| これが私の仕事 |
相手の立場になってこそ 入社後人事部に配属され、給与関連や新卒採用を担当しました。配属当初は、映像志望なのになんで人事部やねんと。数字を扱うわ、人前に出るわで苦手三昧。予想外でした。なぜ自分がここにと思っていました(笑)。でも、予想外だからこそのめり込んでいけたような気がします。そうした意識を持たせてくれたのは、当時の人事部の皆さんです。私の社会人人生の原点となる数々の学びを授けてくださいました。現部署の脚本開発室では、脚本という観点からプロデューサーの企画をサポートさせていただいていますが、人事部時代に培った「相手の立場になって考える」というスタンスが重要な仕事だと感じています。人事部と映像企画部は一見まったく畑違いではありますが、私にとっては一貫した仕事だと思っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
裏方の仕事だからこそ 思い返せば、ずっと裏方の仕事をしてきたと思います。
人事部では、ある問い合わせにお答えした後日、「いつもありがとうございます」と書かれた付箋をいただいたことがあり、この仕事がどなたかの手助けになることがあるんだと実感しました。初心を忘れぬよう、付箋は大切にとってあります。
脚本開発室では企画開発に携わらせていただくことがありますが、残念ながら必ずしもそれが実を結ぶとは言えません。それでも、あるプロデューサーに「プロット開発していたあの日々は本当に有意義でした」というお言葉をいただいたことがありました。経験値関係なく議論に混ぜてくださったこと。大きな器で受け止めていただいたこと。感謝しかありません。あの日々は絶対に忘れられませんし、裏方であろうとも積み重ねてやっていこうと思えた出来事でした。 |
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| ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
映像の潔さと人柄に惚れてこそ なんとなくテレビをつけていて、ドラマのエンディングを見た時のこと。時代劇なのにテーマ曲はインストのラテン音楽。映像は主要キャラが一切出ず、江戸の四季を映すだけ。しかもこれをゴールデンタイムでやる潔さ。なにこれかっこいい…。そのクレジットの最後に出たのが、「松竹株式会社」の文字。松竹を初めて意識したのはこの出会いでした。
それ以後も様々な作品を観て、役者の表情、現場の空気感、セリフで語らずとも映像に滲み出る人情。どこの作品だと調べると松竹ばかり。完璧に惚れていました。その想いだけで説明会に通い、お門違いの質問にもしっかり答えてくださる社員の方々の懐の深さ。どんどん惚れていきました。思い返すだけで我ながら無謀で気持ち悪いですが、当時の自分なりの一生懸命を受け止めてくださったのが松竹だと思います。 |
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| これまでのキャリア |
2016年 人事部人事厚生室
2019年 映画企画部脚本開発室 |