業種 |
機械
精密機器/半導体・電子部品・その他/重電・産業用電気機器
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本社 |
岡山
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「最大ではなく、最高を目指す。」 YASDAスピリットを胸に。
私たち安田工業は、工作機械、その中でもマシニングセンタと呼ばれる種類の機械を開発~設計~製造~販売しているメーカーです。
常に比類無き高い精度と耐久性を目指し、厳しい品質管理と、熟練のエンジニアが丁寧に作り込む“こだわり”のモノづくりによって、
世界中のトップメーカーから「精度のYASDA」として認知され、大きな信頼を寄せられています。
◆世界中のトップクラスメーカーが寄せる信頼◆世界最高峰の自動車レースで活躍するレーシングカーのエンジンなど精密部品の加工に導入されている「YASDA」の工作機械。同様に、精密な部品加工が不可欠なスイスの高級腕時計メーカーでも当社の製品が使われています。その他、私たちの普段の生活の中には、携帯電話・デジタルカメラ・半導体製造機械の部品など、当社の製品が持つ精密な加工技術が必要とされるものが数えきれない程あります。アメリカ(シカゴ)・ドイツ(デュッセルドルフ)・中国(上海)に拠点を置き、各国の展示会に出展。“今までにない”最新の製品情報を発信し、世界中のブランドから引き合いを受けています。
◆最高の製品を作りたいという強い思い◆YASDAでは世界一の機械を作るために様々な社員が一丸となっています。人種も、性別も、文理も、履修学科も違う社員が皆、「最大ではなく、最高を目指す。」YASDAスピリットを胸に日々切磋琢磨しています。それこそがYASDAのモノづくりの源なのです。◆人材育成の環境を整備◆最高の機械を生み出すチャレンジを続けるためには、それを担う次代の人材育成の環境整備も必須だと考えています。当社では若手のうちから希望があれば海外勤務も可能です。外国語は流暢に使えなくても、グローバルな視野やコミュニケーション能力・人間力を高めて欲しいと思っています。
◆精度に挑み続け、世界中で最高峰と認められたYASDAクオリティ◆設計・製造・測定すべてがハイレベルで連携することでYASDAのマシニングセンタは生み出されます。最新技術を駆使し、機械性能の向上を追求することはもちろん、「キサゲ加工」による作りこみは、YASDAの技術シンボルでもあります。キサゲ加工とは、機械加工だけでは実現できない金属表面の極微細な数ミクロンの誤差を超精密測定器で計測しながら、熟練の職人の手で削り取っていく作業のことです。一一人前になるのに10年はかかると言われる職人技の為、辞めてしまっている会社が多いですが、YASDAではお客様に喜ばれる最高の機械を作るため、今でもキサゲ加工を続けております。
事業内容 | 工作機械、その中でもマシニングセンタと呼ばれる種類の機械を開発~設計~製造~販売している機械メーカー
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設 立 | 1939年5月10日(昭和14年) 創業(1929年、昭和4年) |
資本金 | 4,050万円 |
従業員数 | 420人(2023年4月現在) |
売上高 | 168億円(2023年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 安田拓人
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事業所 | 本社工場(岡山)
関東営業所 名古屋営業所 大阪営業所 長野営業所 仙台営業所 ドイツ営業所(デュッセルドルフ) |
現地法人 | アメリカ(シカゴ) YASDA PRECISION AMERICA CORP.
