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初回掲載日:2026年6月9日

企業研究

52件の情報源

AIがWeb上の情報を収集・分析しました。

企業の特徴

ナイロン樹脂や電池材料、医薬まで手がける、化学を中核にものづくりを広げる会社。

  • 化学が中心で、ナイロン樹脂、電池材料、医薬原料までそろえる会社。完成品の外側ではなく、車や電池や薬の中身を作る側にいる。

  • 車の部品、スマホや半導体まわり、塗料、接着剤のような場面で使われる材料が多い。日用品そのものより、工場の中で効く素材に強い。

  • 出発点は山口県宇部の炭鉱で、石炭だけでなく石灰石や廃土も使ってセメントと化学に広げた歴史がある。地域の資源を工業の材料に変える発想が、今の土台。

  • 2022年に宇部興産からUBEへ社名を変え、今はスペシャリティ化学を中核に置く。たくさん作るより、使う場面を絞った高機能材料に軸足を移している。

  • UBEマシナリーでは、ダイカストマシン、押出プレス、射出成形機などを扱う。材料を作るだけでなく、金属や樹脂を部品にする機械まで持っている。

  • 宇部、千葉、堺に加え、スペインやタイ、中国やアメリカにも拠点がある。日本の工場だけで閉じず、世界の顧客に材料と機械を出す形を取っている。

用語ミニ辞典

  • スペシャリティ化学:用途をしぼって、特定の性能を出す化学材料のこと。たくさん作るより、使う場面に合う機能を出す材料が中心。

  • ダイカスト:溶けた金属を金型に高い力で流し込み、形を作る方法。自動車部品などの大量生産で使われる。

理念・大事にしていること

  • 理念/ミッション

    希望ある化学で、難題を打ち破る。

  • 価値観/行動指針

    技術の探求と革新の心で、未来につながる価値を創出し、社会の発展に貢献します。

ココが違う

  • 化学だけでなく、機械が利益の柱にある

    UBEは化学製品と機械を同じグループで持ち、2024年度の営業利益では機械が36%を占めています。材料をつくる仕事に加えて、成形機や産業機械を扱う仕事もあるので、仕事の入口が材料設計と装置の両方に広がります。同じ化学業界の他社は材料やソリューション中心の事業区分が多く、ここが見え方の違いです。

  • 用途がはっきりした高機能材料を深く育てる

    製品一覧には、ポリイミド、分離膜、セパレータ、セラミックス、DMC、ナイロン、エラストマー、医薬などが並びます。3分で分かるUBEでは、ポリイミドフィルムの世界シェアNo.1、DMCの国内唯一、電動車向けセラミックスなどが前面に出ていて、広く薄くではなく、用途が決まった材料で強みを作る構造です。

  • 環境負荷を減らす作り方を、最初から条件にしている

    パーパスには『社会が求める安全で環境負荷を極限まで低減した方法で創り出し』とあり、長期ビジョンでは『地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学企業』を掲げています。2024年度の環境貢献型製品・技術の連結売上高比は45%で、環境対応が別枠ではなく、売る製品の中身に入っています。

用語ミニ辞典

  • 行動規範:業務をする全ての人の判断の拠り所で、取るべき行動の基準になるものです。UBEでは2025年に『UBEグループ行動規範』へ刷新されています。

主力事業/サービス

  • 化学自動車やスマホ、医薬、エネルギー設備に入る材料を作る仕事です。たとえば、ナイロン樹脂、ポリイミド、電池材料、高純度薬液などがあり、用途の欄にも自動車、IT・電子、医薬、エネルギー・環境、航空・宇宙、生活用品が並びます。液晶ディスプレイ向けのポリイミドフィルムは世界シェアNo.1で、細かい材料で勝負する会社だとわかります。
  • 機械工場で使う大型の成形機や産業機械を作り、販売し、サービスやメンテナンスまで手がける仕事です。ダイカストマシン、射出成形機、押出プレスのほか、粉砕機や除塵機、化学機器などがあり、自動車部品づくりや電力・セメント・製鉄の現場で使われます。材料を作る化学事業とは違い、ものづくりの現場で形を作る機械を届けるのがこの事業です。

業界マップ

UBEは、化学の会社の中でも「大量に売る素材」より「用途が限られていても高機能で替えがききにくい材料」を育てる会社です。化学だけでなく機械も持つので、同業と比べる軸は「どれだけ広く作るか」より「どの材料で世界のニッチを押さえているか」になります。

