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川崎汽船株式会社

水運

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初回掲載日:2026年5月27日

企業研究

58件の情報源

AIがWeb上の情報を収集・分析しました。

企業の特徴

完成車、資源、エネルギーを海で運び、コンテナはONEに集める海運会社。[1][2][3][4][5]

  • コンテナ船は2018年にONEへ統合し、今は自動車船・ドライバルク・エネルギー資源を自分たちで運航する柱にしている会社。[1][2]

  • 1919年の設立以来、船を使う仕事を積み上げてきた。今の事業の広さは、長い時間をかけて港と海の仕事を増やしてきた流れの上にある。[6][7]

  • 自動車船は1970年の日本初の自動車専用船『第十とよた丸』から始まった。完成車を港から港へ運ぶ仕事を、早くから専業で育ててきた。[3][8]

  • 鉄鉱石、石炭、穀物、木材、鉱石を運ぶドライバルクでは、貨物の種類や港の条件に合わせて船の形や寄港先を変える。資源の産地と工場をつなぐ役回りが中心。[4][9]

  • 原油や石油製品の輸送では、2003年に原油船の全船ダブルハル化を終えた。危険物を運ぶ前提で、事故を起こさない仕組みを重く置いている。[5][10]

  • 海上輸送だけで終わらず、通関、倉庫、陸上輸送、航空輸送まで組み合わせる。工場の原料から店に並ぶ荷物まで、途中をつなぐ仕事がある。[11][12]

  • 液化天然ガス(LNG)輸送に加え、液化CO2輸送、洋上風力の支援、水素・アンモニア輸送まで、新しいエネルギーの流れにも仕事を広げている。[1][13][14]

理念・大事にしていること

  • 理念/ミッション

    海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献します。[15]

  • 価値観/行動指針

    お客様を第一に考えた安全で最適なサービスの提供/たゆまない課題解決への姿勢/専門性を追求した川崎汽船ならではの価値の提供/変革への飽くなきチャレンジ/地球環境と持続可能な社会への貢献/多様な価値観の受容による人間性の尊重と公正な事業活動[15]

ココが違う

  • 完成車に合わせて船を作る

    1970年に日本初の自動車専用船(PCC)を投入し、車両の高さに応じて調整できるデッキを備えた船で、乗用車だけでなくバス、トラック、重建機、ボート、非自走貨物まで運ぶ。船のつくりが貨物の形に合わせて細かく変わる。[3][16]

  • LNGを早くから運び、世界案件に広げる

    1983年に日本初となるLNG船(初代)尾州丸を保有・管理して以来、日本のエネルギー輸送を担ってきた。LNGは発電や都市ガスに使われ、今は世界各地のLNGプロジェクトで使われている。[17]

  • CO2を運ぶ仕事まで持つ

    海運業界では、国際海運のGHG排出を2030年までに下げ、2050年ごろのネットゼロを目指す流れがある。K LINEは世界初のフルスケール商業輸送のCCS事業に参加し、液化CO2を運ぶ仕事を進めている。[18][19]

