まず、就職活動で守るべき最低限のマナーをまとめます。
1. 時間厳守
面接や会社訪問には早めに到着するように心がけましょう。遅刻は厳禁。約束の時間に遅れそうな場合は、速やかに連絡を入れて事情を説明し、謝罪の言葉を伝えましょう。
2. 挨拶と敬語
相手の目を見て、しっかりと挨拶をしたり会話をしましょう。そして、敬語を正しく使うことを心がけましょう。面接官や会社の関係者に対する敬語はとても大切。
3. 質問
面接や説明会などで質問の時間をもらったら、自分が本当に聞きたいことを聞きましょう。「一般的にこれを聞いておけばいい」なんてものは参考にしなくていいです。
4. 感謝の気持ち
面接後や会社訪問後にはお礼のメールを送ることを忘れずに。感謝の気持ちを伝えることは重要。
5. 誠実さ
嘘や誇張を避け、自分の実力や経験を正直に伝えることが大切。面接官の質問には正直に答え、誠実な態度を保ちます。
これらのマナーを守ることで、皆さんに対して良い印象を持ちます。ただし、これらを守ったからといって、合格や内定をもらえるわけではありません。最初の印象として良い印象を与え、選考基準に対して見極めたり、「両想いになりたいな」と思うわけです。要するに、最低限のマナーを守ることで「選考に進むスタートラインに乗る」ということです。
最低限のマナーを守った上で、以下に書くことを追加で準備。
就職活動も転職活動もそうですが、「就職しなければならない」「転職しなければならない」と、誰かや何かに手綱を引っ張られるものではないので、自分で考えて自分の判断で行動していく必要があります。「この会社の選考に主体的に臨めているか?」と自身に問うのはとても大切なこと・・・というより、前提条件です。
例えば、「内定が出たら承諾するか?」と自分に問いを立てて選考に臨んでいるかどうか。必ずしも「内定が出たら承諾する」と決められなくてもいいので(悩んでる状態で複数の会社を受けてもいいので)、その問いを常に自分に立てながら企業と向き合ってほしいんです。たまにいるんです、「内定が出たとしてもこの会社には承諾は絶対にしません」と言っていろんな会社を受けてる人が。
仕事探しというのは、『主体性を体現できる絶好の場』だと思います。なので、自分の主体性を存分に発揮したいなら、上っ面なエピソードで示すんじゃなくて、行動することで示してほしいなって思うんです。主体性を持つこと自体は目的ではありません。主体性を持った上で何をするか、何に繋げているかってのが大切です。選考では「主体性があります」と言ってたくさんのエピソードを語ってくれても、就職・転職活動の話を聞くと全く主体性が感じられないパターンもあります。
言動の一貫性は大切ですし、一時的な言動ではなくて『行動特性』があるのかを判断する企業も増えてきてるので、その場しのぎの準備では意味がないです。その場しのぎの準備をする時間があるなら、徹底的に自分と向き合って、『確立した自分/一貫性のある自分/ありのままの自分/見せたい自分(人によっていろいろ言い方はあると思う)』を整えて、選考に臨んでほしいです。
ただしここで注意です。
自分を相手に伝える前提に、相手がどんな人を求めているのかを理解する必要があります。求人票やリクルートページに記載されていることもありますし、もっと詳しいことを聞きたいのであれば、人事や面接官に聞いてみてもいいでしょう。相手を知り、自分を知ってもらう・・・面接は相互理解の場ですから、この意識は忘れないでください。
『就職活動(仕事探し)』という自分自身にとって大切なことに対して、どの程度の本気度で臨めるのか、主体性を持って臨めているか。これは、「どの会社を受けるか?」という問いの前提として追求した方が良いのかなと思ってます。主体性を発揮しながら働いている人の特徴に、「会社のことを理解する言動を起こす」「会社にも自分のことを理解してもらう言動を起こす」という2つの点がありました。
『自分が』この会社で働くと意思決定しているから、誰に言われるでもなく、自然と主体的な言動が生まれていくんだろうなと思いました。
「自ら考え、自ら動く」
僕が幼い頃に自然と耳にしていたこの言葉の大切さを、大人になってから体感しています。自ら考え、自ら動いている人は、とてもイキイキしています。