業種 |
金属製品
鉄鋼/半導体・電子部品・その他/その他製造
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本社 |
大阪
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片山特殊工業株式会社は、電池のめっき加工に特化した事業を展開。世界でも数少ないコイル表面処理の専門企業として、国内外で有数の実績を誇ります。電池分野においての材料技術力には定評があり、多くの取引先企業から揺るぎない信頼を得ています。
当社の前身は、先代社長・片山延治が1955年に立ち上げた片山鍍金工業所です。創業当時は電力会社向けのコンデンサーチューブや合金板などの表面処理加工を行っていました。その後、コイル状金属の表面処理加工も手がけ、電池が一般的に普及し始めたのと足並みを合わせるように、コイル表面処理を専門として事業を展開。さらに、表面処理鋼板の製造・販売なども行い、製造工場を拡張し、1978年には企業組織を「片山特殊工業株式会社」に再編成しました。コイル状金属の表面処理に特化した企業は、世界でも例が少なく、また、当社の優れた技術力も相まって、国内外から注目を集めています。取引先からの信頼も厚く、有数の実績を誇ります。
創業以来、安定した経営基盤を築いてきた当社。現在は、地球環境保護に向けて需要が伸びつつある次世代電池など、最先端の技術分野にも積極的に挑戦しています。大手電池メーカーの製品や、ハイブリッドカー用電池にも材料を供給。家庭用から産業用まで、多彩な分野の電池製品に片山特殊加工の技術が活かされています。皆さんの身近にある電池も、当社の技術が使われている製品かもしれません。このように、多くの取引先から寄せられる、さまざまなニーズに的確かつ柔軟に応えられるのは、長年培った経験と実績があるからこそ。安定した品質を守るため、製造設備から一貫した体制で自社開発に取り組み、オンリーワンの技術を追求し続けています。
技術力に定評のある当社ですが、それを担っているのは人材です。創業から65年、時代は目まぐるしく推移し、片山特殊工業を取り巻く環境にもさまざまな変化がありました。多くの局面を乗り越え、成長し続けてこられたのは、会社を支えてくれた社員のおかげです。当社の強みは、目標に向かって団結する力。だからこそ、会社も社員を思いやり、一人ひとりを尊重し、その声に真摯に耳を傾けるよう努めています。そして、若手の育成にも力を注ぎ、長きにわたって培った技術とノウハウを継承しています。この先、電池産業はさらに変化していくでしょう。社員一同、力を合わせて技術を磨き、より一層、電池産業に貢献することを目指しています。
事業内容 | ・電池の表面処理(めっき加工)
・表面処理加工品の開発・製造 ・各種合金メッキや異種金属積層メッキの製造 《認証取得》 ISO9001 品質マネジメントシステム ISO14001 環境マネジメントシステム |
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設立 | 1978年4月(創業1955年) |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 95名(2023年1月現在) |
売上高 | 73億円(2022年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 片山 常子 |
事業所 | 本社/大阪府大阪市淀川区新北野1‐14‐11 大阪新北野第一ビル8階
姫路工場/兵庫県神崎郡福崎町西治35 |
企業HP | http://www.katayama-spi.co.jp |
沿革 | 1955年 大阪市西淀川区で「片山鍍金工業所」として創業
1958年 大阪市淀川区三津屋南に移転 1962年 姫路工場建設、本社工場においてコイル表面処理開始 1969年 本社工場において、空調用フィン材の化成皮膜処理開始 1970年 コイル表面処理拡張、本社工場をコイル表面処理専用工場とする 1972年 代表者・片山延治 逝去。後継者として片山常子就任 1973年 コイル表面処理装置更に拡張、全社コイル表面処理専門工場とする 1974年 姫路工場拡張、第3工場建設 1976年 姫路工場拡張、第4工場建設 1978年 「片山特殊工業株式会社」に改組、製品輸出開始 1980年 姫路工場増改築および新社屋(事務所棟)建設 1983年 第一次大型連続自動コイル表面処理ライン新設・導入 1984年 本社機能を分離、本社・大阪工場・姫路工場の3ヶ所体制とする 1986年 姫路工場拡張、新社屋(旧開発センター棟)建設 1987年 第二次大型連続自動コイル表面処理ライン新設・導入 1989年 金属多孔体製造開始 1990年 FIS事業部発足、スリットライン導入、本社現在地に移転 1994年 AIS事業部発足、焼結炉、薄型スリットライン増設 1996年 姫路工場拡張、新工場ビル建設 1997年 金属多孔箔製造開始 1998年 ニッケル水素電池用負極板製造開始 2002年 姫路新工場ビル本格稼働に伴い、大阪工場閉鎖 2009年 焼鈍・スキンパスライン新設・導入 2011年 新大型コイル表面処理ライン新設・導入 |