主力事業/サービス

  • ドライバルク船事業鉄鉱石や石炭、穀物などの原料をばら積み船で運ぶ仕事。日本向けだけでなく、中国・インドなど新興国向けや、大西洋での国をまたぐ輸送もあります。貨物に合わせて船の大きさを使い分けるので、港の条件に合わせる力が大事です。[9][20]
  • 自動車船事業完成車を運ぶ仕事。第十とよた丸から続く自動車専用船の流れを受けて、乗用車やトラック、バス、建機、船に積みにくい大型貨物まで運びます。港での一時保管や納車前整備までつなげるので、車の受け渡し全体を支える役割があります。[16][21]
  • LNG船事業液化天然ガスを運ぶ仕事。発電用の燃料や都市ガスに使われるLNGを、産地から使う場所まで海でつなぎます。日本向けだけでなく、世界各地のLNG案件に合わせて船を保有・管理しているのが特徴です。[13][17][22]
  • 液化ガス事業LPGを運び、液化CO2の輸送にも広げている仕事。中東や米国で作られたプロパンガスを日本へ運ぶ例があり、二酸化炭素回収・貯留向けの海上輸送にも参画しています。従来のガス輸送に加え、これからの脱炭素向けの液体ガスに手を広げているのが特徴です。[23][24]
  • エネルギー事業戦略洋上風力発電を支える船の仕事。海底の地盤を調べる調査船や、風車の建設・保守を助ける支援船を使い、日本・アジア・オセアニアで事業を広げています。風車そのものではなく、風車を建てて守る現場の船を動かすのがポイントです。[25][26]
  • 電力事業石炭火力発電所に向けて輸入石炭を運ぶ仕事。コロナシリーズという専用船を使い、国内の石炭火力発電所へ安定して燃料を届けています。浅い港にも入りやすい船を開発してきたので、日本の発電所の形に合わせた作り方が特徴です。[27][28]
  • コンテナ船事業日用品や部品、原料素材をコンテナで運ぶ仕事。2018年4月からはONEに統合され、広い航路網で定期的に荷物を運んでいます。川崎汽船単独の船ではなく、3社で作った世界規模の枠組みで動いているのが特徴です。[2]
  • ターミナル事業コンテナを船から降ろして積み、港で一時保管する仕事。国内のコンテナターミナルを運営し、情報システムや自動化で荷さばきを速くしています。船と陸のつなぎ目を押さえる役割なので、海上輸送の流れを左右しやすい仕事です。[29]
  • 物流事業船だけで終わらず、空・陸・倉庫・通関までまとめる仕事。飛行機での輸送、トラック輸送、倉庫保管、冷蔵・冷凍保管、完成車の一時保管や納車前整備まで扱います。荷物をどう運ぶかだけでなく、どうつないで届けるかまで組み立てるのが特徴です。[30][31]

業界マップ

川崎汽船は、海運の中でも「ばら積み貨物・エネルギー・完成車物流」を軸に見るとわかりやすい会社です。売上規模は日本郵船、商船三井より小さいですが、完成車を運ぶ船とLNG船の長い実績、さらに海・空・陸・港をつなぐ物流まで持っているのが見どころです。[32][33][34][35][36]

    同じ業界の企業

    • 日本郵船株式会社2025年度の連結売上高は約2.4兆円で、この3社の中では最も大きいです。ドライバルク、オートモーティブ、エネルギー、物流、空運などに分かれた広い事業ポートフォリオを持ち、LNG船や新しい輸送技術、M&Aにも投資しています。[35][37][38]
    • 株式会社商船三井2025年度の連結売上高は約1.8兆円です。BLUE ACTION 2035の下で、景気が弱い局面でも利益を出せる事業の組み替えを進めており、化学物流やタンクターミナル、次世代エネルギーのような安定収益寄りの領域を厚くしています。[36][39][40]

    なぜこの会社か

    • 完成車輸送では、PCCの先駆けとして長く実績を積んできました。自動車の生産地が変わる中でも、船の種類や運航の組み方を変えて対応しているので、完成車物流の現場を深く知りたい人には面白い会社です。[41]

    • LNG船では、日本初のLNG carrierであるBISHU MARU以来の歴史があります。今のエネルギー輸送は、ただ運ぶだけでなく、長い期間の契約や安全管理まで含めて見る仕事なので、エネルギーと物流の両方を学びやすいです。[34][42]

    • 海だけで終わらず、航空、陸送、通関、港湾、倉庫までつないだ物流をまとめて扱えます。メーカーや商社の仕事に近い形で、ものが動く全体を見ながら働けるのが特徴です。[43]

    • ドライバルク、エネルギー、完成車物流の3つに分けて事業を持っているので、重い資源、車、エネルギーという違う荷物を比べながら学べます。海運の中でも、荷物ごとに仕事のやり方がかなり違うことがわかる会社です。[34][41][42][44]

    業界の課題・リスク

    • 海運は、Red SeaやSuezのような要所が乱れると、すぐに航路が変わり、運賃も動きやすい業界です。地政学の影響を受けやすいことは、業界全体の前提として知っておく必要があります。[44]

