術をもって解決できる問題であるのかを議論しました。

研究開発 34歳

新しく開発した技術により、顧客が従来使用していた他社の鉄鋼材料に対して、当社の提案する鉄鋼材料の優位性を示し、新規参入を達成した。

研究開発 30歳

ハイブリット自動車用電池缶の成形技術開発。従来の電池缶は樹脂材でしたが、本開発により鉄材が採用されました。

研究開発 31歳

毎月の生産量が1万トンを越える製品の特性向上を担当。汎用製品であるがゆえに要求される特性が多様で悩むことが多かったが、たくさんの人々の協力により研究開発を進められた。

研究開発 34歳

効果の高い開発において2年間実務の全権を任される。小規模な実験から量産工程を用いた大規模実験まで、費用にして3億円程度の開発予算を運用した。

製造技術

品質向上・能力向上・省エネ等多岐にわたる改善を一手に任される。

研究開発 33歳

新卒で工場に配置され、3年間担当した設備のトラブル改善に努めた。三現主義に徹し、現場の先頭に立って、改善手法を導いた結果、設備の生産性を大幅に向上させることができ、年間2.5億円の効果を得ました。

営業 30歳

自動車部品の販売・価格交渉を担当。直近ではスクラップ等の高騰を受け、値上げ交渉が最大の課題となっております。

生産管理 33歳

圧延工場で使用する溶解手配をオーダーと需要家別に今後の受注見込みや材種毎の工場内の製造状況、L/T等を分析、確認して、毎月500t(約10億円)を自分1人に任されている。

製造技術 47歳

新しい高炉を建設するに当り、主に建築工事を担当した。鋳床建家や高炉センターなどについて操業部門、設備設計部門が一体となって21世紀に通用する設備として企画しこれを建設した。

熱延工程操業技術 29歳

解析データを基に新鋼種製造に向け、必要な冷却能の算出や新設備を活用した制御方式の考案を担当した。

製造技術 40歳

メッキラインの受注後に海外メーカーを含む各設備の製造メーカーより数億円規模の設備を購入する業務に携わった。

製造技術 44歳

製造所の保全統括は約5年間担当。発生する故障に対して再発防止を図ると共に、その予算立案を実施。費用にして毎期10億円程度の予算を設定した。

人事 28歳

オランダに工場を増設することが決定。プロジェクトチームの一員として計14億円の投資案件に関わった。

営業 33歳

ユーザーでのシェア見直しに際し、当社のコストダウン案件や部品の軽量化案件への評価を得るためのプロジェクトチームで製販一体となった拡販活動を行い、成果が評価されシェアが倍増した。

製造技術 49歳

ステンレス薄板の焼純酸洗ラインについて、30億円の投資を行い焼純炉の改造実施。能力アップと省エネを織り込み大きなメリットを見込む。

営業

海外の顧客へのSPOT販売を担当。その中で、SPOT契約の顧客を5年間の長期契約に替え、販売量/販売価格の安定化を寄与することが出来た。

営業 39歳

アジア向けを中心とした造船、圧力容器、建材などの用途の厚板・条鋼の販売を担当。輸出向けはロットも大きいのが通常だが、特に造船向けは一契約あたりの販売量が大きく、わずかな条件の違いが金額にも大きく跳ね返ってくる。

資材購買 38歳

1案件100億円規模の大型設備建設の購買契約を担当。大型設備の契約は、会社の生産計画、収益へ与える影響が大きく、決められた期間内に多岐にわたる交渉を行なう必要がある。

生産管理 27歳

製鉄所の一つの品種の生産管理を担当し、毎月約100億円の売上げがある工場を3人でまわしていた。かなりの裁量を与えられ、自分のがんばり次第で生産性はかなり違ってきて、収益にも直結していた。

営業 37歳

担当需要家の中での最重要顧客については、建築・橋梁厚板・形鋼(900~1000t/月)の販売をしている。

企画 30歳

IRを担当し、株主・投資家に対してより的確・タイムリーな情報を提供することにより、当社の時価総額が上昇。結果として企業価値が数百億円向上することとなった。

製造技術 37歳

製鉄所で使用する膨大な電力の価格は、毎年の電力会社との交渉によって決まるが、製鉄所のエネルギー担当として、交渉の土台となるエネルギー収支の試算、交渉ストーリーの作成、電力会社との直接交渉に携わった。

製造技術 39歳

新規設備の建設で建設費100億円の設備の操業および設備仕様の検討を任されたこと。

財務 30歳

当社の資金予算を銀行に説明し、借入の金利・期間等の条件を先方担当者と交渉し、契約書調印を行った。

生産管理 36歳

24時間稼動している工場の操業管理を5年間担当。日々の生産管理や操業方針の指示、原価管理など、工場全般に関わる業務を実施。毎月管理する原価の総額は100億円以上であった。

研究開発

1000億円規模の投資で社運をかけた新工場の熱処理プロセス最適化を担当。数値解析による精緻な検討を重ね、新工場の垂直立ち上げに貢献。開発プロセスで初めて特許も出願。

原料購買

製鉄所で使用する鉄鉱石・石炭を輸送する船の配船管理を行っており、又、一部のスポット契約締結も担当。原料関連市況の高騰影響もあり、年間の輸送総額は1000億円近い。

財務 29歳

年間資金調達額は、1兆円を超える。常に変化する金融マーケットと社内の事業環境の変化を両睨みし、最適なファイナンス手段を計画・実行・管理する業務を行った。心地よい緊張感を抱きながら業務を全うした当時が私の会社生活の原点である。

研究開発 39歳

入社2年目から始めた研究が5年後にはめでたく新製品化。現在も看板製品の一つとして順調に売り上げを伸ばしています。累計はざっと2000億円以上。