【SPIのWebテスト】どんな問題が出る？例題・受検前にできることを紹介

就活の選考初期の段階で実施されることが多い、Webテスト。今回は代表的なWebテストのSPIの受検方法や出題される問題の傾向、受検前にできる準備などを紹介します。

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「言語・非言語Webテスト」を受検する

Webテストとは

Webテストとは、インターンシップや新卒採用の選考時に行う適性検査を、インターネット利用環境がある場所でパソコンを使って受検する方法を指します。SPIでは、「Webテスティング」と呼ばれます。

いつ、どこで受ける？

SPIのWebテスト受検は、企業の指定する期間内であれば、自分の都合の良い日時、場所で受検することができます。応募先企業の指定する受検期間を過ぎてしまった場合は、原則として選考対象外となります。

自宅や学校など、インターネット利用環境があればどこでも受検することができます。

使う端末は何がよい？

受検に使う端末は、パソコンがよいでしょう。マウスでの操作に慣れている人は、マウスもあった方が回答しやすいです。SPIはスマートフォンからは受検することができず、タブレット端末からの受検は推奨されていません。
OSやブラウザなど、パソコンの動作環境が整っていないと、受検に支障が出る場合もあります。推奨されている動作環境か事前に確認しておくと安心です。

Webテスト受検の流れ

SPIのWebテスト受検は以下のような流れになります。

1. 企業から受検案内メールを受け取る

応募先企業からの受検案内メールを受け取ったら、メールに記載されているURLにアクセスし、同メールに記載されているIDとメールアドレスを入力して、ログインします。

2. Web上で能力検査、性格検査を受検する

自宅や学校などのインターネット利用環境のある場所で、パソコンを使って受検します。結果は受検が完了した時点で企業に送られます。

WebテストはSPI以外にどんな種類がある？

現在、就活で利用されているWebテストはSPI以外にも、以下のようなものがあります。

●玉手箱Ⅰ、玉手箱

日本エス・エイチ・エルが開発・提供している適性検査で、初期選考で活用される目的で開発された「玉手箱Ⅰ」と「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測る「玉手箱Ⅲ」があります。

●TG-WEB

ヒューマネージが開発・提供している適性検査です。性格検査のほか、能力検査では業務で成果を上げるために必要とされる判断推理力（言語・数理）が主に問われます。

●WebGAB

日本エス・エイチ・エルが開発・提供している検査で、新卒総合職の採用を目的にしたものです。

●WebCAB

日本エス・エイチ・エルが開発・提供している検査で、コンピュータ職としての適性診断を目的にしたものです。

SPIのWebテストでは、どんな問題が出る？

ここでは、SPIでどんな問題が出題されるのか、「能力検査」「性格検査」ごとに解説します。

能力検査

求める能力水準を満たしているかを知るために、「知的能力」を測る検査です。「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題があり、「言語分野」では、言葉の意味や長文読解など国語系の問題、「非言語分野」では数的な処理や論理的思考力など数学系の問題が出されます。

性格検査

性格検査では、応募者の人となりを測定しています。日ごろの行動や考え方などに関する多角的な質問から、性格特徴、どのような仕事、組織に向いていそうかなどを把握するための検査です。

SPIの出題例

では、SPIにはどのような問題が出るのでしょうか。それぞれの出題例をご紹介します。（テストセンターの問題例です）

能力検査の出題例

能力検査の「言語分野」「非言語分野」の問題例を紹介します。

言語分野

実際のパソコン画面上では以下のように表示されます。

非言語分野

性格検査の出題例

SPI性格検査の問題例を紹介します。

実際のパソコン画面上では以下のように表示されます。

SPIのWebテストを受検する前にできることは？

SPIは出題された問題を正しく理解し、処理する力を測るテストです。このため付け焼き刃で準備をしても、得点結果はさほど変わらないことが実証されています。ただし、本番で戸惑うことなく、本来の力をきちんと発揮できるように、以下のような準備をすることで受検方法や形式に慣れておくとよいでしょう。

1. パソコンでの受検に慣れておく

Webテストは自分のパソコンで受検できますが、次の画面に進むと前の画面には戻れないなど、パソコンで受検するときには独特の回答方法や形式があります。パソコン上での適性検査を体験し、慣れておくとよいでしょう。

2. 問題を解く感覚を取り戻しておく

漢字や語彙、計算問題など、問題自体は難しくなくても、あらためてテスト形式で問われると慌ててしまうことも。穴埋めや長文、数字で答えを選択するものや、チェックを入れるものなど問題も多様です。本番を迎える前に、何らかの形で疑似体験をして問題を解く感覚を取り戻しておきましょう。

3. 性格検査に回答するときは正直に

性格検査について、特に準備の必要はありません。大切なことは、回答する際は正直に自分の考えや気持ちに近いものを選ぶことです。志望企業の求める人材像に合うように取り繕って回答をしても、その後の面接で誇張や矛盾が見え隠れしてしまいます。

本来の自分と異なる回答で、無理をして入社してしまうことは双方にとってマイナス。自分の持ち味に合った仕事や企業に出会うためにも正直に回答しましょう。

SPIのWebテスト受検中に困ったときの対処法

受検中にパソコンがフリーズしてしまったのですが、どうするとよいでしょうか？

受検中にトラブルが発生してテストが中断した場合は、ヘルプデスクに問い合わせをして、再開の対応をしてもらうことが可能です。「企業別受検ID」「受検企業名」「画面に表示されたエラー番号」などの情報、どんなトラブルが起きたのか、検査のどの段階（何問目）で中断したのかを伝えて、解決のサポートをしてもらいましょう。ヘルプデスクの連絡先は、受検案内メールに記載されています。

通信環境やパソコンのトラブルは起こらないとは限りません。再受検になっても対応できるよう、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。

制限時間内に回答することができませんでした。

SPIのWebテストは、「問題ごとの制限時間」と「全体の制限時間」が設定されています。「問題ごとの制限時間」になると自動的に次の問題に進みます。時間内に解けない問題があっても、気持ちを切り替えて次の問題に集中しましょう。「全体の制限時間」内に出題される問題数は人によって異なりますので、焦ってすべて解こうとせず、解けるものを着実に回答しましょう。

受検期間を過ぎてしまいました。受検日の変更は可能でしょうか？

応募先企業の指定する受検期間が過ぎた場合、原則として選考対象外となります。受検日を締め切り直前に設定せず、予定していた日に受検できなくても対応できるよう、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。不測の事態が起きた際など、企業に個別に相談できるケースもありますが、受検期間の延長に対応するかしないかは企業の判断となります。

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