| 社名 | 名港海運株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 名古屋市港区入船二丁目4番6号 |
| ホームページ | https://www.meiko-trans.co.jp/ |
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初回掲載日:2026年5月27日
企業研究
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名古屋港を起点に、船・倉庫・通関・海外ネットワークをまとめて動かす総合物流会社。
名古屋港を起点に、輸出入・国内物流・港湾作業をまとめて扱う会社。船で運ぶ前後の仕事まで一つの流れで受け持つ。
船積みや船卸しだけでなく、税関や入国管理の手続きも代行する。港に着いた貨物を次の輸送につなぐ役回りが中心。
約50万㎡の倉庫群を持ち、重量物、危険物、医薬品、食品、ワイン、小ロット貨物まで置き分ける。貨物の性質ごとに保管場所を変えられる。
コンテナ船、自動車専用船、穀物やアルミインゴットの在来船など、相手にする貨物の種類が広い。港の現場で、船の種類ごとに動き方が変わる仕事を積み重ねている。
1949年の創業以来、港を公共的な役目を持つ場所として捉え、地域社会への貢献を経営の芯に置いている。物流を単なる運送ではなく、港の役目として扱う。
海・陸・空に加えて、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのネットワークでDoor to Door輸送に対応する。名古屋港だけで終わらず、海外の送り先までつなぐ。
通関:貨物を国境で通すための税関手続き。書類をそろえ、輸出入できる形に整える仕事。
Door to Door:荷物の送り先まで、一つの流れで運ぶこと。港だけで終わらず、相手先の手元までつなぐ考え方。
創業
1949年1月22日、戦時中に発足した名古屋港運株式会社が閉鎖機関に指定され、その後、当時の役員と従業員の有志が集まって名港海運が立ち上がった。営業開始は同年4月。設立直後に税関貨物取扱人免許を取り、同じ年にナゴヤシッピング株式会社を、1950年には名古屋船舶株式会社を設立した。さらに1950年に倉庫業を始め、1951年には最初の自社倉庫を建てている。港の仕事は、船のそばで荷物を動かすだけでは回らない。税関の手続き、倉庫、運送を切れ目なくつなぐところから、この会社は出発した。
転換点
大きな転換点は、港の荷役をこなす会社から、貨物をまとめて扱うための大きな拠点を自分で持つ会社へ変わったこと。2017年10月16日、名古屋港の主要輸出入拠点に近い飛島村で、当社最大規模かつ最新設備を備えた物流センターの新設を決めた。理由は、増える貨物への対応と、中長期の事業継続だった。2019年8月には西二区物流センター南1号が開設され、最新設備による効率化と、災害を想定したBCP対応を備えた拠点になった。ここから、貨物を受けるだけでなく、保管、仕分け、梱包、配送までまとめて回す今の形がはっきりしてきた。
現在
今は、名古屋港を核にした国際総合物流会社。事業は、輸出、輸入、国内物流、保管・流通加工、港湾作業、海上・航空の国際輸送、海外支援まで分かれていて、貨物の引き取りから通関、倉庫保管、加工、梱包、荷役、全国配送まで一気に扱う。会社側は、名古屋港トップクラスの倉庫保管スペースと輸送能力を持つと説明している。現場では、港のまわりの倉庫群と、飛島の物流センターを使い分けながら、海・陸・空をまたいで貨物を動かしている。
通関:輸出入の荷物について、税関で必要な手続きをして、国の内外に出し入れできるようにすること。
BCP:災害やトラブルが起きても、仕事を止めにくくするための備えや計画。
理念/ミッション
港という「公器」を扱う企業の使命として、名古屋港と日本・世界各地の物流を支え、経済・産業の持続的な成長の実現に貢献する。
価値観/行動指針
私たちは、名港グループ社員としての誇りと責任を持ち、国際社会の一員として法令を遵守することはもちろん、社会規範や社内諸規程を守り、常に社会的良識を備えた行動に努めます。
港の中の仕事を、一社でつなぐ
