みなさんこんにちは!
ところで、
陸上の光回線から切り離されている、船舶内の通信環境はどのようになっているのでしょうか。
日本国内の内航船の通信環境はこの30年間でとても発達しました。
40年くらい前ではモールス信号が主流だったとのことですが、
30年くらい前の船舶は電話やFAXは、主に衛星通信を使用しており、相当な通信料が掛かるので、
携帯電話が普及していない時代は特に衛星電話は緊急時しか使用できない取り決めになっていました。
それから携帯電話が普及しだしてから、船内の船員さんが個人で携帯電話を持つようになり、家族とも連絡が取りやすくなってきました。
ただし、ネット通信については、ドコモのMOVAなどキロバイトの世界でWEBサイトを一つ開く、メールを一つ送るのも一苦労だったのがつい10年前です。
現在ネット環境は乗船している船員さんに無制限使用で開放されているものとしては船会社は携帯用電波の3G回線がほとんどなのではないかと思います。
また、船舶も最近やっと、船内LAN、船内無線Wi-Fiが当たり前に設備出来るようになりました。
現在、弊社では4G回線を無制限使用で船内LAN、船内Wi-Fiを実験的に無料で乗組員に無制限開放しています。
やっと、陸上生活と遜色ないレベルにまで来ました。ここまで本当に長い道のりでした。
乗組員も船内で自分の時間が出来た時はきっと、画像ありライン電話やネット通信、ネットテレビなどで休憩を取っていることと思います。
ただ、注意すべき点は5Gは海上に届かないということです。4G回線は、海上の技術革新のためにも残しておいてほしいと切に訴えていきたいと思います。
しかしながら、あまりにも便利すぎると本来やるべき整備作業や勤務時間をネット時間に削られてしまい、寝不足になっても困るので、自己管理だけはしっかりお願いしますと伝えたいところです。(笑)
また、現在はあまりに陸上と繋がりやすいため、若い船員さんには喜ばれてますが、昔から、優雅に雄大に海上仕事をしていた経験豊富な船員さん達に取ってははあんまり歓迎されていない所もあるようですよ。
でも、これからは自動運転や陸上からの遠隔操船も出来る時代が来るかもしれません。
次のネタは現在取り組んでいる新技術導入検討中の内容を紹介するかもです。(秘守のため無理かも・・・)
最も大事なことは、これらの技術は本業界で利用できる範囲のランニングコストでないといけません。
今回は文章だけで誠にすみません。。
またのお楽しみに・・・