| 社名 | 株式会社熊谷組 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区津久戸町2番1号 |
| ホームページ | https://www.kumagaigumi.co.jp/ |
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初回掲載日:2026年6月9日
企業研究
57件の情報源AIがWeb上の情報を収集・分析しました。
建設を核に、トンネルや橋、病院や学校、再開発や発電まで広げる総合建設企業。
土木では、トンネル・橋梁・ダム・道路の工事を通して、暮らしの基盤をつくる。
建築では、住宅・事務所・病院・学校・商業施設を手がけ、中大規模木造建築ブランド「with TREE」も動かしている。
出発点は、福井の石工職人が発電所の水路工事を請け負ったこと。難しい工事に向き合う姿勢が、今も受け継がれている。
黒部川第四発電所の大町トンネルや、NATMの国内初導入など、難工事を技術で形にしてきた歴史がある。
今は、橋の床版取替工事、無人化施工、BIM活用などで、古いインフラの更新と現場の省力化を進めている。
建設だけで終わらず、太陽光・木質バイオマス発電、PFI、都市再開発、不動産開発まで広げ、次の収益の柱を育てている。
台湾では「TAIPEI 101」や「陶朱隠園」のような大型物件を積み上げ、海外でも名前を知られる土台を作っている。
PFI:公共施設の建設や運営に、民間の資金と技術を使う仕組み。
NATM:トンネルの地盤の状態を見ながら、補強しつつ掘り進める工法。
創業
1898年、福井の石工職人だった熊谷三太郎が、福井県の宿布発電所の工事を請け負ったところから始まった。明治から大正にかけての日本は、発電所や鉄道を少しずつ増やしていく途中で、そうした基盤工事を確実にやり切れる人が必要だった。三太郎はその後、各地の鉄道や発電所の工事で腕を磨き、1938年に株式会社熊谷組として会社の形を整えた。最初の一手は、石工の仕事を土台にして、地域の電気と移動を支える難しい工事を自分たちの仕事にしたことだった。
転換点
1990年代のバブル崩壊で、熊谷組は大幅な事業縮小を迫られた。そこで、昔ながらの土木・建築だけに閉じず、モバイル通信基地局や風力・太陽光発電施設の建設、海外案件、中大規模木造建築ブランド「with TREE」へと仕事の幅を広げた。危機のあとに事業の置き方を組み替えたことが、今の「建設事業」と「建設周辺事業」を並べる形につながっている。
現在
今の熊谷組グループは、国内土木、国内建築、海外建設、建設周辺事業の4つで動いている。土木では橋梁床版の取り替えや防災・減災の工事、建築では病院・学校・商業施設に加えて「with TREE」による中大規模木造、海外では台湾法人の華熊營造が「TAIPEI 101」や「陶朱隠園」を手がけてきた。建設周辺事業では再生可能エネルギー、不動産開発、インフラ運営、技術商品販売まで持っており、グループ8社で建設の前後も抱える形になっている。
これから
2024〜2026年度の中期経営計画では、建設事業の強化、周辺事業の加速、経営基盤の充実を掲げている。土木ではインフラ大更新、防災・減災、資源循環、建築では中大規模木造、周辺事業では木質バイオマス発電、風力・太陽光発電、不動産開発、PPP・コンセッションを伸ばす方針。工事だけに頼らず、収益源を分けていく動きが見える。
中大規模木造建築:戸建てより大きい建物を木でつくる分野です。熊谷組では住友林業と組んだブランド「with TREE」で取り組んでいます。
PPP・コンセッション:国や自治体の仕事を民間企業が受けて、建設だけでなく運営や維持管理まで担う仕組みです。
理念/ミッション
建設を核とした事業活動を通して、国内外において自然との調和のとれた人間活動の場を構築し、優れた総合力を発揮して社会に貢献する企業集団を目指す。
価値観/行動指針
企業市民としての自覚と責任を持ち、品位を重んじた行動により、社会に評価される企業集団を目指す。
使う人の満足までを品質に入れる
品質方針では、建造物の外形的・機能的な品質だけでなく、そこを使う人が満足し続けられる品質を「しあわせ品質」と呼んでいます。完成した時点の見た目や性能だけでなく、使い始めてからの満足まで品質に入れているのが特徴です。
