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初回掲載日:2026年6月9日

企業研究

41件の情報源

AIがWeb上の情報を収集・分析しました。

企業の特徴

炭鉱の町・宇部で始まり、今は液晶・電池向け材料を軸に機械や医薬も持つ化学中心メーカー。[1][2][3]

  • 化学を中心に、樹脂・機能材料・医薬・機械まで持つメーカー。液晶や電池の材料から、成形機や産業機械まで手がける。[1][3]

  • 売上は樹脂・化成品が53%、営業利益は機能品が53%。日用品に近い材料と、高機能材料を組み合わせて稼ぐ形になっている。[1]

  • ポリイミドフィルム、分離膜、窒化珪素セラミックス、DMCなど、液晶ディスプレイ、電池、半導体の周辺材料で存在感がある。[1][3]

  • 1897年の沖ノ山炭鉱から始まり、炭鉱の廃土を使ったセメントや、石炭を原料にした化学へ広げた会社。[1][2]

  • 2022年にUBEへ社名を変え、化学を軸にしながら機械を残し、セメントはUBE三菱セメントとして切り分けた。[2][4]

  • 海外売上比率は52%。スペイン、タイ、中国、アメリカに拠点を置き、材料を世界向けに作って売る。[1]

理念・大事にしていること

  • 理念/ミッション

    希望ある化学で、難題を打ち破る。[5]

  • 価値観/行動指針

    4つの価値は、『倫理』『安全と安心』『品質』『人』です。[5][6]

ココが違う

  • 材料だけでなく、成形機まで持つ

    UBEグループは『化学』『機械』の2事業を展開し、化学ではナイロン樹脂や電池材料、機械では射出成形機やダイカストマシンを扱う。材料を作る会社で終わらず、実際にものを形にする装置まで持っているので、仕事は素材開発と生産設備の両方にまたがる。[7][8][9]

  • ディスプレイ向けの材料で目立つ

    ホームページでは、ポリイミドフィルムが液晶ディスプレイ向けの回路接続に使う用途で世界シェアNo.1と紹介されている。電池材料や分離膜も並んでおり、汎用品を広く売るより、性能要求が厳しい用途で使われる材料に強い。[7][10][11]

  • 使われ先が生活から最先端産業まで広い

    製品の使われ先として、自動車、IT/電子、医薬、エネルギー/環境、農業・水産、航空宇宙、暮らし向けが並んでいる。1つの素材を、日用品の近くから先端産業まで広く届ける構えがあるので、事業の見え方が『工場向けの化学会社』より広い。[8]

主力事業/サービス

  • 機能品電子機器や車、環境設備の中で使われる高機能素材をつくる事業。ポリイミド、分離膜、窒化珪素のセラミックス、セパレータ、半導体ガスなどがあり、液晶ディスプレーや電気自動車、半導体の現場で使われます。熱や薬品に強い材料を、使う場面ごとに細かく作り分けているのが特徴です。[1][12]
  • 高機能ウレタンウレタンを使って、塗る・貼る・部材にする材料をつくる事業。ウレタンシステムズや高機能コーティングは、自動車、産業機械、スポーツ用品、接着剤、塗料などで使われます。見た目を整えるだけでなく、やわらかさや耐久性を足す材料を出しているのがこの事業の持ち味です。[1][13][14]
  • 医薬薬の元になる成分を見つける研究と、その成分を作る仕事。創薬と原薬製造を手がけ、製薬会社と組んで薬を世に出す役割も担います。化学の会社の中でも、人の体に入るものを扱うので、薬づくりに近いところまで関わるのが特徴です。[1][12]
  • 樹脂・化成品プラスチックの元や工業用の化学品をつくる事業。ナイロン樹脂、エラストマー、カプロラクタム、工業薬品、ポリエチレン、肥料などがあり、自動車部品や包装材、家庭用品の材料まで広く使われます。製品の種類が多く、生活の裏側から工場の材料までをまとめて支えるのが特徴です。[1][12]
  • 機械樹脂などを形にする成形機と、工場で使う産業機械をつくる事業。プラスチック部品を作る現場や、工場の生産ラインで使われます。材料を作るだけでなく、それを加工する装置まで持っているのがこの会社らしさです。[1]
  • その他電力の供給や販社機能をまとめた事業。工場を動かす電気を扱い、製品を売るための販売会社の役割も含みます。ものを作る部分の外側にある、動かす力と届ける力を支える枠です。[1]

業界マップ

UBEは、売上規模で見ると三菱ケミカルグループや旭化成、住友化学より小さい化学会社です。見る軸は『大量に作る基本化学品』よりも、『半導体向け高純度薬液やポリイミドフィルムのような高機能材でどう利益を出すか』です。売上の中心は樹脂・化学品ですが、利益の中心は機能製品で、海外売上も半分を超えています。[15][16][17][18]

