これが私の仕事 |
臨床心理士 ~子どもと一緒に「やった!」と感動を分かち合える仕事です~ 私は心理士として、就学相談のための心理検査を行ったり、子どもの得意を伸ばし・不得意を補う療育を行っています。療育には子どもと1対1で向き合う個別療育と、保育士などの職員と一緒に行う集団療育があります。
子どもたち、特に就学前の子どもたちは、見るもの触れるものが常に新鮮で、好奇心に満ちているので、パワフルで圧倒される毎日です。療育では、子どもたちと楽しく過ごすことはもちろんですが、時には難しい課題にチャレンジしてもらうこともあります。
そんな時、はじめはふざけたりして抵抗していた子どもたちが、こちらのちょっとした呈示方法の工夫などで「わかった!」「できるよ!」とひらめくことがあります。そんな時は、私も「よし!」となり、二人で「やった!」を共有して達成感を味わうことができます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
思いもよらない あの子からの「ぼくの先生!」 ある幼児さんの個別療育を担当することになりました。
自分なりに考え、準備万端と臨んだ初回の個別療育でしたが、こちらの用意した課題に見向きもせず、着席するのも難しい状況。
「したくない」とふざけるその子になんとか課題にのってもらおうと、好きなものを課題に取り入れたり、以前の担当職員に聞いたりして、その子のことを知る努力を少しずつ進めていきました。
毎回の療育は、こちらの見立てのテストをされるようなもので、ガッツポーズの時もあれば、反省させられることもありました。
しかし、そんな療育を1年ほど続けたある日、人の名前にあまり興味を示さないその子が、お迎えに来られた保護者に私の方を指さしながら大きな声で「ぼくの先生!」と言ってくれたことがあり、努力が報われた気がして嬉しかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
高い専門性を追求できる場 私は仕事を選ぶ際に、自分の心理士としてのスキルを向上させたいと考えていました。ほかの臨床心理士の方と同様に私も大学院に通っており、そこではいくつかの学会に所属していました。所属していたある学会で、福祉領域において精力的な活動をしていたのが玄洋会でした。
そこから恩師からの紹介もあり調べてみると、臨床心理士の先輩も多数おられ、しかも実践だけでなく学術的な活動も行っていることを知りました。心理士は職場に一人しかいないことが多く、指導を受けるには外部に指導者を求めることが多い中で、業務をわかっている先輩から直接指導を受けられることが魅力でした。そして、自分たちが実践していることを職場の中だけで完結させずに、学会の場でも発信し、広く意見を求めより良いものにしようとする姿勢が決め手となりました。 |
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これまでのキャリア |
●同法人の通所施設の指導員をしながら研究会の運営に関わる(2年)
●現在の職場に異動し心理士として活動(4年目)
・外部より委託されたSSTのクラスを担当
・学術大会の事務局及び研究発表を行う |