名古屋港トップクラスの倉庫保管スペースと輸送能力を持ち、約50万㎡の倉庫群で保管だけでなく検品・仕分け・ラベリング・梱包まで受ける。貨物の引取りから輸送、保管、加工、梱包、荷役まで一つにつながるため、港の入口から出口までをまとめて見られる。
海外でも、現地まかせにしない
アメリカ、ヨーロッパ、アジアに拠点を置き、現地の物流会社とも連携しながら海外の輸送を組み立てる。さらに、日本で培った作業品質や改善のやり方を研修で広げ、海外拠点でも同じやり方をそろえようとしている。
税関の手続きを速く進める土台がある
貨物のセキュリティ管理と法令順守の体制が整った事業者として、名古屋税関から認定を受けている。簡易・迅速な税関手続きにつながるので、輸出入の現場で止めずに回す力になっている。
物流業界は、生産者から消費者の手元に商品が届くまでの「モノの流れ」全体を支える業界です。トラックや船、飛行機、鉄道といった多様な手段で荷物を運ぶだけでなく、倉庫での保管、仕分け、梱包、さらにはそれらを管理する情報システムまで、多岐にわたるサービスを提供しています。私たちの生活に欠かせない商品が、必要な時に必要な場所へ届くのは、この業界の働きがあるからです。
業界でやっていること
物流業界では、単に荷物を運ぶだけでなく、さまざまな工程が連携して価値を生み出しています。例えば、『保管』では商品を適切な環境で預かり、『荷役』で倉庫への出し入れや仕分けを行います。『包装(梱包)』で商品を安全に包み、『輸送(配送)』でトラックや船、飛行機などを使い目的地へ届けます。さらに、これらの動きを『情報処理』で管理し、どこに何があるかを常に把握。これらの工程がバケツリレーのように繋がり、私たちがオンラインで注文した商品が翌日に届くといったスムーズな体験を支えています。
この業界を見るポイント
物流業界の企業を見る際は、「何を、どのように運んでいるか」に注目すると、その会社の個性がよく見えてきます。例えば、国内の小包を個人宅へ届ける「宅配便」が中心なのか、それとも工場から工場へ部品を運ぶ「企業間物流」がメインなのか。また、トラック輸送に強いのか、それとも国際的な海上輸送や航空輸送に強みがあるのか。さらに、倉庫での保管や仕分けといった「物流センター機能」に力を入れているのか、といった視点で見ると、各社の「戦い方」や「得意分野」が明確になり、自分に合う会社を見つけやすくなります。
知っておくとよい基礎知識
近年、物流業界では「2024年問題」と呼ばれるトラックドライバーの労働時間規制強化や、EC市場の拡大による荷物量の増加が大きな課題となっています。これに対応するため、各社はAIを使った配送ルートの最適化や、倉庫でのロボット導入による自動化、ドローンや自動運転トラックといった新しい輸送手段の導入を急いでいます。また、環境負荷を減らすために、トラックから鉄道や船への輸送手段を切り替える「モーダルシフト」も進んでおり、効率化と持続可能性を両立させるための変革期を迎えています。
名港海運は、名古屋港を起点に港湾運送、倉庫、陸送、航空貨物、通関を一体で回す港湾物流の会社です。比べるときの軸は、全国や世界に広く伸びる総合物流会社か、名古屋港に深く根を張る港湾型か、そして売上の柱が港湾作業・倉庫・陸送のどこに寄っているかです。売上規模は大手総合物流より小さい一方で、名古屋港の貨物と結びついた仕事が濃いのが立ち位置です。
業界内ポジション
名港海運の2026年3月期の連結売上高は828億6,100万円で、内訳は港湾運送部門が497億9,100万円、倉庫保管部門が99億2,000万円、陸上運送部門が128億2,000万円、航空貨物運送部門が42億4,100万円でした。つまり、売上の中心は港湾運送で、その周りに倉庫、陸送、航空をつないでいる構造です。中部は自動車、自動車部品、産業機械、完成自動車の輸出と、LNG、鉄鉱石、原油、石炭などの輸入が大きく、名港海運はこの荷物の流れに深く乗っています。競合と比べると、NXグループのような世界型の総合物流会社、山九のような物流と機工をほぼ両輪にした会社、鴻池運輸のように工場やサービス現場の工程まで入る会社、上組のように複数の主要港を広く押さえる会社、住友倉庫のように物流に不動産や情報システムを組み合わせる会社とは違い、名港海運は名古屋港の貨物を入口から出口まで濃く取る港湾型です。
輸出、輸入、国内物流、保管・流通加工、港湾作業、国際輸送、海外での支援まで、同じ会社の中でつながっています。学生から見ると、荷物が船で来て、倉庫に入り、通関して、トラックで出ていく流れを一つずつ見やすいです。