技術だけでなく人間力も現場の武器にする
グループビジョンでは「優れた技術力を豊かな人間力で活かす」独自の「現場力」を掲げています。社員全員が「常在現場」を意識し、10年後も20年後もそこに集う人を思いやって行動すると明記しており、現場の判断を人の使い方まで広げている会社です。
品質と環境を一緒に管理する
1996年にISO9001、1997年に建設業界で初めてISO14001の認証を取得し、2016年からは品質保証と環境保全のマネジメントシステムを統合して運用しています。国の資料でも、建設企業のISO14001取得は中小規模では多くないとされており、品質と環境を仕組みで一緒に回す姿勢が目立ちます。
完成後の運営や修繕まで見る
グループビジョンでは、完成後も運営、維持管理、修繕、再生まで一貫して携わるとしています。建てて終わりではなく、その後の使われ方や更新まで仕事の範囲に入れているのが特徴です。
ISO14001:組織の環境マネジメントシステムがISO 14001の要求事項を満たすかを審査して認証する仕組みです。
熊谷組は、鹿島・大林・清水・竹中のような超大型ゼネコンより一段小さい規模で、山岳トンネルや災害復旧のような難しい土木を、無人化施工や遠隔操作などの技術で進める会社です。比較の軸は『巨大な都市開発や海外事業を広く持つ会社か』と『難工事の現場技術を深く持つ会社か』で、熊谷組は後者の色が強いです。
業界内ポジション
熊谷組は、超大型ゼネコンのように海外や不動産開発まで広く伸ばすより、危険で手間のかかる現場を機械化して進める土木に強い立ち位置です。無人化施工、山岳トンネル、水中遠隔操作、橋梁の急速更新など、『人が入りにくい場所をどう工事するか』の技術が目立ちます。一方で、グループ8社で調査・診断・修繕・アフターサービスまでつなげており、作って終わりではなく、直し続ける仕事にも伸びています。
危ない場所や入りにくい場所の仕事を、無人化施工や遠隔操作で進める技術が具体的です。山岳トンネル、水中、災害復旧など、普通の工事会社では見えにくい現場の工夫が多く、現場技術の面白さがわかりやすい会社です。
グループ8社で、調査・診断・設計・施工・修繕・アフターサービスまでつなげています。建てるところだけでなく、古い建物を直す仕事まで含めて学べるので、建設業の中でも仕事の流れを広く見やすいです。
木造ハイブリッドや中大規模木造のように、脱炭素の流れに合う建築にも手を広げています。土木だけ、建築だけではなく、次の建物の作り方を試している点が見どころです。
都市再生の案件にも関わっており、建設現場だけでなく、街のつくり替えや更新にも近い仕事があります。『ものを建てる』だけでなく、『街を直す・つくる』側の仕事を見たい学生には、比較しやすい会社です。
建設技能労働者は今後も減少が見込まれ、2025年には約半数が50歳以上とされています。人手を前提にしたやり方だけでは回りにくく、業界全体で省人化が必須です。
インフラは高度成長期に整備されたものが多く、老朽化対応が大きなテーマです。新しく造る仕事だけでなく、止めながら直す仕事が増えるため、工事の進め方が複雑になります。
建設市場は大きい一方で、政府投資と民間設備投資の両方に支えられています。景気や政策の動きで発注の波が出やすく、同じ業界でも年によって仕事量の動きが変わります。
建設投資:国全体で、建物や道路などの建設に使われるお金の見通し。新しく建てる工事だけでなく、改装・改修も含みます。
無人化施工:人が危険な場所に入らず、遠隔操作の建設機械で工事するやり方です。災害現場や山岳トンネル、水中の作業で使われます。
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
入社後は浅草駅の作業所で土木工事を担当し、今は荒川小台堤防工事作業所で働いています。毎朝、職人さんとその日の人員配置や作業工程を決めて、日中は現場で進捗を見て、夕方は書類をまとめます。70人ほどが動く現場なので、年上の職人さんや交通整理の人と毎日きちんと話すことが欠かせません。最初に惹かれたのは、相談に誠実に向き合ってくれた先輩や、入社後の若手面談のような面倒見の良さでした。人と話しながら現場を回す仕事を、泥臭くても面白いと思える人に向いている会社だと思います。
