これが私の仕事 |
自分で香りを作り、自分で香りを販売する“営業と研究の二刀流”。 私が扱うのは香料と言っても人向けではありません。牛や豚など動物用飼料に入れる香料です。飼料には肉付けや成長促進のため、ビタミン剤や魚粉が入っているのですが、匂いや味が変わって、子豚や子牛の食いつきが悪くなってしまうこともあります。それを改善するために用いられるのが香料です。当社はこの領域でシェア70%以上を誇ります。私の仕事は得意先の大手飼料メーカーの「飼料を新たにリニューアルするので、香料も新しくしてほしい」というオーダーからスタート。どんな香りが良いかヒアリングしたら、その後はスーツから白衣に着替えて研究開発です。香りの試作品を作り、農場に出かけて嗜好性試験を実施。期間は1年から2年かかるのですが、その間、本社と研究所、農場を飛び回っています。※営業・研究の兼務は動物向け香料の担当者のみ |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
分析だけでなく、自分の“鼻”を活かして、香りを再現しました。 とあるお客様から「他社の香料と同じものを作ってほしい」という依頼を受けたのは入社2年目のこと。聞けば、その会社が事業撤退してしまうため、供給品が切れる前に、新たに代替品を確保しておきたいとのことでした。早速、香料を分析部門に確認してもらい、分析結果の通りに調合してみましたが、残念ながらできあがった香りはあまり似ていません。香りは複雑で、必ずしも分析結果の通りに作ればいいわけではないんです。自分で匂いを嗅ぎ、足りないパーツを加えなければなりません。私は経験・知識が浅いため、何度も試作を繰り返しました。なかなか上手くいきませんでしたが、上司や他部署の先輩にアドバイスをもらうことで何とか香料を完成させることができました。お客様に「とても良くできている」と褒めていただいた時はとても嬉しかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
幅広い食に関わりながら研究もできる。そして、動物とも触れあえる。 大学は畜産学科。食品加工などを学んでいました。就活でもそれを活かすため、最初は食品関係を回っていましたが、食肉会社ならお肉だけ。飲料会社では飲料だけ。製菓会社ではお菓子だけ。どこも限られた商品しか扱えません。もっと幅広い食に関われる仕事はないかな…そう思っていた時、大学の就活イベントで偶然知ったのが長谷川香料です。香料なら色んな食品にも使われているし、食品以外にもシャンプーやボディソープ、ペットフードなど色々なものに含まれています。日々の身近な生活にも深く関わっているのに魅力を感じました。決め手は、面接の際に動物飼料用の香料であれば「営業・研究両方できる」と教えてもらったことです。大学で学んだことも活かせそうだし、動物も大好きだったので、こんな仕事は他にはないと思い、入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
工場研修(3か月)→研究所研修(3か月)→フレーバー営業(今年で4年目) |