| 社名 | 東邦ガス株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 |
| ホームページ | https://www.tohogas.co.jp/ |
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初回掲載日:2026年6月9日
企業研究
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東海地方の暮らしを支える都市ガス会社が、電気・水素・e-メタンまで広げる総合エネルギー企業。
家庭のコンロやお風呂だけでなく、工場やビル向けにガスと電気を組み合わせて提案する会社。
都市ガスの原料LNGを5か国から調達し、知多・四日市の基地でためてから、気化や熱量調整をして届ける仕組みを持つ。
地中に埋めたガス導管の整備・維持・管理をまとめて担い、地震などの災害に強い供給網づくりを進めている。
自社発電設備の運営に加え、大型LNG火力発電所の開発や、太陽光・バイオマス・風力の電源開発も進めている。
水素、e-メタン、CO2分離回収を組み合わせ、今のガスの使い方を保ちながら低炭素化を進めるのが大きなテーマ。
創業時から『お客さま、株主、従業員の共存共栄』を大事にし、地域社会との結びつきを会社の芯に置いてきた。
LNG:液化天然ガス。天然ガスを冷やして液体にしたもの。運びやすくして、貯蔵や調達に使う。
e-メタン:水素とCO2などを使ってつくる、都市ガスの主成分に近い合成メタン。
導管:地中に埋めたガスの管。家庭や工場にガスを送る通り道。
創業
1922年6月、東邦瓦斯は名古屋瓦斯のガス事業が東邦電力から分かれて始まりました。初代社長の岡本桜は、東京帝国大学で応用化学を学び、大阪瓦斯の創業時の工場建設や名古屋瓦斯での技師長を経験した技術者でした。創業の考え方は「お客さま・株主さま・従業員を三位一体」とするもので、会社を売るだけの組織ではなく、地域の生活を支える仕組みとして立ち上げた点に芯があります。
転換点
会社の向きを大きく変えたのは、1977年の知多LNG共同基地の操業開始と、1978年の天然ガス転換の開始です。都市ガスの原料を石炭、石油、天然ガスへと切り替えるには、基地だけでなく製造所や供給のしかたも組み替える必要がありました。1993年に天然ガス転換が完了すると、東邦ガスはLNG調達、ガス製造、供給網を一つにつないで持つ会社になり、今の安定供給の土台ができました。
現在
今の東邦ガスは、東海地方を中心に都市ガス・電気事業などを展開する総合エネルギー企業です。2025年度の売上高は6,510億円で、内訳は都市ガス65.5%、LPG14.9%、電気15.2%、その他4.4%です。2025年度末のお客さま数は312万件で、事業はガス、電気、LNG調達、再生可能エネルギー、水素、不動産、くらし支援まで広がっています。
これから
これからは、電気事業と海外事業への投資を強め、2030年代半ばには戦略事業をコア事業に並ぶ規模に育てる方針です。2026年度は、米国ネブラスカ州のLive Oakプロジェクトの基本設計を始め、知多市ではアイシン、デンソーと組んだ地域CO2循環型e-メタン供給の実証を進めます。あわせて、CO2分離回収や水素の技術実証も進め、都市ガスの中身そのものを変えていく流れです。
LNG:液化天然ガス。天然ガスを冷やして液体にしたもの。東邦ガスはこれを複数の調達先から受け入れ、基地で貯蔵して都市ガスを作っています。
メタネーション:水素とCO2を使ってメタンをつくる技術です。東邦ガスは、ガスの脱炭素化の主軸として扱っています。
e-メタン:グリーン水素などの非化石エネルギー源を原料としてつくるメタンです。東邦ガスは、将来のガスの脱炭素化を進める手段として位置づけています。
理念/ミッション
東邦ガスは、グループ各社とともに、人々との信頼のきずなを大切にし、うるおいと感動のあるくらしの創造と魅力にあふれ、いきいきとした社会の実現に寄与します。
価値観/行動指針
発想・行動の原点を、お客さまにおきます。|先見性と技術力で、自ら市場を創造します。|意欲と能力の発揮を重視し、ひとを育てます。|機動的で、活気にあふれた組織をめざします。|広い視野で、事業分野の拡大に努めます。
東海3県の店網で、暮らしの相談まで受ける