中国(上海) 安田亜司達(上海)机床貿易有限公司 |
企業理念 | 【最大ではなく、最高を目指す。】
創業以来、厳しい品質管理と優れた人財の確保や育成に注力し、今日まで、 高精度かつ高い耐久性を持つマシニングセンタを生み出してきました。 時代は変われども、根本的にYASDAのスタイルは変わっておりません。 また、現場に息づく “妥協しない姿勢” も変わっておりません。 一貫して言えることは、「精度が最優先」ということです。 精度と機能が安定したものでなければ、市場に通用しないと考えております。 |
企業価値 | 【世界のモノづくりをYASDAの”こだわり”で革新。】
「YASDA」は世界で活躍する工作機械のトップブランドメーカーとして、機械の性能だけではなく、「YASDAソリューション」の提供に力を入れております。例えば、YASDAの営業担当は機械のプロであるお客様に対して、機械を売るだけでなく、その機械を使ってどのようなことが出来るのか、どのようなものを作れるようになるのかまでご提案をします。自らが持つ知識・情報を活用しお客様に最高のソリューションを提供することで、YASDAは世界のモノづくりを革新しています。 |
充実の福利厚生・教育体制 | 【良い機械は良い人が作る】
【人財育成の環境を整備】 最良の機械を生み出すチャレンジを続けるためには、それを担う次代の人財育成の環境整備も必須だと考えています。当社では若手も海外展開に積極的に参加。外国語は流暢に使えなくても、グローバルな視野やコミュニケーション能力・人間力を高めて欲しいと思っています。また、社員が健やかに長く働くための福利厚生にも力を入れております。 【具体的な福利厚生】 ・年間休日121日 ・充実した退職金制度(優れた退職金制度を持つゴールド企業ナビに認定されています。) ・テレワーク・フレックス勤務の導入 ・取りやすい年次有給休暇 【具体的な教育体制】 ・充実の新入社員研修(1ヵ月間同期のみなさんで研修を行います) ・社内英会話教室(語学力の向上を目的し、ネイティブ講師の授業を受講することができます) ・社内表彰制度(長期勤続者・業務に関する提案改善をした人を褒めたたえる制度です) ・ビジネスマナー研修(社会人としてのマナーを身につける研修です) ・マシニングセンタ技能研修(マシニングセンタに関して一から勉強することができます) |
岡山から世界へ | 安田工業は最高の機械は全て、岡山の本社工場で作られています。
あえて工場を多く作らず、一極集中することで、開発から設計、製造の社員が 常に言葉を交わしながらモノづくりに携わる環境を実現しています。 それによって、製品ごとの品質のばらつきを防ぎ、世界中の取引先に最高の機械を届けております。 |
YASDAの未来について | 工作機械がモノづくりを支え、 わたしたちの未来を切り開く。
21世紀のモノづくりはさらなる付加価値の創造とグローバル化、IT化の時代と言われます。 私たちはこれからも先端産業をリードし、世界のモノづくりを革新する、“こだわり”のプロフェッショナル集団であり続けます。 |
工作機械とは | ふだん何気ない生活の中でそれを目にすることはほとんどありませんが、私たちの生活を、
より便利で快適にするために必要不可欠な存在です。 その役割は、私たちの身の回りにある、ありとあらゆる「工業製品」、これらの部品や製品そのものを“金属から削り出して作る”こと。 モノづくりを根底で支える、大切な使命を担うことから、「母なる機械:マザーマシン」とも呼ばれます。 |
社長メッセージ | “こだわり”が変える
世界のモノづくりを“こだわり”で革新する 私たちの事業は工作機械(マシニングセンタ)の開発・製造・販売ですが、なによりも技術志向の”モノづくりにこだわっている会社”です。 数ある工作機械の中でも、私たちが目指しているのは徹底した高精度加工の実現を目指した他に類を見ない製品。それは開発・設計・製造、全社一丸となって様々な技術ノウハウを駆使し、熟練したエンジニアが、丁寧に手作りで作り込む作業を経て、ようやくできあがるもので、私たちは心血すべての“こだわり”をそこに注いでいます。 1929年の創業以来、一貫して高精度を追及してきた私たちは世界中の先端企業がユーザーとなりました。 今後は更に技術にこだわることで、これら世界のモノづくりを革新していきたいと考えています。 モノづくりが好きな人がいいモノを作る そんなモノづくりにこだわっている企業なので、“モノづくりが好きな人”、“真面目で誠実に物事に取り組める人”、“好奇心旺盛でチャレンジする人”…こんな人たちを私たちは求めています。 