| 社名 | 株式会社リコー |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋二丁目5番1号 |
| ホームページ | https://jp.ricoh.com/ |
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初回掲載日:2026年6月9日
企業研究
57件の情報源AIがWeb上の情報を収集・分析しました。
複合機とソフトをつなぎ、紙の仕事をデジタルに置き換える会社。
複合機、プリンター、スキャナ、ソフト、サポートをまとめて出し、紙の書類を扱う仕事をデータ側へ寄せる会社。
今の軸は『デジタルサービスの会社』への転換。自社の機器とパートナーの製品・アプリを組み合わせて、お客さんの仕事の流れそのものを組み直す方針。
光学と画像処理の技術が土台。複合機だけでなく、工場の外観検査や、現場の写真・3Dデータの活用にも広がっている。
創業者の『人を愛し、国を愛し、勤めを愛す』を、今も仕事の原点に置いている会社。
会議室のテレビ会議やオンライン会議、机の上の電子黒板や案内用の画面など、話す・見せる・共有する場面の道具がそろう。
自社の複合機やスキャナを入口に、クラウドや他社アプリまでつないで使う形が多い。紙を読み取って終わりではなく、その後の保存・共有・自動化まで見すえる。
創業
1936年2月6日、リコーの出発点は、理化学研究所の研究成果を事業に変えるために作られた理化学工業から、感光紙の部門を切り出して理研感光紙株式会社をつくったところにあります。資本金35万円、社員33人の小さな始まりでした。コピー機の会社として始まったのではなく、まずは研究所で生まれた感光紙を市場に出すところからの出発です。その後、1955年に初の事務用複写機「Ricopy 101」を出し、日本で「make a Ricopy」という言葉が広がるほど、オフィスの複写作業そのものを変えていきました。
転換点
1977年に業界に先駆けてOAを提唱した流れの上で、リコーは1980年代半ばから大きく舵を切りました。当時の複写機市場は白黒のアナログ機が中心で、デジタル機は高すぎて大きすぎ、普通の事務室に置きにくい状態でした。そこで1987年の「IMAGIO 320」で、価格を100万円未満まで下げ、実用サイズまで小さくしてデジタル複写機を事務室に持ち込みました。さらに1996年の「imagio MF200」では、アナログからデジタルへの移行を一気に進め、日本市場ではデジタルが出荷台数でアナログを上回る流れをつくりました。ここでリコーは、機械を売る会社から、働く場の仕組みを変える会社へ軸足を移していきました。
現在
今の主力は「リコーデジタルサービス」で、複合機やプリンターの販売だけでなく、ドキュメント関連のサービス、ソフトウエア、サポートまでを含んでいます。ほかに、機器を作る「リコーデジタルプロダクツ」、印刷向けの「リコーグラフィックコミュニケーションズ」、感熱紙や産業部品を扱う「リコーインダストリアルソリューションズ」、デジタルカメラやヘルスケアなどの「その他」があります。2024年度の事業別売上では、リコーデジタルサービスが全体の76.4%を占めました。リコーは世界140万社の顧客基盤と、現場で集めた知見、自社の技術を使って、ワークプレイスのDXを進めています。
これから
2026~2030年度の中期経営戦略では、「はたらく」の変革を軸に、業務の自動化を進めるプロセスオートメーションと、働く場の体験を整えるワークプレイスエクスペリエンスに資源を寄せています。あわせて、光学・画像処理・AI・インクジェット・材料を使う新規事業を、Smart Vision、バイオメディカル、IJ電池の領域で進めています。環境面では、LC変換やペロブスカイト太陽電池など、環境負荷を下げる技術への投資も進める方針です。
OA:Office Automationの略。事務作業を機械やシステムで自動化する考え方です。リコーは1977年に業界に先駆けてOAを提唱しました。
LC変換:リニア型の「作って、使って、捨てる」流れから、資源を循環させる形に移す考え方です。
理念/ミッション
“はたらく”に寄り添い変革を起こしつづけることで、人ならではの創造力の発揮を支え、 持続可能な未来の社会をつくります。
価値観/行動指針
お客様の立場で考え、行動する/現場・現物・現実から学び改善する/誠実に、正直に、責任を持って行動する
