| 社名 | TOTO株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1 |
| ホームページ | https://jp.toto.com/ |
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初回掲載日:2026年6月9日
企業研究
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創業
1912年、日本陶器合名会社の社長だった大倉和親が、衛生陶器を開発するために社内へ製陶研究所をつくったのが出発点です。当時の日本は下水道がほとんど整っておらず、衛生陶器もまだ一般的ではありませんでした。1914年に日本初の腰掛式水洗便器の開発に成功し、東京と大阪で試験販売。1917年には北九州・小倉で東洋陶器を設立して、衛生陶器の製造と販売を始めました。最初の仕事は、モノを作ることだけではなく、水洗トイレの必要性そのものを伝えることでした。
転換点
第1次オイルショック以降、新築住宅に頼るやり方には陰りが見え、水まわりだけで会社を伸ばすのは難しくなりました。そこでTOTOは1976年からファインセラミックスの研究に本格的に着手し、1982年に「TOTO精密セラミックス」を発売、1984年にはセラミック事業部を設立しました。ここで会社は、住宅設備の会社という顔に加えて、半導体製造装置向け部材を扱う新しい顔を持つようになります。さらに、40年以上赤字が続いたセラミック事業は2020年のスマートファクトリー化と開発連携で黒字化し、古い技術を新しい市場に合わせ直す流れが今につながっています。
現在
いまのTOTOは、日本住設事業、海外住設事業、新領域事業の3つを軸にしています。主な商品は、衛生陶器、ウォシュレット、浴槽、ユニットバスルーム、水栓金具、システムキッチン、洗面化粧台、建材・タイルなどです。新領域事業では、半導体製造装置向けの静電チャック、AD部材、構造部材などのファインセラミックスを扱っています。住まいの水まわりと、工場の中で使われる部材の両方を持っているのが今の姿です。
これから
TOTOは2021年に「TOTO WILL2030」をつくり、2030年に「きれいで快適・健康な暮らしの実現」と「社会・地球環境への貢献」をめざしています。2024年度からのSTAGE2では、温水洗浄便座市場が広がる米州住設事業と、長期的な市場成長が見込まれるセラミック事業に経営資源を投じています。日本住設事業では、新築依存から中古マンションのリモデル需要に合わせた立て直しを進めています。将来は、水まわりの事業とセラミック事業の両方を使って、生活側と産業側の両面で役割を広げようとしています。
衛生陶器:便器、洗面器、手洗器など、衛生のために使う陶器製品です。
腰掛式水洗便器:座って使う、水で流す形のトイレです。
ファインセラミックス:材料の組成や形、作り方を細かく制御してつくる高機能なセラミックスです。
リモデル:建て替えずに、今ある住まいを使い方に合わせて直したり、つくり替えたりすることです。
WILL2030:TOTOが2021年に策定した、2030年に向けた中・長期経営計画です。
理念/ミッション
3つのミッションを通して、"あしたを、ちがう「まいにち」に。"を実現します。
価値観/行動指針
「愛業至誠」は、「奉仕の精神でお客様の生活文化の向上に貢献し、一致協力して社会の発展に貢献する」という決意を表す言葉です。
家の水まわりを、まとめて扱う
営業品目に、衛生陶器、システムトイレ、ウォシュレット、浴槽、ユニットバスルーム、水栓金具、システムキッチン、洗面化粧台まで入っている。トイレだけでなく、台所、浴室、洗面所まで同じ会社でそろえる前提なので、商品開発も販売も、部屋どうしのつながりを見ながら進める会社になっている。
清潔さを、機械の工夫に変える
創業時は衛生陶器の国産化から始まり、今も「たゆまぬ研究開発により、質の高い商品とサービスを提供します。」を理念に置いている。統合報告書では、ウォシュレットを「水と電気を融合させた」商品として紹介しており、清潔さや使いやすさを、細かな機能として形にする仕事が中心になっている。
海外は一気に同じ売り方をしない
海外展開は17カ国・地域で、2024年度の海外住設事業売上高は1,925億円。WILL2030では、米州、アジア・オセアニア、中国大陸、欧州をそれぞれ別の成長ドライバーとして扱っている。地域ごとの普及段階や住宅事情に合わせて、売る場所と伸ばし方を変えている。