  • 市場規模

    日本の化学工業の製造品出荷額等は2023年に33兆3,846億円で、製造業全体の8.9%を占める大きな産業です。付加価値額も11兆9,708億円で10.8%あり、規模は大きいですが、前年より出荷額は2.6%減りました。経産省は、エチレンの過剰供給やアジア需要の弱さ、ナフサクラッカーの稼働率見直し、GX対応を課題として挙げています。なので、この業界は『数を増やす勝負』より、『用途を絞った高機能品に寄せるか、海外で売るか』が見えやすいです。[19][20]

  • 業界内ポジション

    UBEは、売上3.7兆円規模の三菱ケミカルグループや3.0兆円規模の旭化成、2.3兆円規模の住友化学のような巨大総合化学グループよりかなり小さいです。そのぶん、会社の姿ははっきりしていて、2024年度は売上の53%が樹脂・化学品、営業利益の53%が機能製品でした。つまり、売上をたくさん積む事業と、利益を稼ぐ事業が同じではありません。さらに、半導体向け高純度硝酸は増産投資を続けており、LCD向けポリイミドフィルムでも強みがあります。広く何でも持つ会社というより、『高機能材料で儲ける部分がはっきりした化学会社』として見ると、同業比較がしやすくなります。[15][16][17][18][21]

同じ業界の企業

  • UBE株式会社売上486.8億円ではなく4,868億円規模、営業利益は約180億円。売上の中心は樹脂・化学品だが、利益の中心は機能製品で、売上と利益の場所がずれているのが特徴。海外売上比率は52%で、国内だけで完結しない会社です。[15][21][22]
  • 三菱ケミカルグループ株式会社売上3兆7,040億円。持株会社がグループ戦略と資源配分を担う形で、化学に加えて産業ガスの日本酸素ホールディングスも抱える巨大グループです。UBEより事業の幅が広く、ポートフォリオを動かす会社としての色が強いです。[16][23]
  • 旭化成株式会社売上3兆373億円。Healthcare、Homes、Materialの3本柱で、化学に加えて住宅と医療が太い会社です。UBEより生活側の事業が大きく、化学一本ではない点が違いです。[17][24][25]
  • 住友化学株式会社売上2兆3,285億円、海外売上比率は71%。農薬、ICT、医療、素材の4セクターで、用途ごとに収益源を分けています。UBEより海外とアグロ・医療への比重が高い会社です。[18][26][27]
  • レゾナックホールディングス株式会社売上1兆3,300億円規模。昭和電工と旧日立化成の統合でできた機能化学会社で、半導体・電子材料事業だけで約4,500億円規模です。UBEより半導体材料への寄り方が強い会社です。[28][29]

なぜこの会社か

  • 売上の主役は樹脂・化学品ですが、利益の主役は機能製品です。『どの商品が会社を支えているか』がはっきり見えるので、化学メーカーの中でもビジネスの作り方を学びやすいです。[15]

  • LCD表示のCOF用途向けポリイミドフィルムで世界トップシェアを持ち、半導体向け高純度硝酸も増産しています。電子機器の中身を支える材料に触れられるのは、UBEならではです。[15][30]

  • 海外売上比率が52%で、スペインやタイに生産拠点、中国や米国に販売拠点があります。日本だけで完結しない仕事が多く、海外の顧客や現地拠点と関わる場面を想像しやすいです。[15][22]

  • 環境貢献製品・技術の売上比率が45%あります。素材の脱炭素や循環を、きれいごとではなく売上の中身として持っている点は、学生が会社選びで見やすいポイントです。[15][31]

業界の課題・リスク

  • 日本の化学工業は規模が大きい一方で、2023年の出荷額は前年比2.6%減でした。市場の伸びは景気任せではなく、波が出やすい業界です。[19]

  • 経産省は、エチレンの過剰供給とアジア需要の弱さを課題として挙げています。基本化学品は『作れば売れる』市場ではなく、設備の使い方を見直す競争になっています。[20]

  • 原料の多様化、製造工程の革新、電力供給不安など、エネルギー制約への対応が必要です。工場を動かすだけでも、環境対応と安定供給の両立が求められます。[20][32]

  • 化学は自動車、電機電子、医薬品、消費財など多くの産業に供給するため、下流の景気や設備投資の波を受けやすいです。自分たちの業界だけで完結しない分、外部環境の影響を受けやすい仕事です。[32]