複合機から、仕事場全体の運用まで見る
リコーは世界約200の国・地域で、複合機だけでなくアプリ、サポート、サービスを組み合わせて顧客の仕事を支えている。同じ事務機系の公式説明では、複合機やソフト、クラウド対応の機能紹介が前に出ている。リコーは機械の機能だけでなく、仕事の流れそのものを変えるところまでを事業の中心に置いている。
現場の事実から直す
リコーは価値観に『GEMBA=現場・現物・現実から学び改善する』を置き、顧客の仕事場で起きていることを起点に改善する。さらに、仕事場の知見や顧客との共創を前面に出していて、製品だけでなく運用や仕組みまで一緒に見直す動きが強い。机の上で考えるより、現場で見た事実から直すやり方がはっきりしている。
ESGを別枠にせず、経営判断の中に入れる
リコーは『事業成長、資本収益性、ESGを高次元で実現すること』を取締役会の考え方に置き、リコーウェイの実践を持続的成長と中長期の企業価値向上につなげると明記している。環境や社会への取り組みを別枠の活動として置くのではなく、経営判断の中に入れているのが特徴。
GEMBA:リコーが使う言葉で、現場・現物・現実から学び、改善するという意味です。
ESG:Environment, Social, Governance の略で、環境、社会、会社の管理のしかたをまとめて考える言葉です。
メーカー業界は、原材料から最終製品まで「もの」を企画・製造し、世の中に送り出すことで人々の生活や社会の基盤を支える業界です。製品が消費者の手に届くまでの全工程を担うこともあれば、特定の部品や素材に特化して、他のメーカーを支えることもあります。私たちの身の回りにあるあらゆる製品の誕生に深く関わり、日々の暮らしを豊かにする価値を提供しています。
業界でやっていること
メーカー業界では、まず『商品企画』が市場のニーズやトレンドを捉えて新製品のアイデアを生み出します。次に『研究開発』がそのアイデアを実現するための技術や素材を開発し、『生産管理』が効率的な製造ラインを構築。そして『資材調達』が国内外から必要な原材料や部品を確保し、工場で製品が形になります。完成した製品は『品質管理』によって厳しくチェックされ、『営業』が顧客に提案・販売することで、私たちの手元に届けられます。企画から販売まで、各職種が連携して「ものづくり」を推進するバリューチェーンが特徴です。
この業界を見るポイント
メーカー業界の企業を見る際は、「誰に何を売っているか」という視点が重要です。例えば、一般消費者向けの製品(BtoC)を扱うメーカーは、スーパーや家電量販店で目にする機会が多く、流行やブランド戦略が仕事の面白さにつながります。一方、企業向けの部品や素材(BtoB)を扱うメーカーは、普段は目に触れないところで、自動車やスマートフォンといった最終製品を支えています。どちらのビジネスモデルに魅力を感じるかで、企業選びの方向性が見えてくるでしょう。
知っておくとよい基礎知識
メーカー業界では、国内の人口減少や国際競争の激化に対応するため、製品の「高付加価値化」と「グローバル展開」が加速しています。単に安く大量に作るだけでなく、環境に配慮した素材を使ったり、AIを活用して生産効率を上げたりと、より質の高いものづくりを目指しています。また、海外市場での成長を取り込むため、現地のニーズに合わせた製品開発や、海外企業の買収なども積極的に行われています。
リコーは、複合機やプリンターを入口にして、保守や業務支援、ITサービスまでつなげる会社として見るとわかりやすいです。比べるときの軸は「何台売るか」より「使い続けてもらって毎年いくら入るか」です。業界内では、機械メーカーから職場まわりのサービス会社へ寄せている立ち位置です。
市場規模
JBMIAの予測では、複写機・複合機の世界出荷金額は2024年の9,097億円から2025年は8,556億円、2026年は8,432億円へ少し縮む見通しです。日本国内の2025年の数量は約44.5万台で、ほぼ横ばいです。つまり、この業界は「台数を一気に増やす市場」ではなく、保守、管理、セキュリティ、業務支援で長く稼ぐ形に変わっています。リコー自身も、印刷需要は縮みつつある一方で、働き方の変化に合わせたデジタルサービス需要が増えていると説明しています。
複合機を売って終わりではなく、契約収入を積み上げる仕事に関われます。リコーはOffice Servicesの recurring revenue を2024年度に3,975億円まで伸ばし、1,400万規模の顧客基盤の中で導入率も高めています。