ショールームと工事店を合わせて提案する
郊外型ショールームを96カ所持ち、地域密着の工事店約5,000店とつながっている。ショールームではTOTO商品に限らない情報も出し、リフォームの相談から工事の段取りまで近い場所で受ける仕組みになっている。
住設事業:住宅設備を扱う事業。トイレ、浴室、キッチン、洗面台などが入る。
メーカー業界は、原材料から最終製品まで「もの」を企画・製造し、世の中に送り出すことで人々の生活や社会の基盤を支える業界です。製品が消費者の手に届くまでの全工程を担うこともあれば、特定の部品や素材に特化して、他のメーカーを支えることもあります。私たちの身の回りにあるあらゆる製品の誕生に深く関わり、日々の暮らしを豊かにする価値を提供しています。
業界でやっていること
メーカー業界では、まず『商品企画』が市場のニーズやトレンドを捉えて新製品のアイデアを生み出します。次に『研究開発』がそのアイデアを実現するための技術や素材を開発し、『生産管理』が効率的な製造ラインを構築。そして『資材調達』が国内外から必要な原材料や部品を確保し、工場で製品が形になります。完成した製品は『品質管理』によって厳しくチェックされ、『営業』が顧客に提案・販売することで、私たちの手元に届けられます。企画から販売まで、各職種が連携して「ものづくり」を推進するバリューチェーンが特徴です。
この業界を見るポイント
メーカー業界の企業を見る際は、「誰に何を売っているか」という視点が重要です。例えば、一般消費者向けの製品(BtoC)を扱うメーカーは、スーパーや家電量販店で目にする機会が多く、流行やブランド戦略が仕事の面白さにつながります。一方、企業向けの部品や素材(BtoB)を扱うメーカーは、普段は目に触れないところで、自動車やスマートフォンといった最終製品を支えています。どちらのビジネスモデルに魅力を感じるかで、企業選びの方向性が見えてくるでしょう。
知っておくとよい基礎知識
メーカー業界では、国内の人口減少や国際競争の激化に対応するため、製品の「高付加価値化」と「グローバル展開」が加速しています。単に安く大量に作るだけでなく、環境に配慮した素材を使ったり、AIを活用して生産効率を上げたりと、より質の高いものづくりを目指しています。また、海外市場での成長を取り込むため、現地のニーズに合わせた製品開発や、海外企業の買収なども積極的に行われています。
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
営業所に配属されて、まずは先輩に同行しながら、設備・木建ルートの地元工務店やリフォーム店を回るところから始まりました。最初はお客様の話についていくのも大変でしたが、3年目には新規営業で『ベストパートナー賞』をいただけるまでになり、講習会や訪問を重ねるほど信頼が積み上がる手応えがありました。人と会って、聞いて、少しずつ関係をつくる仕事が好きな人に向いています。
2020年入社
1年目は衛生陶器の製造工程を学び、2年目から海外向けトイレの開発へ進みました。3年目には海外拠点に試作品評価で出張し、7年目には次世代トイレの研究に取り組んでいます。目の前の仕事を覚えるだけでなく、商品がどこでどう使われるかまで考えたい人に合う会社です。
2014年入社
機器水栓事業部
商品開発
試作と検証を重ね、水栓商品を形に仕上げる仕事
フラッシュバルブの試作と検証:入社後最初の担当として、大便器のフラッシュバルブの試作品をつくり、評価・検証をしながら、狙った動きになるかを確かめる。
電磁弁の改良設計:電子制御を活用した水栓開発のチームに加わり、電磁弁の改良設計を進める。上司から設計思想や技術を学びながら形にしていく。
新商品開発の見える化:発売前の新商品で、複雑な水の制御が必要な課題に対して、社外の教授や有識者に会って知見を集め、シミュレーションソフトで現象を見える化しながら制御方式を詰める。
発売前の新商品で、外部の知見を集め、シミュレーションと評価を回しながら設計を詰める場面が山場になる。
新商品ではこれまでにない複雑な水の制御が必要で、社内だけでは足りず、外部知見も集める必要がある。試作、評価、図面修正を重ねて性能目標に近づける仕事。
2026年8月26日更新
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