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初回掲載日:2026年6月9日

企業研究

34件の情報源

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企業の特徴

リモートワークとITで、場所の壁や人手不足の壁を越える仕事づくりを進める会社。

  • リモートワークに特化した人材サービスと、運用保守に特化したITソリューションの2本柱。人をつなぐ仕事と、企業のシステムを回す仕事を両方持っている。

  • 人材サービスでは、ITエンジニアの転職支援とフリーランス案件の紹介を扱う。働く人を集めるだけでなく、働き方ごと提案するつくり。

  • ITソリューションでは、システムの運用保守に絞り、地方人材やシニアの力も組み合わせている。作って終わりではなく、動かし続ける場面に強みがある。

  • 人口が減る社会で起きる『雇用』と『事業の継続性』を、リモートワークとDXで解こうとしている。社会課題をそのまま事業テーマに置いているのが特徴。

  • 鳥取で生まれた会社として、『ボーダレスワーク』を前面に出してきた。働く場所や時間の条件を越えて、人と仕事をつなぐ発想が軸にある。

  • 『Remogu(リモグ)』と『リラシク』という名前でサービスを展開している。遠隔で働きたい人と、遠隔で人材を使いたい企業の両方をつなぐ入口になっている。

用語ミニ辞典

  • ボーダレスワーク:場所や働く時間の条件にしばられず、人と仕事をつなぐ考え方。

創業ストーリー

  1. 創業

    2006年12月、LASSICは鳥取県で創業した。人口が少ない地方では、人が集まりにくく、仕事も続けにくい。そこで会社は、2007年に鳥取県・鳥取市と事業拡張の調印を結び、2008年には東京営業所を開設した。創業後の早い時期には、メンタルヘルスケアサービスを経営革新計画として進め、2011年には森林を活用したメンタルヘルスプログラムを始め、2012年には感情医工学研究所を鳥取環境大学内に開設した。地方の課題を、ITだけでなく人の心や地域資源まで含めて事業に変えていったのが、この会社の始まりだ。

  2. 転換点

    大きな転換は2018年11月の『Remogu(リモグ)・リラシク』開始。LASSICは、地方で積み上げた経験を、リモートワークに専門特化した人材サービスへ置き換えた。続いて2020年にテレワーク・リモートワーク支援の『KnockMe!』、2021年に『テレリモ総研』を始め、仕事を『どこでやるか』の制約から外す方向へ事業を寄せていった。2022年には100%子会社のイノセンス株式会社を吸収合併し、今の『リモート社会をリードし、ボーダレスワークの実現によって社会に貢献する』という軸につながっている。

  3. 現在

    今のLASSICは、リモートワークに専門特化した人材サービス『Remogu(リモグ)・リラシク』と、システム運用・保守に特化した『ITソリューション』の2本柱で動いている。会社はこの2つを『ボーダレス』を進めるプラットフォームとして説明している。東京本社と鳥取本社の二本社制も取り、2026年5月には東京証券取引所 TOKYO PRO Market に上場した。

  4. これから

    これからは、人口減少社会で起きる『雇用』と『事業の継続性』の課題に対し、採用とDXの分野でボーダレスを広げる方針。公式のビジョンでは、Remogu(リモグ)・リラシクとITソリューションを使って、働き方、働く場所、雇用形態の垣根をこえる仕組みを広げるとしている。地方創生メディアや自治体との連携も続けており、地域と人のつながりを増やす動きが次の仕事になっている。

用語ミニ辞典

  • ボーダレスワーク:働く場所、雇用形態、年齢、職種などの境目をこえて、人や仕事をつなぐ考え方。LASSICでは、リモート社会を進める軸として使っている。

  • 感情医工学:人の感情を分析する技術と医工学を組み合わせた研究分野。LASSICでは感情解析技術の研究開発の文脈で使われている。

理念・大事にしていること

  • 理念/ミッション

    「らしく」の実現をサポートする

ココが違う

  • リモート勤務を前提に人材をつなぐ

    Remogu(リモグ)とリラシクは、リモートワークに専門特化した人材サービスで、正社員とフリーランスの両方を扱う。働く場所も海外や地方まで広げ、年齢や職種の壁も越えてマッチングするつくりになっている。厚生労働省の調査では、在宅勤務を導入している企業でも、テレワーク実施割合が「1割以下」の会社が最も多く、まだ例外的な働き方が多い。LASSICは、その例外を前提に商品を組んでいる。