  • 市場規模

    日本の化学工業は売上42.5兆円、企業数5,568社の大きな産業です。規模は大きいですが会社数も多いので、同じ化学でも「量を売る基礎化学」と「少量でも高く売れる高機能材料」で勝ち方が分かれます。経産省は、アジア需要の変化で国内のエチレン供給が過剰になっていること、原料をどう多様化するか、製造工程をどう変えるか、エネルギー制約にどう向き合うかを課題に挙げています。

  • 業界内ポジション

    UBEの売上は約4,868億円で、三菱ケミカルグループや住友化学のような超大型の総合化学より小さいです。代わりに、ポリイミドでは自社原料BPDAからワニス・フィルム・パウダーまで一貫生産し、COF用途のポリイミドフィルムは世界シェアNo.1です。さらに、ポリイミド、分離膜、セラミックス、C1ケミカルなどの新設備を動かしながら、2030年度に売上5,500億円、営業利益600億円をめざしており、広く薄くではなく、少数の高機能分野を深く育てる会社だと見ると違いがつかみやすいです。

同じ業界の企業

  • UBE株式会社化学と機械の2事業を持つ。化学は基礎から高機能まで広いが、稼ぎの軸はポリイミドや分離膜などの高機能材料に寄っている。売上は約4,868億円で、海外売上比率は54%です。
  • 三菱ケミカルグループ株式会社売上は3兆7,040億円。スペシャリティマテリアルズ、MMA&デリバティブズ、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ、産業ガスに分かれ、化学の川上から川下までを大きく持つ。UBEよりかなり広いポートフォリオで、規模を使って複数事業を同時に回す会社です。
  • 住友化学株式会社売上は2兆3,285億円。アグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、アドバンストメディカル、エッセンシャル&グリーンマテリアルズという切り方で、農業・電子材料・医療・素材をまたぐ。化学を生活や産業のソリューションに広くつなぐ会社です。
  • 株式会社レゾナック・ホールディングス売上は1兆3,471億円。半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカルという分け方で、材料を電子部品や車に入れる前提で作る会社です。UBEより電子材料寄りで、完成品の性能を左右する材料に強いのが見え方の違いです。
  • 東ソー株式会社売上は1兆199億円。基礎素材と付加価値素材を両輪にし、バイオサイエンスや水処理エンジニアリングも持つ。基礎化学の稼ぎで先端事業を育てる形で、UBEより基礎素材の比重が見えやすい会社です。

なぜこの会社か

  • ポリイミドは、自社原料BPDAからワニス・フィルム・パウダーまで一気通貫で見られます。材料の設計と生産を近い場所で回せるので、技術職の仕事が「どう作るか」まで具体的に想像しやすいです。

  • COF用途のポリイミドフィルムは世界シェアNo.1です。スマホやディスプレイの裏側で使われる材料を扱うので、完成品の見た目ではなく、中身の性能を支える仕事に触れやすいです。

  • 海外売上比率は54%です。最初から海外案件を前提に考える場面が多く、国内市場だけを相手にしない働き方をイメージしやすい会社です。

  • 2030年度に向けて、ポリイミド、分離膜、セラミックス、C1ケミカルなどに設備投資を進めています。会社がどこを伸ばしたいかが比較的はっきり見えるので、将来の投資テーマを追いながら会社研究しやすいです。

