これが私の仕事 |
「となり」にいる人の声を聞く…多くの人が暮らしやすい世の中を願って 2019年に入社し、記者・ディレクターとして香川県で働いています。報道にはいくつか役割がありますが、私は社会的立場の弱い人の声に耳を傾けたいと思っています。実際には、障がい者・外国人・元受刑者らを取材し、夕方のニュース番組で放送するなどしています。
入社4年目には、テレビ朝日系列の「テレメンタリー」というドキュメンタリー番組で、私が制作した番組が全国放送されました。題材は元受刑者と大学生の交流。相談する相手もなく、金に困ると窃盗を繰り返していた元受刑者は、交流を通して少しずつ自分の気持ちを伝えられるようになり、大学生は元受刑者が自分たちと変わらない人間だと気づいたといいます。
「近くにいるはずだけど、よく知らない人」。そんな人の声を伝えて、多くの人が暮らしやすい世の中になることを願っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
空襲体験を聞く…100歳のおばあちゃんの「ありがとう」 高松市長が長寿を祝うという取材で出会った100歳のおばあちゃん。100年で一番印象に残っていることを尋ねると「高松空襲」と答えました。
後日、このおばあちゃんが空襲に遭ったという現場に一緒に向かいました。手押し車を押して現場に着くと、力強く話し始めました。
「西の方に大きなお月さんのようなものが見えたと思ったら、まもなくに来た!B29が飛んできた。B29、100機やで!」
その迫力に驚きつつ、おばあちゃんの中に空襲体験がいかに深く刻まれているかを思い知った気がしました。
ニュースの放送後、ご家族から電話があり、「いい思い出になった」とおばあちゃんが喜んでいるとのこと。感謝の言葉を伝えられました。相手の話に耳を傾け、世の中に伝える。自分が誰かの役に立てるかもしれないと思えた瞬間でした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
ドキュメンタリーが好きだった学生時代…ある映画を知って ろくに大学に行かず、留年しながら海外を旅していました。旅先で出会った人たちに関心を持ち、異文化を研究しようと大学院に進学した私には十分な時間がありました。
学生時代、テレビ・映画問わず好んで見ていたのがドキュメンタリーです。映像を通して、色々な人の考えを知り、大きな影響を受けました。
いざ就職活動をするとなった時、興味を持って取り組めそうなものは他にはありませんでした。そんな中、東京の映画館でKSBの大先輩が作った「クワイ河に虹をかけた男」というドキュメンタリー映画が流れていました。岡山県の男性を20年間記録した作品でした。
こんな映画が作れる、記者やディレクターの裁量を認める風土があるんだと採用試験を受けました。入社後も印象は変わらず、1年目から特集を作ることができています。 |
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これまでのキャリア |
2019年4月~ 報道クリエイティブユニット(高松本社) |