阪本薬品工業株式会社

グリセリン／脂肪酸エステル／化粧品／食品／医薬品／研究開発

業種	化学食品／化粧品
本社	大阪

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研究所　粧材グループ
Ｈ．Ｓ（26歳）

【出身】東京農工大学大学院農学府　農学専攻卒
【年収】非公開

これが私の仕事	化粧品用新規原料の開発粧材グループでは、化粧品用新規原料の開発、既存原料の改良、グリセリンの保湿機構に関する基礎研究など、様々なテーマを推進しています。その中で私は、新規原料開発を担っています。この業務は、ラボでの合成から始まり、その特長を見出すために検討したり、特長を発揮するための最適な合成方法を探索したりします。また、ラボでの検討だけでなく、取得したデータを基に顧客と面談を行い、有用性のアピールや、課題・問題点の収集等をします。これを解決するために検討を繰り返し、採用に必要なピースを揃えていきます。そして、採用が決まれば、今度は工場での製造に向けてスケールアップの可否を検討します。このように、ラボ検討、ユーザーとの技術面談、スケールアップ検討等、基礎から応用まで多彩な仕事を経験しています。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	自身が開発した原料の製造を成功させたこと入社一年目の時に、某大手化粧品メーカーより化粧品用新規原料の開発を依頼され、私が担当することとなりました。諸先輩方の指導もあり、先方の要望を満たした原料の開発に成功し、新製品として採用されることができました。　新製品が採用されると、次は工場での製造に向けて製造工程を設計する必要があります。工場とラボではスケールが大きく異なるため、それにより製品の品質に差が生じることが懸念されます。ラボ合成品との性能差を解消するために、様々な条件で検討を行い、最適な製造条件を探索しました。その結果、スケールに依存せず一定の品質の製品が得られる製造方法を見出すことができました。初回製造時に工場を訪問し、自身が工程設計を行った製品の製造が無事に完了したのを見届けた時は、大きな達成感が得られました。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	事業分野が幅広いから、自分のやりたいことがきっと見つかる私は就職活動を始めたばかりのころ、自分の将来像がほとんど見えていませんでした。というのも、「折角大学院を卒業するのだから、化学系の研究職に就職できればいいな」という程度の思いしかなく、絶対にこの仕事をやりたいというような情熱はありませんでした。そのため、幅広い分野に事業を展開している企業であれば自分のやりたいことがきっと見つかると考えました。その中で当社は、食品、化粧品、工業系といった複数の柱があり、魅力的に思えました。　実際のところ、私はそれまで馴染みの薄かった化粧品関係のグループに配属されましたが、化粧品用途での自社製品の役割等を勉強していくうちに、その面白さに徐々に惹き込まれました。そして今では楽しみながら仕事をすることができており、この仕事を続けたいと思えています。

これまでのキャリア	研究（現職・今年で2年目）

この仕事のポイント

	応用研究・技術開発
	日常生活や身の回りで欠かせないモノやサービスを扱う仕事
	臨機応変な対応力が必要とされる仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
	客観的に整理・分析する能力が身につく仕事
	信念を持って物事に取組むことのできる人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

就職活動の軸をしっかりと持つことも素晴らしいと思いますが、折角の機会ですし、こだわりすぎずに様々な分野・業種を調べてみてはいかがでしょうか。これまで調べていなかったところにも意外と興味を惹かれるものがあるかもしれません。説明会をオンラインで開催する企業が増えたことで、これまでより手軽に企業研究ができるようになったと思うので、軽い気持ちで多くの企業の話を聞いてみるのもいいと思います。