東海地区(愛知・岐阜・三重)にある約130店舗の「東邦ガスくらしショップ」が、ガス・電気に加えてリフォームや宅配水、光通信などの暮らし商材を扱う。家庭向けの仕事が、料金や契約だけでなく、住まいの相談や日々の困りごとまで広がっている。
産業向けは、燃料だけで終わらない
業務用では、エネルギー販売からエンジニアリングまで一体で提供し、課題にオーダーメイドで解決策を出すつくりを前に出している。省CO2、省エネ、防災性向上のようなテーマを、燃料の提案だけでなく設備や運用まで含めて扱う点が特徴。
街づくりを、エネルギー事業の外側まで広げる
名古屋市港区のみなとアクルスでは、自社グループの土地を使って、商業・住宅・業務を含むまちづくりを進めている。エネルギー会社の仕事が、供給や販売だけでなく、地域のにぎわいづくりや災害に強い街の整備まで伸びている。
今の収益と、次の柱を別に育てる
コア事業の都市ガス・LPGを収益基盤に置き、戦略事業へ重点投資して、2030年代半ばにはグループ全体の事業規模を1.5倍以上にする計画を掲げている。安定収益を守る仕事と、新しい柱を育てる仕事を分けて進める考え方がはっきりしている。
カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、実質的にゼロに近づける考え方。
インフラ業界は、私たちの日常生活や経済活動を支える基盤となる設備や仕組みを提供する業界です。電気・ガス・水道といったライフラインから、交通網、通信システム、さらには学校や病院などの公共施設まで、社会に不可欠なインフラの構築・維持を通じて、人々の安全で快適な暮らしを根底から支えています。
業界でやっていること
インフラ業界では、多岐にわたる専門職が連携し、社会の基盤を築き、維持しています。例えば、『コンサルタント』が地域のニーズや課題を分析し、最適なインフラ計画を立案します。その計画に基づき、『エンジニア』が施設やシステムの設計を行い、『施工管理・プロジェクトマネージャー』が現場で建設作業を統括し、資材や人員を管理します。完成したインフラは、『現業職』が日々のオペレーションやメンテナンスを行い、安定稼働を支えます。また、『営業』は法人や公共団体に対し、インフラサービスやソリューションを提案し、社会の発展に貢献しています。
この業界を見るポイント
インフラ業界の企業を比較する際は、「どのようなインフラを扱っているか」と「誰にサービスを提供しているか」を見ると、その企業の個性がよくわかります。例えば、電力やガスのように「家庭や企業にエネルギーを供給する」のか、鉄道や道路のように「人や物の移動を支える」のか、あるいは通信のように「情報伝達の基盤を提供する」のかで、事業の性質や顧客との関わり方が大きく異なります。また、国内のインフラ整備・維持が中心なのか、海外のインフラプロジェクトにも積極的に関わっているのか、といった事業領域の広がりも、企業理解の重要なポイントです。
知っておくとよい基礎知識
インフラ業界は、社会の基盤を支える安定性がある一方で、少子高齢化による国内市場の縮小や担い手不足という課題に直面しています。これに対し、各社は国内インフラの老朽化対策や自然災害への備えとして、ロボットやセンサーを活用した効率的な維持管理を進めています。また、世界的な環境意識の高まりから、再生可能エネルギーの供給強化や、エネルギー消費を抑えるスマートシティ構想への貢献も加速しています。さらに、国内市場の先細りを見据え、開発途上国でのインフラ整備など、海外市場への展開も活発化しています。
東邦ガスは、東海3県を地盤にした都市ガス会社を土台に、電気・LPG・再生可能エネルギーまで広げている会社です。比べるときの軸は、「全国や海外に広げる会社」ではなく、「一つの地域で、ガス網を軸にどこまで電気や関連サービスを重ねられるか」です。
ガスだけの会社ではなく、電気・LPG・再エネ・水素まで会社の事業に入っているので、エネルギーをまとめて提案する仕事を見やすい。
都市ガス大手3社の一角なので、地域密着の仕事でありながら、制度対応や大きなインフラの管理にも触れやすい。
家庭用は高効率給湯器などの普及で、一人あたりのガス使用量が下がりやすいです。
2017年の全面自由化で、家庭も事業者を選べるようになりました。地域だけで自然にお客さまが集まる前提ではありません。
都市ガスの小売価格は、基本的にLNG輸入CIF価格と連動します。原料価格や為替の動きで、価格の安定を保つのが難しくなります。