機械だけでなく、業務の自動化や職場の使い方まで一緒に考える仕事になりやすいです。リコーはProcess Automation、Workplace Experience、IT Servicesの3分野を軸にしています。
自社製品だけで完結せず、外部のソフトやサービスも組み合わせて提案する前提が強いです。だから、モノを売る力だけでなく、現場の困りごとを聞いて組み立て直す力も身につきます。
ハードの共通化でコストを下げつつ、ソフトや画面の作りで差をつけるやり方を見られます。ETRIAのような仕組みは、機械メーカーの競争がどう変わっているかを知るうえでわかりやすいです。
紙を使う量が減ると、複合機やプリンターの売上は伸びにくくなります。業界全体で、機械を増やすより、使ってもらっている間にどう稼ぐかが重要になっています。
オフィス回帰が進んでも地域差が大きく、需要は安定しません。JBMIAの予測でも、海外の複写機・複合機市場は中国や欧米の弱さが重しになっています。
値上げしにくい一方で、部材費、物流費、為替、関税の影響は受けやすいです。機械を海外に広く売る業界ほど、コストのぶれが利益に直結しやすくなります。
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
「新卒で研究テーマに入り、いまはインクジェットで電池を印刷する開発をしています。実験で出たサンプルを分析して、チームで次の一手を決める毎日です。4年目からは印刷プロセスの主担当になり、責任は増えましたが、お客さまに『ぜひ使いたい』と言ってもらえたときは本当にうれしかった。机の上だけで完結する仕事より、実験を回しながら手で確かめていく仕事が好きな人に合うと思います。」
2020年入社
「新製品を『どこで・どんな製品を・いくらで・どう売るか』まで考え、海外の販売会社と設計・開発の間をつなぐ仕事です。2年目から重要会議に出て部署代表として答える場面が多く、最初は緊張しますが、そのぶん経験値が上がるのを感じます。英語で会議をしたり、アメリカ出張で現地の社員やディーラーとやり取りしたりするので、知らない場所でもまず飛び込んでいける人に向いていると思います。」
2022年入社
「プリンター設計や3Dプリンター研究を続けたあと、入社10年を過ぎたころに社内公募でプロセスDXへ移りました。AIを使って経理の問い合わせ対応を見直し、年間で約9,500時間を生み出せたのは大きな手応えでした。『商品を作ってお客さまに届けるまで』を一通り経験したうえで、次は仕事の流れそのものを変えたい人に合う会社だと思います。」
2010年入社
DX:デジタル技術を使って、仕事のやり方や業務の流れを変えることです。
社内公募:社内で別の仕事や新しい役割に、自分で手を挙げて応募する仕組みです。
RGC 商用印刷事業本部 エンジン開発センター 第一エンジン開発室 開発二G
設計開発
印刷機の中身を、構想から量産まで一気に担う
レーザー書込部分の設計と評価:印刷会社で使うプロダクションプリンターのレーザー書込部分について、設計から評価、解析までを担当する。社内で実機を使って評価し、出た結果を見ながら次の方針を決める。
試作と周辺レビュー:担当部分の検討を進める前に、評価の見方や手順を固め、周囲へのレビューを重ねる。必要に応じて試作や治具の準備も行い、設計の前提をそろえる。
生産設備更新や現場トラブルの相談:製品だけでなく、生産設備の更新相談や、お客さま先でのトラブル解決の協力にも関わる。開発したものが現場でどう使われるかを確認しながら進める。
グループ定例会議のあとに実機評価を行い、評価結果の解析と資料作成までまとめる。
構想・試作・量産・不良対応のどこまでを自分が持つかを、レビューの場でそろえる。
担当した部分の評価や解析を自分で持てるぶん、判断がそのまま結果に出る。いっぽうで、評価で予想外の結果が出たときは、目的に立ち返って方針を決め直さないとぶれる。構想から量産、不良対応まで一連を見られるので、社内の検討だけで終わらず、実際に使われる現場までつながっている実感が持ちやすい。
プロダクションプリンター:印刷会社のように、たくさん印刷する現場で使う業務用の高性能プリンター。
新機種立ち上げ:新しい製品を市場に出す前に、販売計画や関係者調整をそろえる準備。
2026年8月27日更新
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