| 社名 | 日産化学株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋二丁目5番1号 |
| ホームページ | https://www.nissanchem.co.jp/ |
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初回掲載日:2026年6月9日
企業研究
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肥料から始まり、いまは工場・田んぼ・画面・医療向けに、用途ごとに細かく作り分けた化学品を届ける会社。[1][2][3][4][5][6]
肥料で始まった会社で、今は工場の薬品、田んぼの農薬、画面材料、医薬品原料まで持つ。売る相手がまったく違うのが特徴。[1][2]
半導体洗浄用の高純度硫酸・硝酸・アンモニアや、有機EL向けの塗布材料『エルソース』など、目に見えにくい材料で性能を決める仕事が多い。[3][4][7]
明治期に日本最初の化学肥料製造会社として生まれ、長く積み上げた技術を土台にしている。今の幅広い事業は、その積み重ねから広がった。[1][8]
農業化学品では、水稲用一発除草剤『シリウス』、世界で使う『ラウンドアップマックスロード』、大豆向け『タルガ』など、作物ごとに薬剤を分けている。[5]
ファインケミカルでは、『テピック』は電子部材の封止材に、『ハイライト』はプールや浄化槽の殺菌消毒に使う。化学品を工場の中だけで終わらせず、生活の場に近いところまで持っていく。[3][9]
研究所は、分子を狙って作る『精密有機合成』や『高分子設計』を使い、作り方から評価まで見る。新しい領域は情報通信、環境エネルギー、ライフサイエンスを企画本部が担当し、大学や他社とも組んでいる。[8][10]
今は『Must-Have』な製品・サービスを掲げ、成長領域に設備・人材を集め、M&Aも使って次の柱を増やしている。[11][12]
理念/ミッション
社会が求める価値を提供し、地球環境の保護、人類の生存と発展に貢献する[13][14]
価値観/行動指針
社是(価値観):「すぐれた技術と製品によって社会に貢献する」「力をあわせてつねに新分野を開発し繁栄と福祉をはかる」「創意と気魄に富み責任感あるものを尊重する」/行動指針:1 法令を遵守し、国際社会の一員として良識ある事業活動を行います 2 有用で安全な商品とサービスを提供し、企業価値の増大を図ります 3 無事故・無災害、そして地球環境の保全に積極的に取り組みます 4 ステークホルダーとの対話を重視し、適切に情報を開示します 5 従業員の個性と人格を尊重し、健康を推進するとともに、明るく働きやすい職場を作ります 6 よき企業市民、よき社会人として行動します[13][14]
食料向けは、作物と地域ごとに細かく売る
農業化学品は、稲・とうもろこし・さとうきび・芝など、使う作物ごとに商品が分かれており、海外でも20カ国以上で売る品目がある。会社の原点は1887年の日本初の化学肥料会社で、食料問題を起点に事業を積み上げてきたため、農業の現場でどう効くかが仕事の中心になる。[15][16]
画面と半導体に寄った材料づくり
機能性材料は、液晶だけでなく、有機EL、フレキシブルパネル、半導体、無機コロイドまで扱う。コア技術を土台に、画面の見え方や電子部品の性能を上げる材料を作るので、汎用素材よりも用途を絞った開発が前に出る。[2][4][17]
薬のもと作りだけで終わらず、共同開発まで持つ
ヘルスケア事業は、薬のもとになる成分や中間体の受託製造に加え、前臨床から商業生産までの共同開発も行う。精密な有機合成や高純度の分離技術を持っているので、化学の研究がそのまま製薬の開発や品質づくりに直結する。[2][14][18]
日産化学は、化学工業の中でも、半導体・ディスプレイ材料、農薬、医薬品原薬のように、使い道がはっきりした高機能品で勝つ会社です。比べるときは、何を大量に売る会社かではなく、どの用途に深く入り込んでいるか、研究の力をどこまで新しい商品に変えられるかを見ると、立ち位置がつかみやすいです。[19][20][21][22][23]
市場規模