例えばクルマが好きな人が弊社には多くいます。最近のクルマの洗練されたメカや、複雑な制御などは、どうやって造られているのか? どんな構造なのか? と探求する心。 クルマに限らずカメラや携帯電話など、時代に取り残されず、根本的モノづくりに共通する工業製品への溢れる興味や、チャレンジ精神が、将来の「ユーザーの役に立つ良いモノを作ろう」とする大きな信念となり、「モノづくりを革新していく」ことに繋がると信じています。 全ての新入社員に技術へのこだわりを感じてもらう 弊社の社員教育の特長として、入社後の「現場研修」があります。機械加工はもちろん、設計技術部門・営業部門・全ての人に数ヶ月現場研修をしてもらいます。 私たちの起源は現場のモノづくりですので、まずその流れをしっかり把握してもらうと共に、技術へのこだわりを感じてもらう。 どこでもやっていることじゃない、なぜそうするのか、なぜこうなっているのか、我々の精神とモノづくりのロジックを知ってもらう。ここでも好奇心が大切なのは言うまでもありません。マニュアル通りでない感覚や意識、それらも私たちの強みとなるので、それを研修の中で感じて学んでもらうことが設計職や営業職にも生きてきます。 現場研修後はそれぞれの配属部署で、先輩たちの技術を伝承してもらいながら経験を積み、徐々に難しい業務を任されていきます。 またそこで若いうちから責任ある職務を任されることも特長の一つです。たとえば機械の納入試運転。これは一人で客先に出向き、機械を納入・操作指導・精度チェックしてお客さんのOKをもらって帰ってくる。しかも国内だけでなく、海外も例外ではありません。それを入社2年目・3年目の若い人に任せます。大変な責任と頑張りが必要になりますが、とてつもない良い経験となります。そして責任あるからこその面白さもあります。 私たちは一人一人がそのような責任を噛みしめながら仕事に取り組んでいます。 モノづくりって面白い! 私がいつもお伝えしたいことは、「モノづくりはとにかく面白い」ということ。入社して初めて気づくこと、理解することもあると思います。例えば営業職では文系の人も採用しますが、お客さんの元へ出向き、我々の高精度工作機械を販売する。それは今まで想像しなかったお客さんのモノづくりや価値に貢献することへと繋がる。 しかもそれは世界各国のユーザー相手にであり、その度に新たな発見や感動を得られる。その面白さ、素晴らしさを知って欲しいと願います。日本の工作機械は世界的に見ても質・量ともにトップクラスの強さを持っています。 その中でも私たちは更に高精度の工作機械を作っている。その誇り・面白さ・世の中に貢献できていることのやりがいを感じながら仕事ができる会社です。 ぜひそれを知って、興味を持って欲しいと思います。 |
沿 革 | 1929
創業者であり、初代社長の安田信次郎が、大阪市において 「ストロング商会」を設立。 国内で初めて、自動車シリンダーのボーリング加工及び各種ピストンを製造。 1938 国内で初めて、国内製のシリンダーボーリングマシンの開発に成功。 同時にスリーブ工具も開発。 1939 安田信次郎の個人経営を継承、大阪市において「株式会社ストロング商会」 を設立。 1940 先に開発したシリンダーボーリングマシン及びスリーブ工具を本格的に生産開始。 1944 戦時強制疎開で岡山県笠岡町(現笠岡市)に工場移転。 1945 終戦により、一時休業。 1946 工場を再開、シリンダーボーリングマシンの生産を再び開始。 1960 日本工作機械工業会に入会。 1961 自動ホーニング盤を開発。 1962 中小企業庁長官より、「中小企業合理化モデル工場」に指定される。 以降、連続して6回指定される。 同年、現本社工場(笹山工場)(里庄町)への移転を開始。 1964 横精密中ぐりフライス盤(ジグマスター)を開発。 1966 マシニングセンタ(プレシジョンセンター)を開発。 1968 現本社工場(笹山工場) 第1期・第2期工事が完成。 1969 本社工場を、現本社工場(笹山工場)へ移転。 1970 安田信次郎、中ぐり盤の技術開発により、「勲五等双光旭日章」を受賞。 同年、サンドストランド社と、スピンドル工具保持機構及び工具の技術提携。 同年、ATC及び自動パレット交換装置を開発。 1971 中小企業研究センター賞を受賞。 1972 資本金を4,050万円に増資。 1976 役員改選により、「安田之彦」が2代目社長に就任。 1977 マシニングセンタ「YBM70N」に関する製造技術をルーマニアに供与。 