  • 地方に雇用をつくる前提で事業を組む

    LASSICは鳥取で創業し、人口減少社会における「雇用」と「事業の継続性」を社会課題として掲げている。国土交通省も、テレワークを都市への人や機能の過度な集中を和らげ、地域活性化につなげる手段として進めている。LASSICはこの流れを、地方創生を前面に出した人材サービスとITサービスの両方に落としている。

  • 運用・保守をまとめて受ける一次請け型

    ITソリューションは、システム運用保守の領域で、コンサルティングから開発、オペレーションまで一貫して受ける形を取っている。中小企業庁やIPAは、IT人材の確保やシステムの保守・運用を担う人材の不足、運用負担を課題として示している。LASSICは、その不足が出やすい領域を一次請けで引き受けるところに特徴がある。

主力事業/サービス

  • Remogu(リモグ)・リラシクITエンジニア向けに、正社員転職とフリーランス案件の両方を扱う人材サービスです。Remogu(リモグ)フリーランスでは在宅や地方からでも東京の仕事に関われる案件を紹介し、リラシクではリモートワークで働きたいITエンジニアの正社員転職を支えています。7万人を超えるITエンジニアのデータベースを使い、場所にしばられない働き方を前提に仕事を探せるのが特徴です。
  • ITソリューション会社のシステム運用や保守を、リモート人材も使いながらまとめて最適化する仕事です。動いているシステムの見直し、メンテナンス効率の改善、DX推進、必要な人手の手配までをまとめて提案します。新しく作ることより、今あるITを止めずにうまく回すことに強いのが特徴です。

業界全体を理解する

情報処理業界」とは?

情報処理業界は、IT(Information Technology)を駆使して、企業や社会のさまざまな課題を解決するシステムを構築・運用する業界です。インターネット通販の決済システムや電車の運行情報表示など、私たちの暮らしのあらゆる場面でITシステムが活用されており、この業界は社会のデジタル基盤を支える重要な役割を担っています。単にシステムを作るだけでなく、顧客企業の業務を円滑にし、新たな価値を生み出すための「情報」というインフラを提供しています。

  • 業界でやっていること

    この業界では、まず『システムインテグレータ(SIer)』が顧客企業の「こんなシステムが欲しい」という要望をヒアリングし、IT戦略の立案からシステムの全体設計を行います。次に、その設計に基づいて『システム開発会社』がソフトウェアを開発し、『ハードウェア会社』が機器を調達、『通信会社』がネットワークを構築するなど、多くの専門家が連携して一つのシステムを作り上げます。完成したシステムは『保守運用』の担当者が安定稼働を支え、トラブル時には迅速に対応します。企画から開発、運用まで、職種間のバトンリレーによって、企業活動を支えるITシステムが社会に届けられています。

  • この業界を見るポイント

    情報処理業界の企業を見る際は、「誰のどんな課題を解決しているか」という視点が重要です。例えば、金融機関の複雑なシステムを専門に手掛けるのか、製造業の生産管理システムに強みがあるのか、あるいは一般消費者が使うWebサービス開発が中心なのか。顧客の業界や、提供するシステムの規模・種類によって、求められる技術や仕事の進め方が大きく異なります。また、自社で一貫してシステムを開発・提供するのか、他社のシステム開発を支援するのかといったビジネスモデルの違いも、企業ごとの個性を理解する上で役立ちます。

  • 知っておくとよい基礎知識

    近年、情報処理業界では「IoT(モノのインターネット化)」や「ビッグデータ活用」、「RPA(業務自動化)」といった技術が急速に進展しています。例えば、工場内の機械がインターネットでつながり、稼働状況をリアルタイムでデータ化して生産効率を上げる、あるいは膨大な顧客データから新たなビジネスチャンスを見出す、といった動きが活発です。また、自動運転車の開発のように、自動車メーカーと情報処理企業が連携して高度なシステムを構築するなど、他業界との協業を通じて、私たちの生活をより便利で安全にするための技術革新が進んでいます。