業界の課題・リスク

  • 汎用品の分野は、アジア需要の変化や在庫調整で供給過剰になりやすいです。化学は「作れる量」が大きいぶん、景気や需要の動きがそのまま市況に出やすい業界です。

  • 原料やエネルギーを多く使うので、価格と供給のぶれを受けやすいです。化学は電力や燃料の影響を受けやすく、コストの上がり方が読みにくい業界です。

  • 脱炭素対応では、製造工程の転換や設備更新が必要になりやすいです。環境対応を進めるほど投資負担が大きくなりやすいのが、化学産業の難しさです。

用語ミニ辞典

  • BPDA:UBEのポリイミド事業で使う原料名です。原料から最終製品までをつなげて見ると、UBEの強みがわかりやすくなります。

  • COF:Chip On Filmの略です。チップをフィルムに載せてつなぐ方式で、ディスプレイやスマホの中で使われます。

成長・キャリアパス

  • 1年目まずは工場や研究所の現場を覚える時期です。製造なら三交替勤務に入って設備や品質の動きを体で覚え、生産技術なら会議で分からないことを上司に聞きながら工場へ足を運びます。営業でも、先に工場研修に入って、ものづくりの大変さや品質・コストの見方を覚えます。関わる相手は上司、現場の先輩、工事担当、工場の人たちです。
  • 3年目3年目になると、現場で見たことを数字や仕組みに置き換える仕事が増えます。本社で管理会計を担当して営業利益や計画との差を見たり、出向先で品質保証の立ち上げを任されたり、研究では改善点をレポートにして新しいテーマを取りにいったりします。相手は上司だけでなく、工場、他部署、グループ会社、時には海外の担当者まで広がります。
  • 5年目5年目は、自分の担当を持って前に出る時期です。営業なら市場情報を集めて提案と戦略を考え、事前準備を詰めて商談に入ります。研究なら特許や量産化を意識して実験を続け、品質管理なら検査方法を見直して、誰がやっても同じ結果になる形を作ります。上司の指示を待つより、自分で準備して動く人が強い仕事です。
  • 10年目10年目になると、一人で回す仕事から、チームをまとめる仕事へ移ります。研究ではグループリーダーとして新しい事業テーマや研究テーマを立て、品質保証では後輩を教えながら工場・営業・お客様をつなぐ役割が大きくなります。営業でも市場の変化を見ながら戦略を組み、海外や工場の担当者と一緒に動きます。相手は部下、後輩、他部署、工場、顧客、海外の担当者です。

※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。

先輩の声

  • 「最初は工場で製造研修を受けて、モノづくりの大変さと品質・コストの見方を体で覚えました。その後は本社で管理会計を担当し、営業利益や計画との差を見て改善の示唆を出す仕事へ。5年目には営業で『準備がすべて』だと痛感し、9年目にはセラミックス営業として市場を見ながら戦略を立てる側になりました。現場と数字の両方を見たい人、相手としっかり詰めて動くのが苦じゃない人に向いていると思います。」

    2012年入社

  • 「入社1年目は化成品の製造部門で三交替勤務を経験し、設備改善では現場の人とテストをしながら、申請や工事の立ち会いまでやりました。3年目には宇部マクセルに出向して品質保証の立ち上げを担当し、文化の違う相手とルールを作る難しさを味わいました。6年目以降は検査方法の改善や仕組みづくりへ広がり、今は全製品の品質を守る仕事へ。工場の人と細かく話し込み、地道に直すのが好きな人に合う仕事です。」

    2013年入社

  • 「入社5年目でフレキシブル回路基板向けの材料開発と量産化の検討に関わり、うまくいかない中でも『失敗を糧に』進めました。9年目で営業部門に移り、お客さまとの会話は一度きりだからこそ、研究とは違う準備と相手目線を学びました。19年目以降はグループリーダーとして、新しい事業テーマを立て、チームをまとめる立場に。研究だけで終わらず、事業づくりまで見たい人に向いています。」

    2003年入社

用語ミニ辞典

  • 管理会計:事業の数字を集めて、計画との差を見ながら、どこを直すか考える仕事です。

  • 品質保証:製品が出荷される前後に品質を確かめて、お客様に届くまでの責任を持つ仕事です。

  • グループリーダー:研究や開発のチームをまとめ、テーマの進め方や成果の責任を持つ役割です。

最近のニュース・トピック

  • インドで進めるクリーンアンモニア利活用の計画が、水素社会推進法に基づく「価格差支援制度」の認定を取得。IHIなど6社とUBEの7社で進める計画。

    2026年06月30日

  • 高純度窒化珪素粉末の価格改定を決定。改定幅は現行価格比で+30%。

    2026年06月09日

  • 宇部マクセルが、車載用リチウムイオン電池向けセパレータ原膜製造設備の新設を決定。製造能力は現行比で約50%増の計画。

    2026年06月03日

  • ゼウレカとUBEのがん領域における低分子創薬の共同研究で、リード認定マイルストーンを達成。

    2026年05月21日

  • 2026年度の入社式挨拶(要旨)を公開し、73名の新入社員を迎えたと発表。

    2026年04月01日

  • 食品接触用途に使えるマテリアルリサイクルPE/PA材料を開発。EU規則への適合を確認。

    2026年03月30日

  • 杏林製薬と、UBEが創製した新規治療薬候補化合物のライセンス契約を締結。

    2026年03月23日

2026年8月13日更新

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企業概要
社名UBE株式会社
本社所在地東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館
ホームページhttps://www.ube.com/ube/