これが私の仕事 |
NHKの放送を確実に視聴者に送り届ける仕事 NHKの放送は多岐に渡り、総合・Eテレ・BS・4K8K放送・ラジオ(R1・R2・FM)・国際放送に加え、最近ではNHKプラスというインターネット経由での配信や緊急ニュース同時提供も行っています。私はこれら放送の心臓部とも言われるTOC(テクニカルオペレーションセンター)というところで仕事をしています。ここでは24時間365日放送設備を運用し、番組の品質管理(実際に放送されているものに異常がないかなどのチェック)、緊急ニュースや気象の速報スーパー送出、災害や突発的な事件が起きた場合の特別番組への切替え操作などを行っています。何事もなく無事に放送を送り届けられることが一番ですが、予期せぬ出来事にも臨機応変に対応しなくてはならないため、毎日予測のつかない業務は緊張感がありやりがいも大きいです。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
命を守るNHKの災害報道を支える 2016年熊本地震の発生時、私はBS1・BSP放送の監視・送出業務を担当していました。最初の緊急地震速報が出てから終日、地震ニュースへの番組変更や、多言語放送対応等を行いました。NHKは、地震・津波・台風などの災害、人命や国民生活に重大な影響を及ぼす非常事態が起きたとき、正確で迅速な情報を放送することが使命です。その最後の砦を担っているのが私達運行技術者で、まさにこの時が自分の力の見せどころでもありました。とても張り詰めた緊張感のある空気の中、番組変更などの指示に正確に、時にはこちらからのアドバイスも加えながら最後まで対応できた時の達成感は忘れられません。NHKで働く人々が一丸となって視聴者のために取り組んでいるという一体感に胸が熱くなり、この仕事をしていて良かったと思える瞬間でした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
温かみのある社風に惹かれた 私は多種多様な人と関われるマスコミ業界を中心に就職活動をしていました。就職氷河期でとにかく焦りがあり、自分をよく見せようと面接では空回りばかりでした。その中で全く緊張せずリラックスして自分をアピールできたのがこの会社でした。何度か面接がありましたが、いわゆるマスコミ業界の体育会系のような雰囲気は全くなく、会う方々皆が穏やかで優しく包み込んでくれるような雰囲気と安心感がありました。また、私は2度の育児休職を取得しています。この会社は時短制度や子供の看護休暇など、子育て支援制度も充実しており産休育休を取得して復職された先輩方が沢山います。そしてママであっても多方面で活躍されている女性が多く、その様な面でもこの会社を選んで良かったと心から思っています。 |
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これまでのキャリア |
2010年入社 制作技術部 音声
2012年~現在 送出技術部(ラジオ・国際放送の番組制作、試写業務、番組送出・放送監視業務など担当)※内1年間NHKへ出向、2018年・2022年に育児休職を取得。 |