公益財団法人鉄道総合技術研究所テツドウソウゴウギジュツケンキュウショ

公益財団法人鉄道総合技術研究所

研究開発(機械・土木・電気・情報・材料・人間科学)/コンサル
業種 鉄道
シンクタンク/機械/建設/総合電機(電気・電子機器)
本社 東京
インターンシップ&キャリアの評価320件~330件
  • 総合評価
  • 4.77 評価点数の画像
  • 評価が高い項目
  • 職場雰囲気の理解 4.79

先輩社員にインタビュー

車両技術研究部 水素・エネルギー研究室
小川知行
【出身】理工学研究科 電気・情報生命専攻 卒
【年収】非公開
これが私の仕事 鉄道車両の省エネ技術の開発・評価
鉄道車両の省エネのために、ハイブリッド技術・シミュレーション技術を中心に研究を行っています。近年は、蓄電装置を搭載したハイブリッド鉄道車両の研究開発が広く行われており、その研究開発の際に重要になるのが、私が中心となって進めているハイブリッド鉄道車両の走行シミュレーションです。ハイブリッド鉄道車両は、蓄電装置の構成方法によって複数の方式が提案されており、様々な性能の車両が考えられます。シミュレーションによって、実際の車両を製作して試験をしなくても、所用時間や消費エネルギーなどの推測が可能となるため、新しいハイブリッド鉄道車両の研究開発に有用なツールとなると考えています。
 
だからこの仕事が好き!
一番うれしかったことにまつわるエピソード
研究開発の成果を学会などで発表して、多くの関心を集めたとき
私が鉄道事業者に出向したときには、入換用ハイブリッド機関車が開発され、試験・評価が行われていました。鉄道総研での研究の経験を活かして、省エネルギー、低公害などの環境性能について走行試験を行い分析しました。また、より良いシステムにするためのハイブリッドシステムの制御方法の提案もさせて頂きました。このときに開発された機関車は、無事に営業使用開始されています。そして、出向復帰後に、鉄道総研の立場で環境性能についてより詳細な分析を行い、鉄道事業者と共著で学会などでも発表させてもらいました。多くの聴講者から質問が出るなど関心の高さが伺え、苦労が報われて良かったと感じています。
 
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由  ここが好き 鉄道に関する研究開発をじっくりと取り組めることが魅力的だった
鉄道総研は、鉄道事業者からは独立した公益財団法人となっています。このため、短期的な研究開発でなく、長期的な研究開発をじっくりとすることができます。また、限られた鉄道事業者で使用される研究成果でなく、広く活用できる研究成果が求められます。
特に、自分で研究開発のテーマを見つけて、研究テーマとして提案して認められれば、オリジナルの研究開発ができることが特徴だと思います。鉄道分野で役に立つ可能性があることであれば、自分で考えたことを試してみることができます。実際に活用されるまでには、長い時間がかかる内容も多いですが、実際の鉄道の現場で試験する機会もありますし、鉄道総研でしかできない研究というのが多くあるのではないかと思っています。
 
これまでのキャリア 新人研修(5ヶ月間)→鉄道車両動力システムの研究(1年7ヶ月間)→鉄道事業者(JR)に出向(1年間)→鉄道車両動力システムの研究(現職)

この仕事のポイント

職種系統 応用研究・技術開発
仕事の中身 とことん地球環境に貢献する仕事
仕事のスタイル 自分の仕事を自分で決めていく仕事
仕事でかかわる人 その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
仕事で身につくもの 新しい動きに敏感になり、幅広い知識が身につく仕事
特に向いている性格 何事にも粘り強さで勝負する人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

鉄道に関する仕事を希望している方も多くいると思います。鉄道に関する仕事といっても、鉄道事業者、メーカー、研究所など立場が違い、業務内容や社風が大きく違います。普段鉄道を利用している時には見えてこない点も多々あります。自分に合った仕事を見つけられるように、よく調べて見極めるようにした方がいいと思います。

公益財団法人鉄道総合技術研究所の先輩社員

鉄道車両の車内騒音低減に関する研究開発

車両技術研究部 車両振動研究室
朝比奈峰之
総合理工学研究科 創造エネルギー専攻

災害に強い鉄道土構造物の開発で鉄道の安全・安定輸送に貢献!

構造物技術研究部 基礎・土構造研究室
倉上由貴
理工学研究科 土木工学専攻

鉄道構造物を大地震から守る仕事

鉄道地震工学研究センター 地震応答制御研究室
坂井公俊
総合理工学研究科 人間環境システム専攻

電車に電力を供給する電車線設備に関する研究開発

電力技術研究部 電車線構造研究室
中村琢
工学系研究科 精密工学専攻

鉄道のレールに関する研究

軌道技術研究部 軌道構造研究室
細田充
工学研究科 環境循環システム専攻

車両が安全・快適に走るための、縁の下の力持ち

軌道技術研究部 軌道管理研究室
清水惇
システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻

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