これが私の仕事 |
材料物性シミュレーションソフト「J-OCTA」による受託解析業務 JSOLのエンジニアリング事業本部では、自動車の衝突解析や工業製品の成形評価解析などに関するCAEソリューションを様々なお客様に提供しています。私の主要業務は、当社が開発したオープンソフトベースの材料物性解析ソフト「J-OCTA」のユーザーサポートと受託解析です。
お客様は化学系の材料メーカーや製品メーカーの材料開発部門や研究部門で、材料の製造工程で原料となる物質がどのようにふるまうのかを「J-OCTA」により分子レベルで解析することで、新たな材料の開発や品質向上につなげたいと考えています。私は、そうしたお客様の課題やテーマに寄り添い、「J-OCTA」に関するトラブルシューティングや使い方のレクチャーといった基礎的なものから、シミュレーション業務自体の受託代行まで担っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
実験とシミュレーションのギャップをどう解釈するか、そこが奥深い シミュレーションが常に明快な解析結果を示す訳ではありません。むしろ、現実の実験結果とシミュレーション結果のギャップは往々にして発生します。そうした中から、どう最終的な成果につながる気づきやデータを導き出すのかが、私たちの役目であり、お客様の期待でもあります。
先日も、ある実験の結果をお客様の仮説を元にシミュレーションで説明するという課題の受託解析を行いましたが、この時は現象を完全に説明することができない結果に終わりました。でも、私が結果の見せ方に工夫をしたことからお客様は目に見えない分子の動きを可視化できることに有用性を見出し、次の依頼につながったのです。私は材料物性解析の奥の深さを再認識するとともに、お客様のものづくりに貢献できている仕事であることを実感しました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
尊敬できる上司や同僚に囲まれた部署でストレスフリー 私の学生時代の専攻は量子力学で、自分でプログラムを書きながら基礎研究をしていました。企業から即戦力として期待される専攻内容ではないと分かっていたので、プログラミングや数値計算の経験が役立ちそうなCAEを軸にIT業界全般に視野を広げて就職活動をしました。納得のいかない会社には入りたくないと考え、就職活動中の面談では、時に失礼に相当するかもしれない質問を投げかけていました。会社の中身を包み隠さずに教えて欲しかったからです。
その点で、JSOLの面接官には選考中に真摯かつ丁寧に対応してもらえました。私の論文も事前にしっかりと読んでもらうなど、技術に対して誠実な風土も伝わってきました。実際に働いてみると私の判断は間違ってはおらず、探究心が強く尊敬できる上司や仲間に刺激を受ける毎日です。 |
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これまでのキャリア |
1年目:エンジニアリング事業本部配属 材料技術部(ユーザーサポート担当)
2年目以降~現職(ユーザーサポートに加え受託解析も担当) |