ダイト株式会社ダイト
  • 株式公開
業種 医薬品
食品/化粧品/商社(医薬品)
本社 富山
インターンシップ&キャリアの評価30件~40件
  • 総合評価
  • 4.71 評価点数の画像
  • 評価が高い項目
  • 業界の理解 4.88

先輩社員にインタビュー

研究開発本部 製剤研究室
H・M
【出身】富山大学大学院  医学薬学教育部 薬科学専攻修了 卒
【年収】非公開
これが私の仕事 後発医薬品(ジェネリック医薬品)の製剤開発を行っています。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、新薬の特許期間満了後に製造販売される医療用医薬品(お医者さんから処方される薬)のことです。「製剤開発」という言葉に馴染みのない方も多いと思いますが、簡潔に言うと、有効成分(原薬)を錠剤や顆粒剤といった患者さんが服用出来る形にするのが私の仕事です。具体的な業務内容は、新薬の分析、特許調査、処方設計、製造条件検討、スケールアップ検討、安定性試験・生物学的同等性試験用検体の製造などが挙げられます。
ひとつの製剤開発期間はだいたい数年ほどです。日々、試験やデータ処理などの細かい作業も多く、トライアル&エラーの繰り返しですが、失敗した原因を究明して開発を進めていくことに面白味を感じています。
 
だからこの仕事が好き!
一番うれしかったことにまつわるエピソード
製品の品質を改善したこと。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)には、新薬と同等またはそれ以上の品質が求められます。製剤開発を行うなかで、安定性試験を実施すると不純物が増加したり、数キロから数十キロスケールにスケールアップすると、目的とする品質とならないことが多くあります。そのような品質の低下に対しては、原因を調査すると共に添加剤(薬に含まれる有効成分以外の成分)や製造方法を見直す必要があります。スケールアップすることで起こる様々なトラブルは知識だけでなく、経験値も必要となってくるため、実際工場では現場の方々に意見をいただいたり、製剤技術の方々とやりとりすることで、解決することも多くあります。そういった過程を経て製品の品質を改善できた時に製剤開発のやりがいや喜びを感じます。
 
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由  ここが好き 自分が携わった製品を世の中に出すことができると感じたから。
私は、医薬品の研究開発に携わりたい、そして、自分が携わった製品を世の中に出したい、と考えて就職活動を行っていました。新薬メーカーでは開発までに長い時間がかかり、製品を世の中に出すことが難しいということも知っていました。弊社は、後発医薬品の製造だけではなく、ドラッグストアなどに並んでいるOTC医薬品の開発・製造の受託や新薬の受託製造も行っており、この会社であれば幅広い製品の開発に携わることが出来ると思い入社を決めました。また、多くの製薬企業との取引があること、製剤の品質のキーとなる原薬を製造している点にも魅力を感じました。
 
これまでのキャリア 製剤研究室(現職・今年で4年目)

この仕事のポイント

職種系統 応用研究・技術開発
仕事の中身 ヒトの美容や健康を支える仕事
仕事のスタイル 臨機応変な対応力が必要とされる仕事
仕事でかかわる人 その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
仕事で身につくもの 客観的に整理・分析する能力が身につく仕事
特に向いている性格 何事にも粘り強さで勝負する人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

私は、就職活動で職種を選ぶにあたり、「自分に合った仕事であるか」ということを最も大事にしました。それは、自分に合っている仕事であれば、楽しく、長く続けることが出来ると考えていたためです。私は、大学時代の研究活動や日々の生活の中で、「人よりも物と向き合う方が合っている」、また、「原因究明と課題克服に喜びを感じる」と考えていましたので、試行錯誤しながら製品に向き合う研究開発職を選択しました。

ダイト株式会社の先輩社員

試験関係の研究開発(原料や原薬の分析条件の検討)

T・K
富山大学 理工学教育部 物質生命システム工学専攻

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