お勧めの仕事選び・キャリアパス
ケーススタディ
- Tさん(男性)
名古屋大学
環境系(修士)
世界30ヶ国以上でコンサルティング事業を展開するグローバルカンパニーに内定。
専攻課程から都市環境をキーワードに少しずつ応募企業を決めていたTさん。
アドバイザーは環境そのものではないものの、その周辺の業界として外資系衛生コンサルティング会社をご紹介。同社の二次面接は、まる一日を掛けて営業同行する内容となっていたが、これはコンサルティング・グローバルといった派手な企業のイメージとは裏腹に、現場の業務は、各地域の公共施設・学校法人・飲食店を回る地道なものであるため、人事が新卒応募者全員に課していたものだった。Tさんは二次選考後提出した感想レポート、随伴した営業スタッフからの評価共に高く、将来を担う逸材として内定オファーがあり、Tさんもこれを即日で快諾した。
- Gさん(男性)
東京大学
生命科学系(修士)
一般企業の研究職を第一希望としつつも、大学に残って研究を続ける道も考えていたGさん。
期間中、修士論文作成のため海外の研究機関にまる1ヶ月滞在することになるなど、時間的制約のある断続的な就職活動となった。
アドバイザーは、メール・Skypeなどを通して海外のGさんと緊密に連絡を取り、企業情報の提供・応募の絞り込み・面接対策を進める一方、面接の日程調整を済ませ、帰国と同時に選考を再開できるよう準備を行った。最終的には試験薬開発メーカーと医療用品メーカーの間でGさんを取り合う格好になったが、社長自らがGさんの説得に当たった試験薬メーカーの熱意に打たれ、同社への入社に応じることとなった。
- Kさん(男性)
京都大学
地学系(修士)
専攻分野の知識を活かせる職種が少なく、Kさんは早くからシンクタンクや金融など、幅広く将来の可能性を模索していた。住み慣れた京阪地域に絞って活動し、数社で順調に選考が進んでいたが、面談時のKさんの文学青年的佇まいが印象に残っていたアドバイザーは、直感的に科学書籍出版A社の総合職を紹介。
関東勤務、且つ、Kさんがこれまで応募をまったく考えていなかった業界であったが、事業内容に強い興味を覚え、東京本社での面接に臨むことになった。
関西在住であることに加え、Kさんの他社の選考が最終面接段階まで来ていることを考慮して、A社は出来るだけ多くのキーマンと面会出来るように手配。折良く、社長も面接に同席することが出来たため、トップの決断により即内定が決まった。急遽、応募を決めた為に出版業界の関する知識は不足していが、A社の風土や社員の考え方に惹かれ、待遇面も恵まれていることを知り、予定外ながら納得の東京就職となった。
- Hさん(女性)
大阪府立大学
環境系(修士)
Hさんは、環境設備メーカーA社で好感触を得て、残るは社長の最終面接という所まで駒を進めていたが、企業側の内部事情により2ヶ月間という長期にわたって、面接がストップ状態に。
本来なら、この間に他の企業の選考を並行して受けるべきであったが、A社の面接遅延が小出しにされていたため、Hさんは集中力を欠いてまったく結果が出せず。そして、頼みにしていたA社は最終的に新卒採用中止を決定。
失意のなかでの就職活動再開を迫られたが、程なく大手住宅メーカーの関連会社で環境技術・設備管理事業を行うB社が、欠員補充のため1名限りの新卒採用をエージェントに伝えてきた。
就職活動ピーク時期後の非公開求人であったため、応募者数が少なく、Hさんは一回の面接でB社の内定を決め、紆余曲折はあったものの希望業界への就職を果たすこととなった。
- Oさん(男性)
大学
生命科学系(修士)
在学中に取得した管理栄養士の資格を活かしたいとの希望から、食品メーカーの開発職に多数応募するも、内定には至らず、他にOさんのイメージしている仕事内容の企業は見つからなかった。アドバイザーは、就職において栄養士資格が決定的な役割を果たすことは少なく、資格取得を目指した向上心や、勉強に向かう姿勢を強調する方が有利であることを伝え、Oさんも徐々に自分で視野を狭めていたことに気付いていった。
ただ、やはり健康・食に拘りたい気持ちが強く、Oさんは業界よりも職種の幅を広げていく選択をとることに。コミュニケーション能力が高いOさんは、技術営業職の面接でも高い評価を受け、水処理設備メーカーからの内定が実現。当初考えていた食品開発の仕事ではないものの、『食の安全』というキーワードに沿っていたため、Oさんにとって満足度の高い就職となった。