脱炭素では、合成メタンなどを導管に入れていく流れが進んでいます。今のガスの仕組みを生かしながら、別の燃料に置き換える作業が必要です。
都市ガス:ガス導管を通して、家庭やお店、工場に送るガスのことです。
LNG:液化天然ガスのことです。天然ガスを冷やして液体にし、船などで運べるようにしたものです。
導管:ガスを送るための地下の管です。都市ガス会社の土台になる設備です。
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
「1年目は緊急保安センターで、ガス漏れ対応の現地管理や効率化の検討から始まりました。3年目には金沢で市営ガスの民営化に関わり、会社立ち上げと導管整備計画を担当。6年目には主要導管の設計・施工管理に進んでいて、現場と書類と調整を行き来する仕事だとわかります。自分が通したガス管の先で多くの人が使っているのを見ると、地域に役立っている実感が強い。泥臭い現場対応と、手順を組み立てる仕事の両方を楽しめる人向きです。」
2019年入社
「入社1年目からエネファームや給湯器の開発・評価に入り、担当機器をローテーションしながら知識を広げてきました。社員の異動や育休で担当が増えた時期は大変だったそうですが、その分、幅広い機器の知識がついたと話しています。今は企画・開発に加えて、蓄熱材関連技術の用途開拓や販売検証も担当。商品が世に出る瞬間に手応えを感じるタイプで、手を動かしながら新しい商材を育てたい人に向いています。」
2019年入社
「前職で人事を一通り経験したあと、東邦ガスでは新入社員や管理職向けの研修を企画・運営しています。評価者研修、DX研修、選抜研修などを同時に進め、予算づくりから企画書、社内承認まで一貫して担うのが仕事です。正解が一つに決まらない育成テーマに向き合う難しさはあるけれど、全社の人の成長に触れられるのが面白い。人を育てる仕組みを考えるのが好きな人、関係部署をまたいで物事を進めたい人に合いそうです。」
2023年入社
OPENコース:総合職の初期配属の考え方の一つ。電力事業、原料調達、法務など、幅広い部門・部署から配属が決まる。
WILLコース:総合職の初期配属の考え方の一つ。生産、供給、家庭用営業、業務用営業、技術開発・ITから始まり、その分野を軸に専門性を深める。
OJT:仕事をしながら先輩や上司に教わる育て方。座学だけでなく、実際の仕事の中で覚えていく。
整圧器:高い圧力のガスを、使う場所の近くで安全に使える圧力まで下げる設備。
東邦ガスライフソリューションズ くらし事業本部 営業施策部
家庭用営業
会員制度と点検で、家庭の利用を長くつなぐ
会員数を増やす施策会議:営業施策部で、「東邦ガスくらしマイショップ会員」の会員数を増やすための打ち手を、集計した実績を見ながら詰める。
新規特典の内容を広告代理店と詰める:会員向けの新しい特典を出すために、広告代理店と特典の見せ方や中身をすり合わせる。
住まいの安心点検の企画運営:家庭用ガス機器や水まわり機器を対象にした『東邦ガス 住まいの安心点検』の企画と運営を進める。
会員数増加の施策会議と、新規特典の調整が重なる週が山場。実績集計や資料づくりも並行して進める。
約20万人の会員に届く仕事なので、考えた施策が数字にどう出るかを見ながら進める必要がある。会員数や反応を踏まえて、次の特典や告知を会議で通せる形に整える難しさがある。
CN×P:カーボンニュートラル実現に向けて、相談から工事までまとめて支援する事業。
米国ネブラスカ州のe-メタン製造事業「Live Oakプロジェクト」で、基本設計を始めた。
2026年08月28日
保存・調理・食事を一つにまとめる「GOUR-POT(グルポット)」を開発し、クラウドファンディングを始めた。
2026年08月27日
春日井市と包括連携に関する協定を結んだ。
2026年08月19日
「東邦ガス ガスエネルギー館」を20年ぶりにリニューアルした。
2026年07月01日
マイナンバーカード連携のデジタルIDプラットフォームを提供するxID株式会社に出資した。
2026年06月16日
株式会社Shizen Connectに出資し、電力サービスの開発・拡充を目指すと発表した。
2026年05月25日
10万kW級のガスエンジン発電設備を建設すると発表した。中部地方では初めて。
2026年04月02日
2026年8月31日更新
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