    社風・社員の特徴・評判

    社員の口コミ

    口コミでは、陸上は『自由な気風』『風通しはいい』『少ない人数なので社内の中でお互い顔を知っている』という声があり、堅すぎない空気が出ています。一方で、『上司にもよる』『挑戦する機会はあまりない』という声もあり、任せ方や手を挙げる場面は部署で差がありそうです。海上職では、研修が充実しているという声や、女性船員が増えているという声があり、現場ごとに見える雰囲気は少し違います。[45][46][47][48]

    • 企業カルチャー・社風:自由な気風。風通しはいい。海外駐在経験...[45]

    • 企業カルチャー・社風:部門にもよると思いますが、おおらかな雰囲気でとても働きやすか...[45]

    • 女性の働きやすさ:最近は女性船員が増えてきており、女性が働きやすい環境が整ってい[46]

    • 成長・キャリア開発:年間通しての研修スケジュール表があり充実…[48]

    • 企業カルチャー・社風:上司にもよるが、陸上においては部下への...[46]

    • 企業カルチャー・社風:基本的に風通しは良いが挑戦する機会はあまりない。[45]

    成長・キャリアパス

      ※上記はあくまで一例であり、実際とは異なる場合があります。

      先輩の声

      • 「鉄鋼原料部門で3年間の運航管理と1年間の営業を経験したあと、2021年に経営企画へ異動しました。いまは収支や予算、システム関連の業務を担当しています。現場では船の契約や法令、船体の知識が必要で、社内研修やOJTで覚えていきました。担当の枠を越えて、会社全体の数字や仕組みを見る側に近づいていくのがこの会社の面白さだと思います。現場と数字の両方を見たい人に向いています。」[51]

        2017年入社

      • 「ジュニアオフィサーとして乗船を始めて、LPG船やLNG船、油槽船、コンテナ船、自動車船など、いろいろな船を経験してきました。途中で陸上勤務もはさみ、いまはシンガポールで船の安全・品質管理や、新燃料に対応できる船員の確保・育成に関わっています。船上では先輩や後輩に支えられ、陸上では外国人乗組員の確保・育成にも関わるので、現場の経験がそのまま次の仕事につながっていく感覚があります。長く船に関わりたい人、海外も含めて広く動きたい人に合う仕事です。」[50][51]

        2008年入社

      最近のニュース・トピック

      • JAL・JR東海と共同で、女性技術者による対話型イベントを開催すると発表した。

        2026年05月22日

      • 三菱商事子会社のDiamond Global Energy向け新造LNG船を「DIAMOND GAS JADE」と命名した。

        2026年05月20日

      • Morningstar Sustainalyticsから、ESGリスク管理や気候変動リスク管理に優れた企業として選出された。

        2026年05月20日

      • マレーシア海事大学(ALAM)と、学生向けの奨学支援制度に関する覚書を締結した。

        2026年05月19日

      • 国際海事女性デーに合わせ、JALエンジニアリングと東海旅客鉄道の女性技術者を交えた対話型イベントを開催した。

        2026年05月12日

      • Dow Jones Best-in-Class Asia Pacific Indexの構成銘柄として15期連続で選定された。

        2026年05月07日

      • 中東情勢で乗船勤務が長引く船員を応援する動画を公開した。

        2026年04月30日

      用語ミニ辞典

      • ONE

        Ocean Network Expressのこと。定期コンテナ船の事業を担う会社。[2]

      • バルク船

        鉄鉱石、石炭、穀物のような、箱に入れずにそのまま積む貨物を運ぶ船。[4]

      • ダブルハル

        船体を二重にした構造。危険物を運ぶときの安全対策の一つ。[5]

      • LNG

        液化天然ガスのこと。天然ガスを冷やして液体にしたもの。[13]

      • PCC

        Pure Car Carrierの略で、完成車をそのまま積んで運ぶ専用の船です。川崎汽船はこの分野の先駆けとして完成車輸送を伸ばしてきました。[41]

      • OJT

        仕事をしながら、先輩の近くでやり方を覚えることです。[50]

      • LNG船

        液化天然ガスを運ぶ船です。[50]

      2026年5月27日更新

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