当社は、愛知県豊田市に本社を置く「自動車シート」メーカーです。「世界に愛される製品づくり」という理念のもと、レクサスブランド、ランドクルーザーなどに搭載されている内装製品(シートのフレームからカバーまで)を一貫して取り扱い、世界中のユーザーの快適な乗り心地を支えています。そして、2024年で創業50周年を迎えるアラコ株式会社は、これからも高品質な製品づくりを追求していきます!
みなさんの車選びの『決め手』は何ですか?価格、デザイン、燃費… 人によって様々な答えがあると思いますが、実は私たちの手掛ける「シート」もその一つ。なぜなら、自動車のシートは、最大の内装部品であり、乗車時には、常に体に接する部分。シートの座り心地が悪ければ、その車に乗りたいとは思えないでしょう。特に、私たちが主に手掛けるのは、“レクサス”や“ランドクルーザー”などの国産高級車のシート。世界中にいるユーザーは、インテリアにこだわりのある人が多いため、シートの快適性を追求し、そのための技術を開発していくことは、今後の当社の事業展開において、最重要事項だと考えています。
私たちがいま掲げている目標の一つに、「誰もが認める、乗り心地のいいシートの実現」があります。というのは、これまでの自動車開発では、「シートは職人の作るもの」という認識が強く、製造の要となるシートカバーの縫製や「乗り心地の良さ」の評価は、熟練した技能工の感覚に頼っていました。しかしそれでは、昨今の技能工の減少に伴って、完成品の品質にばらつきが生じることになります。そこで私たちは、「乗り心地の良さ」を数値化して定量的に捉え、熟練工の技能を一般的な技術に変えていくという挑戦を始めました。カバーとフレームの両方を扱う当社だからこそできる挑戦には、日本のモノづくりを変えていく可能性があると信じています。
近年、工場の海外移転に伴って、国内の自動車業界は、一つの転換期を迎えています。それは、決められた価格や仕様通りの製品を作る、いわば「単純作業」をするだけで良かった時代が終わりつつあるということ。もちろん、一定の品質や納期を守ることは大切ですが、それだけでは競合他社との差別化になりえません。だからこそ、私たちは、独自の付加価値の創出に挑戦しています。例えば、製造の現場で得た知見から、「この方が優れたシートが作れる」と提案できるようになること。そのためには技術力の強化が不可欠なので、親会社であるトヨタ紡織へ出向し、最新技術に触れる機会を作るなど、技術者としてより高みを目指せる環境を整えています。
事業内容 | ■ レクサス、ランドクルーザーのシート組立作業
■ レクサス、ランドクルーザー、ランドクルーザープラド他のシートカバー縫製作業 |
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設立 | 1974年9月25日 |
資本金 | 9,270万円 |
従業員数 | 1,259人(2024年3月末現在) |
売上高 | 586億円(2023年度) |
代表者 | 代表取締役社長 高橋 英三 |
事業所 | ■ 本社・東栄工場 愛知県豊田市吉原町東栄34-1
■ 平子工場 愛知県豊田市吉原町平子35番6 ■ 明治川工場 愛知県安城市東栄町6-23-1 ■ 本町工場 豊田市本町大富高根11-2 ■ 堤工場 愛知県豊田市若林西町北長根18番地1 ■ 明海工場 愛知県豊橋市明海町4-73 |
主要納入先 | トヨタ紡織株式会社、トヨタ車体株式会社 |
沿革 | 1974年
協栄産業株式会社として設立 消耗品及び副資材の販売開始 1978年 シートカバー縫製 操業開始 1980年 吉原町平子地区に新社屋設立 1985年 シート組立開始 豊橋横須賀事業所開設 1989年 豊橋牟呂事業所開設 1994年 横須賀事業所と牟呂事業所を統合し豊橋工場とする 1995年 商事部門を独立させ、ARサービス株式会社(現TBコーポレート サービス株式会社)をアラコ株式会社(現トヨタ紡織株式会社)と 共同出資で設立 1997年 東栄工場操業開始 2003年 ISO14001認証取得 セルシオシート縫製工程移管開始 2004年 ISO9001認証取得 社名変更 株式会社 KYOEI ARACOへ 豊橋明海土地購入 寧波亜楽克汽車部件有限公司へ出資 2006年 明海新工場操業開始 明海工場 ISO9001登録拡大 2007年 明海工場 ISO14001登録拡大 2009年 会社創立35周年 2014年 会社創立40周年 2015年 社名変更 アラコ株式会社へ 2017年 明治川工場操業開始 2018年 アラコ労働組合 結成 加子母森林組合と「未来の森」づくり協定締結 2019年 トヨタ紡織株式会社の完全子会社となる 2023年 堤工場操業開始 2024年 本町工場操業開始 |