成長・キャリアパス

  • 1年目入社1年目は、まず工場の現場で先輩の動きを見ながら覚えるところから始まる。医薬品工場では、原体・中間体の製造に入り、工場パトロールで配管の液漏れのような小さな異変を見つけてすぐ報告する。まだ任される範囲は小さいが、現場をよく見る力が最初に身につく。個人差はあるが、ここで「工場の空気」をつかむのがUBEらしい入口になっている。[33][34]
  • 5年目5年目では、測るだけでなく『相手が何を知りたいか』を考えて動く場面が増える。分析・品質保証の仕事では、日本でも数台しかない新しい分析装置を任され、資料が少ない中で使い方や結果の読み方を自分でつかんでいく。運転員や他の分析員と意見を交わしながら、工場が次の判断をするための材料を作る役割が強くなる。[35]
  • 10年目10年目には、工場の中だけでなく営業やお客さままで見える場所に立つ。品質保証では、工場ででき上がった製品がお客さまに届くまでを追い、工場・営業・お客さまを製品でつなぐ『最後の砦』として会社の信用を守る。後輩に教える側にも回り、品質の見方を次の世代へ渡していく立場になっていく。[36]

※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。

先輩の声

  • 入社後は医薬品工場で原体・中間体の製造を担当し、最初は先輩の背中を追いかけてメモを取る毎日だったそうです。1人で工場パトロールを任された日に、通路から見えにくい配管の液漏れを見つけて、工場全体への影響を止められたことが忘れられない、と話しています。今は主任として、分かりやすい指示と細かな声かけで安全と安定生産を支える立場になっており、現場をよく見る人、周りときちんと話せる人に合いそうです。[33]

    1997年入社

  • 入社1年目はポリイミドフィルムの生産性向上や品質改善のために、治具や設備を考え、設計し、パイロット工場で試す仕事から始まったそうです。9年目に分離膜の開発へ移ると、想定外の不具合が続く中でも先輩や現場作業員と何度も試し、技術を固めました。11年目には総合職に転換し、営業と直接やりとりしながら新製品の試作や性能の見積もりまで支えるようになっていて、専門を深めるだけでなく事業全体を見たい人に向く道だと感じます。[33]

    2010年入社

  • ナイロン製造グループで、今は乾燥工程を担当しています。複数の工程がある中で、前工程から来た水分を含む樹脂を、設備で乾かして次の包装へ送る役目です。入社したての頃は三交替勤務の生活リズムに苦労し、見たことのない化学設備や反応を覚えるのも大変だったそうですが、現場を歩き、手順書を読み、分からないところを先輩に聞きながら覚えていったとのことです。いまは重合工程まで学び始めていて、知らないことを一つずつ覚えるのを楽しめる人に合いそうです。[37]

    2017年入社

最近のニュース・トピック

  • 宇部マクセルが、車載用リチウムイオン電池向けのセパレータ原膜製造設備を堺事業所に新設することを決めた。第1期は2026年度中に着工、第2期は2029年度に着工予定で、生産能力は現行比で約50%増になる。

    2026年06月03日

  • UBEとXeurekaが、がん向け低分子化合物の共同研究で、候補を絞る段階に到達した。共同研究は2025年12月に始まった。

    2026年05月21日

  • UBEが、自然への影響を減らすためのKPIと目標を設定した。2030年度までに、優先化学物質20種の排出を2010年度比70%減、外部埋立の産業廃棄物を2000年度比95%減とする。

    2026年03月30日

  • UBEが、生成AIを使った社内の「壁打ち」支援ツールを自社開発し、2026年3月から全社で使う予定とした。

    2026年02月24日

用語ミニ辞典

  • ポリイミドフィルム

    熱や薬品に強い樹脂を薄い膜にした材料。液晶ディスプレイなどに使う。[1][3]

  • 海外売上比率

    売上全体のうち、海外で稼いだ売上の割合です。海外にどれだけ商売の柱があるかを見る目安です。[15][18]

  • 製造品出荷額等

    工場などから出荷された製品の金額です。産業の大きさを見るときに使う指標です。[19]

  • 付加価値額

    原材料などの費用を差し引いたあとに残る、産業が生み出した価値です。どれだけ価値を積み上げたかを見る指標です。[19]

  • パトロール

    工場の中を見回って、配管や機械におかしなところがないか確かめること。[33]

  • 重合

    小さな分子をつなげて、ナイロンや樹脂のもとになる材料をつくる化学反応。[37]

  • 品質保証

    出荷前に製品が決まり通りかを確かめ、工場・営業・お客さまをつなぎながら品質と会社の信用を守る仕事。[36]

2026年6月9日更新

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企業概要
社名UBE株式会社
本社所在地東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館
ホームページhttps://www.ube.com/ube/