2017年入社
今は病院の現場で工事主任として、内装の工程、安全、品質を見ています。円形やアーチ型の部分があったり、天井裏にダクトや医療ガス配管が多かったりして、図面通りに進まないたびに、どう造るかを考え直すのが大変です。でも、週1回の見学会で病院の人に動線や広さの意見をもらうと、現場がぐっと実物に近づく感じがして勉強になります。建物を使う人の顔を思い浮かべながら、工程や人員を調整するのが好きな人に合いそうです。
2009年入社
入社後は首都圏支店管理部で現場支援をし、その後は病院に常駐しました。今は国際経理として、インドネシアやベトナム、ミャンマーなどの営業所の数字を集め、残高試算表を作っています。英語のメールや資料も多く、為替で数字が複雑になるのが難しい一方で、ぴたりと合った時の手応えは大きいです。5年後は海外駐在、10年後は海外事業の人材育成を目指していて、数字と海外の両方に関わりたい人向きだと感じます。
2019年入社
施工管理:工事が計画どおり進むように、現場で安全・品質・工程・原価を見ながら人や作業をまとめる仕事です。
積算:工事に必要なお金や手間を見積もる仕事です。現場を知っているほど、実際に動かしやすい見積もりになります。
作業所長:工事現場の責任者です。工程・安全・品質をまとめ、関係者全体を見ながら現場を動かします。
常駐:本社や支店ではなく、特定の現場に入り込んで、現場の人たちと近い場所で仕事をすることです。
首都圏支店 土木部 荒川小台堤防工事作業所
土木施工管理
堤防や駅工事を、現場で段取りをまとめる役
職人さんと作業の段取りを決める:荒川小台堤防工事作業所で、職人さんとその日の打ち合わせを行い、人員配置と作業工程を決める。現場には職人さんや交通整理のガードマンを含め、多い時で約70名が入るため、現場の動きをそろえる役割が大きい。
現場の進み方と書類をそろえる:現場で施工の進捗を確認し、工事のあとに書類作成などの机仕事をする。管理する項目は、原価、品質、工程、安全の4つで、設計図どおりか、予算内か、事故が起きないかを順番に見ていく。
高規格堤防の形を現場で整える:一般的な堤防より幅を広くして、なだらかな勾配に整える工事を担当する。大雨や台風で大きな洪水が起きたときに、堤防の決壊を防ぎやすくするための施工を進める。
多人数の現場をまとめながら、原価・品質・工程・安全を同時に見るので、確認漏れがそのまま工事に出る。反対に、自分が組んだ段取りで堤防の形が変わり、洪水を見越した工事として残るのが、この仕事の手応え。
施工管理:工事を計画どおりに進めるために、工程、人員、品質、安全、費用を現場で見て回る仕事。
積算:図面や見積書から、工事にかかる費用を出すこと。
DX:データやITを使って、仕事の進め方を見直し、効率を上げること。
納まり:部材どうしがぶつからず、うまく収まる形や組み合わせ。
山岳トンネル工事向けの切羽AI判定システム「マルチモーダル・ゼロショット切羽AI判定(MZ切羽AI判定)」を開発しました。切羽写真、3次元モデル、削孔データ、熟練作業員の感覚情報を統合して判定します。
2026年08月28日
「熊谷組グループ 統合報告書 2026」を公開しました。2024年度を初年度とする中期経営計画の紹介や、各事業の進捗、サステナビリティの取り組みを掲載しています。
2026年07月31日
新基幹システム「建設WAO」の導入により、取引先との契約・請求で明細単位の電子取引が年間平均99%超になったと発表しました。2025年4月から全工事案件に拡大し、2025年10月から本社と全国支店の一般管理費関連業務にも展開しています。
2026年07月16日
屋内作業で使う天井クレーンについて、吊荷の直下を可視化し、作業者の立ち入りをリアルタイムで検知して警告する安全確保システムを開発しました。
2026年07月13日
無線電子雷管を活用した完全自動化の機械装填による発破で、実際のトンネル工事現場での起爆に成功しました。
2026年07月07日
生成AIを活用した「安全支援アプリ」の運用を開始しました。事故・災害事例を連携し、建設現場の安全管理や若手技術者教育に使うとしています。
2026年07月01日
2026年9月1日更新
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