鉄鋼業界の将来性

世界の鉄鋼需要は
これからも伸びていきます。

世界鉄鋼協会(以下worldsteel)によれば、2021年の世界の鉄鋼需要量は18.7億トン、2022年は19.2億トンと予測されており、長期的に見ても世界の鉄鋼需要は拡大傾向が続きます。(世界の人口増加予想や経済成長予測等を踏まえると、粗鋼生産が2019年の18.7億トンから、2050年に約27億トン、2100年に約38億トンに増加するとの試算もあります。)

世界鉄鋼需要量の推移

単位:億トン
図:世界鉄鋼需要量の推移をグラフで表した図です。実績として、2005年10.5億トン、2015年15億トン、2018年17.1億トン、2019年17.7億トンと増加。新型コロナウィルスの感染拡大の影響による減少を反映。2020年16.5億トン、2021年17.2億トンの見通しです。
出所:worldsteel(世界鉄鋼協会)
(注)最終鋼材ベース

技術力で勝負。

日本の鉄鋼業界の最大の武器。それは、長年にわたって培われた高度な技術力。海外の鉄鋼メーカーでは生産が難しい「高級鋼材」を、日本の鉄鋼業は得意としています。自動車向けの鋼板、石油や天然ガスの採掘用のパイプや輸送に用いられるパイプラインなど、高度な技術を要求される鋼材については、日本の鉄鋼メーカーの独壇場。今後も持ち前の技術力にさらに磨きをかけて、新たなマーケットを開拓していきます。
画像:グラフィックデザインで、赤のラインで車と煙突、パイプ、タンクがある工場が描かれている。

生産量、世界第三位。

日本の鉄鋼業界は、おそらくみなさんが考えているよりも、遥かにスケールの大きなビジネスを繰り広げています。2020年の日本の粗鋼生産量は、8,319万トンで世界第三位。(ちなみに第一位は中国、第二位はインド/worldsteel調べ)。鉄鋼業は世界のマーケットから認められている代表的な日本のビジネスで、自動車業界やエレクトロニクス産業と並び、グローバル経済にインパクトを与える重要な存在なのです。
画像:灰色の丸背景、1位ChinaとChinaの国旗。2位IndiaとIndiaの国旗、そして3位がJapan、Japanの国旗が描かれている。

世界各国へ輸出。

鉄鋼業は、事業のフィールドも極めてグローバル。国内で生産される鉄鋼は各国へ輸出しています。特に近年は、経済発展著しいアジア地域への輸出が増加。「鉄」というのは、ビルや鉄道・橋梁など、社会インフラには欠かせない材料なのです。また、高級鋼材需要にも応えるべく、グローバルな生産、供給体制を構築しています。世界の成長を日本の鉄鋼業がしっかりと支えているのです。

全鉄鋼向先別輸出比率(2020年)

図:全鉄鋼向先別輸出比率(2019年)が円グラフで描かれています。33.8%でASEAN10カ国、その次に16.0%の韓国Korea、15.2%の中国China、6.7%の台湾Taiwan、4.5%のメキシコMexico、3.8%のアメリカUSA、20.2%その他。