これが私の仕事 |
運航上必要な作動油の温度や空調をコントロールする熱交換器の設計業務 現部署は航空機用熱交換器の設計開発を主な業務としています。客先(航空機メーカーやエンジンメーカー)からの引き合いを得て仕様調整を行い、決められた要求仕様を基に製品を設計する、という流れが基本的な形になります。現在の私の業務としては、自社技術を用いて客先要求の達成可否を検討、そして達成不可の場合は緩和するべき仕様を特定する業務を主に担っています。設計上何を優先し、何を妥協するのか、他に出来ることは無いのか、様々なことを考えながら自社の実力で客先が求めるものに最も近い製品を模索することは難しいことですが、それ故にエンジニアとして面白さを感じることが出来ます。製品は一品一葉の色が強く、プロジェクトを経る毎にエンジニアとしての知識や技能の向上が実感できるところが良いですね。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
ステアリングアクチュエータ耐久試験装置の作成 今から3年ほど前、現部署へ異動してくる前に航空機の降着装置の開発試験業務を担当していた頃の話になります。航空機の脚は自動車と同じで前脚で方向転換をしますが、その前脚の試験装置を作成しました。試験は前脚だけで行い、前脚が左右に向きを変えるときの状態を模擬するため、航空機の自重や方向転換の際にかかる反力を再現しました。試験が自動運転できるようシステムを整え、非常時には安全に装置が止まるよう安全対策も施しました。当時は入社年次も浅く、分からないことだらけでしたが先輩社員や現場の方、協力会社さんのご協力のおかげで一つ一つの課題を乗り越え、無事に試験装置を完成、運用できることが出来ました。試験装置が意図したとおりに動き、安全に運用できることが確認できた時は安堵と達成感を感じることが出来ました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
技術力で航空業界に挑戦できる 入社を決めた決め手は、これからの航空業界において技術を提供していける会社だと思ったからです。これは私の就職活動の選社軸でした。
航空機には様々な部品がありますが、日本で唯一、航空機の脚を設計製造できる会社として当社に注目しました。調べていく中で、単なる部品ではなく、コントローラーを含む脚システムとして設計能力を持っていることを知りました。脚システムという、他社が真似しにくい固有の技術を持っている点は、会社を選ぶ上でとても魅力的に思えました。
その他にも、日本で開発する航空機には深く関われる、また海外にも繋がりが強い顧客がいるという点にも惹かれ入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
新卒入社から航空機の脚開発試験業務を担う部署に5年→航空機用熱交換器の設計部署に1年 |