1978 マシニングセンター「YPC45」の実績により、日刊工業新聞社が主催する、 第8回「機械工業デザイン賞」を受賞。 1980 本社工場及び事務所増築完成。 同年、マシニングセンタ「YBM90N」に関する製造技術をハンガリーに供与。 同年、マシニングセンタ「YPC50V」を、韓国統一産業と共同開発。 1983 科学技術庁長官より、「科学技術長官賞」を受賞。 同年、マシニングセンタ「YPC30」に関する製造技術を英国ブリッジポート社 に供与。 1985 恒温組立工場が完成。 1986 Y-JIT-25(ヤスダジャストインタイム)生産方式を導入。 同年、マシニングセンタ「YPC45H」に関する製造技術を英国ブリッジ ポート社に供与。 1989 創業60周年にあたり、C.I.を導入。 1991 板金・塗装の一貫工場、恒温組立工場の増設及び精密測定室を新設。 1995 安田之彦、高精度マシニングセンタの発明考案により「黄綬褒章」を受章。 1997 現地法人会社設立【アメリカ シカゴ】 YPAC(YASDA PRECISION AMERICA CORP.) 2000 第2工場完成。 同年、ドイツ営業所を設立【デュッセルドルフ】。 2001 本社ショールーム及び食堂棟が完成。 同年、マシニングセンター「H40」に関する製造技術をスペイン・コンディア社 に供与。 2005 第2工場 機械工場が完成。 2006 経済産業省 「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれる。 2007 安田之彦、超高精度マシニングセンタの開発製造により「旭日小綬章」を 受章。 同年、シグマスター「YBM50J-S」 日本工業大学 工業技術博物館 第9回歴史的価値のある工作機械の顕彰において「ベストテクニカル賞」に顕彰。 2008 現地法人会社を設立【中国 上海】 安田亜司達(上海)机床貿易有限公司 2009 役員改選により、「安田拓人」が3代目社長に就任。 同年、第3工場(超高精度恒温・恒湿組立工場)が完成。 2011 安田亜司達(上海)机床貿易有限公司 東莞に事務所を設立。 2012 安田亜司達(上海)机床貿易有限公司 大連に事務所を設立。 2013 太陽光パネルを設置(第3工場)。 2016 第3工場を増設。 家族会社見学会を開催。 第2工場第2組立棟及び出荷棟が完成。 2017 事務所棟会議室改装。 第5工場が完成。 2022 GOOD DESIGN AWARD2022受賞 2029 創業100周年 |
YASDAとSDGs | 持続可能な社会を目指して。YASDAの取り組み。
あらゆる「工業製品」づくりの根底を支える意味で大切な使命を担う工作機械。 「マザーマシン」と呼ばれ、人類の生活をより便利で快適にするために必要不可欠な役割を果たしてきました。 我々の信条とする比類なき「高精度」な工作機械づくりが実現する品質領域は、省エネ、省資源という直接的な環境負荷の低減に貢献します。 またこのような製品づくりを支える人と、地域に貢献する企業文化を育むことで、YASDAは今後も工作機械の製造、販売を通じて社会と環境の持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、取り組んでいきたいと考えます。 |
YASDAとSDGs-人財を大切に守り、心身を育む取り組み。- | 社員が笑顔で仕事に取り組める環境づくりと、熟練の技を次世代へと受け継ぐ仕組み作りを全社で取り組んでいます。 |
YASDAとSDGs-平等な社会の実現を目指す。- | 性別、国籍にとらわれない平等な働き方、働く人のライフスタイルに合わせた働き方を推進。若年インターンの受け入れにより、地域社会に貢献する学びの機会を創出するよう努めています。 |
YASDAとSDGs-地域社会への貢献。- | 近隣のモノづくり企業と共同で、遊びを通じて技術を学び、将来を担う人材の育成を願うイベントを開催。また地域少年サッカー大会の開催、主催や機械技術系の学生支援など将来を見据えた地域貢献に努力しています。 |
YASDAとSDGs-環境負荷の低減と製造者としての責任。- | 生産財としての工作機械だからこそ、環境負荷を軽減し持続可能な社会と、そのための価値創造に努力します。高精度、高剛性の私たちの製品はライフサイクルが長く、それを実現するクラフトマンシップとこだわりが、環境負荷の軽減に貢献すると信じています。巨大な工場屋根には太陽光パネルを設置。再生可能エネルギーの活用も力を入れています。 |