皆さんこんにちは! 採用担当の人事課・瀧本です。
今回は社員紹介の3回目。展示会出展などを担当したIさんに、仕事の裏側について聴きました。
(プロフィール)
2015年入社。生産企画(2年)を経て、営業企画(5年)。現在は広島で営業を担当。
※営業企画所属時の2022年2月にインタビューしました。
〈営業企画の仕事〉
──弊社が出展する主な展示会は何でしょうか?
「インターモールド」という展示会が年2回ありまして、金型やその周辺の工作機械・工具がメインです。
また、2年に1回、名古屋で「メカトロテックジャパン」という、自動車を含め日本のものづくり産業の総合的な展示会があります。
一番大きい展示会は、東京で2年に1回ある「JIMTOF」(ジムトフ)です。海外も含めたものづくり総集編という感じの世界規模の展示会です。
──展示会の準備から開催まで、具体的にどんなことをするのでしょうか?
まず費用が大きいので、社長まで稟議を回します(取り組みの案を文書にまとめ、関係者の回覧を経て、権限を持つ人の承認を得ること)。
承認がとれたら、出展の申し込みをして、ブース装飾の案を業者3、4社から出してもらい、課内や営業担当で議論して決めます。その後は、新製品の見せ方を考え、スタッフの人員配置も営業や技術などと調整します。海外からのVIPのもてなしの段取りをやることもあります。
準備期間は短いもので4か月、長いもので1年から1年半くらいです。
──当社にとって、展示会に参加する意義はなんでしょうか?
既存のお客様に新製品を知ってもらうことが意義の半分。ただ、弊社を知らない会社もまだあるので、新規顧客の発掘が一番大きな部分かなと思います。
──展示会のほかに、営業活動をサポートする取り組みはありますか?
例えば営業の活動報告や、その社内共有を、簡単にすぐできるようにするためにアプリやシステムを導入していて、その管理をしています。マネジャーが日々の営業活動を確認するために、アプリに表示するグラフを考えたり、そもそもこういうデータを取ったらいいんじゃないかという提案も含めてやっています。
〈仕事への意識〉
──一番印象に残っている仕事は何ですか?
新システムは試験運用から始めたんですが、新しいものなので社内に知見はありませんでした。システムで実現できることを、自分で少しずつ発掘していく面白さがありました。
──仕事をするうえでどんな素質や能力が必要だと思いますか?
今が全部正しいと思わないことが大事です。常に「次はどうしていくか」「どう良くしていこう」を探していかないといけません。
また、「何が必要とされているか」「何ができていないか」を考えて、それを客観的に見る心構えは必要かなと思います。これは「会社に何が必要か」だけでなく「自分に何が必要か」「自分はこんなことができるような人間になりたい」という気持ちも含まれます。
──2020年以降、課では後輩が3人配属されました。何かご自身の意識に変化はありましたか?
自分で完結する仕事が課にはないのですが、人に伝える仕事を、自分じゃない人にやってもらうことの難しさはあると思います。論理的な話し方、エビデンスの出し方も含めて、なぜそうやるのかを重視しているので、後輩にはこうしたことをさらにその下へ伝えていってもらえるような教え方をしないといけないなと考えるようにはなりました。
〈就活生へのメッセージ〉
──就活生へのアドバイスをお願いします。
会社は、人が合う・合わない、仕事が楽しい・楽しくないも含めて、入ってみないと分からないところがあります。なので仕事自体という基準で選ぶとしんどいかもしれません。
私はものづくりが好きで、ものづくりの会社を選びました。製造現場との距離感も近くて、すぐ見に行けることは、仕事とは別にして楽しめる部分です。「自分は何が好きか」という、別の軸もあっていいのかなと思います。
──どんな人にダイジェットに入ってほしいですか?
好奇心旺盛な方がいいですね。知らないことしかないと思うし、知らないからやらないという人間が多いと思うけども、そうじゃなくて、どうなっているのか、どうしたらいいのかという好奇心の強い人が欲しいなと思います。