扱う貨物が自動車、自動車部品、工作機械、航空機部品、鉄道車両、エネルギープラント資材などで、中部のものづくりと強くつながっています。ふだんの買い物の裏側より、工場や国際取引の裏側を見たい人には向いています。
名古屋港トップクラスの倉庫保管スペースと輸送能力を持ち、海・陸・空をまたぐ仕事に触れられます。港だけで終わらず、倉庫や陸送、航空貨物までつなぐ仕事があるので、物流の全体像を広く学びやすいです。
物流業界は人手不足と輸送力不足が大きな課題です。政府は2030年度までを集中改革期間とし、効率化や人材確保を急いでいます。
国内貨物はトラックへの依存が大きく、時間外労働の規制や荷待ち、荷役時間の削減が業界全体の論点です。運ぶ量を増やすだけでは回らず、運び方そのものの見直しが必要です。
港湾施設は老朽化が進んでいて、岸壁や航路の整備、予防保全が必要です。船が大きくなるほど、港の側の手当ても重くなります。
脱炭素と効率化を同時に進める必要があります。港、倉庫、車両、船、物流拠点のそれぞれでCO2を減らしながら、荷物は止めない設計が求められます。
通関:輸出入のときに、税関で必要な手続きを通すことです。荷物を国の外に出したり、入れたりするときに必要になります。
※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。
営業第3部では、自動車部品メーカーを中心に、輸送の組み方、倉庫の空き、契約や手配まで一連で見ます。顧客の生産計画に合わせて在庫回転率やリードタイムも見直すので、ただ運ぶだけでは終わりません。現場で見つけたムダをつぶして改善案がはまった時は、かなり手応えがあります。細かい調整を続けながら、相手の都合も自分の頭で組み立てたい人に向いている仕事です。
2014年入社
情報システム部では、社員の『毎日この作業に時間がかかって困っている』という声を拾い、RPAやGASで作業を自動化しています。たとえば、PDF保存を自動化して月に約8時間減らせた時は、表に出ない仕事でも会社の流れを変えられると感じました。知識ゼロからでも、現場の困りごとを整理して仕組みに変えるのが面白いので、地道に人の手間を減らしたい人に合います。
2022年入社
在来船のフォアマンとして、積み付けプランを作り、貨物の高さや荷重バランス、動線まで見て現場を動かします。潮位や着岸時間が変わると、その場で組み直すので、最初は用語もルールも覚えることだらけでしたが、今は滞留が出ても導線を切り替えられるようになりました。計画を立てるだけでなく、急な変更にも落ち着いて動ける人に向いている仕事です。
2024年入社
フォアマン:船への積み込みや荷下ろしの現場で、作業全体をまとめる責任者のことです。
RPA:人がパソコンでくり返し行う作業を、自動で動かす仕組みのことです。
リードタイム:貨物が動き始めてから、相手に届くまでにかかる時間のことです。
港湾物流第1部
港湾物流第1部
港で船への積み付けを指揮し、出荷を形にする。
積み付けプランを作る場面:在来船のフォアマンとして、貨物の高さや揚げ地、荷重バランス、車両サイズ、回転半径を見ながら積み付けプランを組む。先輩と現場を往復し、船の構造や車両を誘導する合図を確認しながら、荷役の流れを固める。
当日の荷役を指揮する場面:潮位や着岸時間の変更、貨物の滞留に合わせて、導線や積み順を切り替える。ナカマへ的確に指示を出し、積み込みと固定が途切れないように現場全体を見ながら進める。
車両の到着遅れや船の着岸変更が入ると、積み付けプランをその場で組み替える。1隻で2,000~3,000台を積む案件が山場になる。
計画どおりに進まない前提で、船の構造や荷姿、専門用語を理解したうえで即座に判断し続ける必要がある。一方で、巨大な貨物船で完成車を積み終え、名古屋港から世界へ送り出す流れを現場で形にできる。
フォアマン:船への積み込みや船からの荷卸しを現場でまとめる責任者・監督者。
デバンニング:輸入貨物をコンテナから取り出す作業。
バンニング:輸出貨物をコンテナに積み込む作業。
RPA:決まった手順の作業をソフトで自動化する仕組み。
2026年8月26日更新
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