これが私の仕事 |
医薬品原薬や中間体のプロセス開発 主な業務は、お客様から依頼のあった医薬品原薬や中間体のプロセス開発・最適化やスケールアップ製造です。
私はペプチド化合物の製法開発に携わることが多く、最近は数十残基のペプチド合成にも取り組んでいます。ペプチド合成は、紙の上で書く反応は単純で簡単そうに見えますが、実際は予想外の副反応が多々起こるため、合成ルートや反応条件、精製条件を日々検討し、データの分析等を基に最適化を行っています。実験では、なかなか良い条件が見つからず、気力・体力的にも辛い時もありますが、研究部内は先輩や後輩に関わらず、相談しやすい雰囲気であるため、アドバイスをもらったりして乗り越えられた時には、大きな達成感を感じられます。また、大学の研究室に通って、合成技術の向上や共同研究を行うこともあります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
初めての合成・精製技術を確立できたこと 入社3年目の時に、約10残基のペプチド化合物の合成と精製の仕事を担当し、会社で初めて導入された分取精製装置を扱うことになりました。初めてのことばかりで、試行錯誤しながら装置の使い方を習得し、精製条件を検討していましたが、トラブルや失敗も多々ありました。しかし、最適条件を見つけ、製品を提出できた時には、お客様にも喜んでいただき、とても嬉しかったです。その成果を評価してもらい、社内で精励賞もいただくこともできました。また、他の品目では、生み出した新しい合成技術を特許出願することもでき、モチベーションの向上にもつながっています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
学生時代に学んだことを活かして医薬品を創り上げていくことができる仕事 医薬品の合成研究に関わる仕事をしたいと考えていたこと、学生時代に学んだことを活かせる仕事ができるということが決め手でした。また、就職活動するまで受託製造会社というものを全く知りませんでしたが、様々な製薬メーカーから委託された化合物を、自分で製法開発できるできることや、少量検討からスケールアップ合成まで携われる受託製造会社であることにとても魅力を感じました。また、学会やセミナーに参加させてもらえるということで、視界を広げ、能力の向上につなげる取り組みも良い点だと感じました。 |
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これまでのキャリア |
入社→研究開発部(5年7か月)→子会社に出向(5ヶ月)→研究開発部(8年目) ※勤務期間のうち、産休・育休期間も含む |