日本の化学工業の製造品出荷額等は2023年に33兆3,846億円で、製造業全体の3分の1ではなく約9%を占める大きな産業です。とはいえ、経済産業省は化学産業について、国内のエチレン供給能力の過剰やアジア需要の弱さ、原料やエネルギー面の制約を課題として挙げています。つまりこの業界は、たくさん作れば伸びる市場というより、どの用途で高く選ばれるか、どこに投資を集中するかで差がつく市場です。[24][25][26]
化学工業は、国内のエチレン供給能力が過剰になりやすく、景気やアジア需要の弱さの影響を受けやすいです。量をたくさん作るほど安心、という業界ではありません。[24][25]
原料やエネルギーの値段が上がると、化学メーカーのコストはすぐに重くなります。材料そのものの良さだけでなく、作るためのコストを抑える力も必要です。[25][26]
カーボンニュートラルや循環型社会への対応は、化学業界では前提条件になっています。設備の省エネ化や原料転換など、やることが多く、開発のやり方も変わり続けます。[26][38]
研究所まわりでは「温厚」「親切」「質問しやすい」という声が目立ちます。新人に一から教える空気もあり、若いうちは先輩を見ながら学びやすそうです。一方で、人事異動は希望どおりになりにくいという声や、部署によっては残業が多いという声もあります。全体としては、ギラギラした競争より、まじめに仕事を進める空気が強い会社です。[39][40][41]
研究所は特に温厚な人が非常に多く、人間関係に悩んでいる人はあまり見受けられない。[39]
新人の教育体制はかなり丁寧にされていると思う。何もわからないところからだとしても、教えてもらえたり、質問しやすい空気はある[39]
研究所の現場レベルは管理職も含め、かなり人柄の良い人が多く、人間関係のストレスはあまりなく働けている。[39]
お話した管理職の方は温かい雰囲気がありしっかりとお話を聞いてくださりました。[39]
人事異動は希望が叶うことはほぼない。[41]
有給は取れるが、残業は他社の化学メーカーと比べて明らかに多い。その分、給料が高い。[40]
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
自己株式の取得状況を公表し、2026年5月20日〜5月31日に東京証券取引所で普通株式20万株を市場買付で取得したと発表しました。
2026年06月02日
公益社団法人発明協会の令和8年度全国発明表彰で、発明「薬剤抵抗性雑草に対する稲用除草剤の発明」が「朝日新聞社賞」と「発明実施功績賞」を受賞したと発表しました。
2026年05月26日
「人とくるまのテクノロジー展2026」の横浜会場と名古屋会場に出展すると発表しました。
2026年05月22日
2026年3月期の連結業績を発表し、売上高は2,795億86百万円、営業利益は635億52百万円、当期純利益は497億7百万円でした。
2026年05月15日
取締役会で自己株式取得を決議し、取得上限は210万株、取得価額の上限は105億円、取得期間は2026年5月18日〜2027年3月31日としました。
2026年05月15日
Dow Jones Best-in-Class Asia Pacific Indexの構成銘柄に8年連続で選定されたと発表しました。
2026年05月12日
精密有機合成
分子の形や性質をねらって、細かく作り分ける化学の作り方。[8]
高分子設計
長い分子がつながった材料を、使い道に合わせて組み立てること。[8][10]
M&A
会社を買ったり、合併したりすること。[5][12]
前臨床
人で試す前の段階。薬の候補を、まずは基礎の試験で確かめる時期です。[18]
商業生産
市場で使うために、実際に販売できる規模で作ることです。[18]
有機合成
炭素を含む化合物を、化学反応で作ることです。[18]
受託製造
他社から頼まれて、材料や製品を作ることです。[18]
セルフスタート研修
入社後に、自分でテーマを探し、企画して、実行までやる日産化学の研修。技術系は2年、事務系は3年かけて取り組む。[42]
IR
投資家向けの情報発信のこと。会社の数字や考え方を、株主や投資家にわかる形で伝える仕事。[50]
2026年6月9日更新
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