業界ナビでもっと詳しく見る情報処理業界の構造・トレンドを深掘りできます

業界マップ

ITサービス業の中でも、LASSICは「リモート前提の人材サービス」と「運用保守寄りのSI」をつなぐ、かなり絞った会社です。大手SIerのように広く何でも抱えるより、場所にしばられない人材を使って、既存システムを回し続ける側に立っています。

  • 市場規模

    2024年の情報サービス業の売上高は39.45兆円で、内訳ではソフトウェア開発が13.55兆円、システムの保守・運用が2.60兆円でした。つまり、この業界は『新しく作る仕事』と『動いているものを守る仕事』の両方が大きい市場です。さらにIPAでは、DXを進める人材が不足している企業が85.1%とされ、国土交通省の調査でも雇用型テレワーカーは25.2%にとどまります。人手不足とリモート浸透の両方が、会社選びの分かれ目になっています。

  • 業界内ポジション

    NTT DATA、SCSK、TISI、富士ソフトのような大手は、コンサル、基盤、開発、運用、BPOまでを広く持つ総合型です。LASSICはその中で、リモートワークを前提にした人材調達と、運用保守に寄せたSIに力を絞っています。大手が『幅』で勝負するのに対して、LASSICは『遠隔で仕事を回せる形を先につくる』ところで差を出しています。

同じ業界の企業

  • 株式会社LASSICリモートワーク特化の人材サービスと、運用保守に寄せたSIを両方持つ。地方人材やシニアの活用を前提に、仕事を遠隔で回す形をつくる。
  • NTT DATA Group連結売上高4兆6,387億円。コンサル、ITソリューション、開発、保守、データセンターまで持ち、70か国以上で展開する世界規模の総合ITサービス会社。
  • SCSK株式会社連結売上高7,803億円。BPOを含む7種類のITサービスをまとめて出し、約1万社の顧客にワンストップで対応する総合型。
  • TISI株式会社連結売上高5,965億円。TISとインテックが一体になり、300以上のサービスを持つ。上流の相談から運用保守までを広くつなぐ会社。
  • 富士ソフト株式会社連結売上高3,340億円。IT×OT×AIと組み込み開発に強く、製造、金融、流通、公共など幅広い領域に広がる。

なぜこの会社か

  • リモート前提の人材サービスとIT受託の両方があるので、採用と開発・運用がどうつながるかを一つの会社で見やすい。

  • 運用保守に寄っているため、作るだけでなく、止めずに回し、直し続ける仕事の比重が高い。

  • 地方人材やシニア活用を前提にしているので、東京だけに集まらない仕事の組み方を学べる。

  • 地方創生を事業の真ん中に置き、仕事の移管を通じて地域に雇用を生む形を追っている。

業界の課題・リスク

  • DX人材不足が強く、人を集める競争が続く。

  • テレワークは広がっているが、雇用型テレワーカーは25.2%で、まだ全体の前提にはなりきっていない。

  • 大手IT会社はコンサルから運用まで広く持つため、専門会社は得意分野をはっきり示さないと比較で埋もれやすい。

用語ミニ辞典

  • 運用保守:すでに動いているシステムを止めずに見守り、必要があれば直して改善する仕事。

最近のニュース・トピック

  • テレワーク・リモートワーク総合研究所が、悪天候時テレワークの制度に関する記事を公開しました。

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  • テレワーク・リモートワーク総合研究所が、悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する記事を公開しました。

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  • テレワーク・リモートワーク総合研究所が、悪天候時のテレワークに関する記事を公開しました。

    2026年07月13日

  • 当社取締役 西尾知宏が登壇するセミナー「アウトソーシング・AI活用で実現する『育成コスト不要』の組織運営」を案内しました。

    2026年07月01日

  • テレワーク・リモートワーク総合研究所が、テレワークと生活時間のゆとりに関する記事を公開しました。

    2026年06月30日

  • テレワーク・リモートワーク総合研究所が、テレワーク中の業務時間外連絡に関する記事を公開しました。

    2026年06月29日

2026年8月27日更新

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企業概要
社名株式会社LASSIC
本社所在地東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル 6F
ホームページhttps://lassic.co.jp/