株式会社ドコモCS九州

約40年前に一般化した移動体通信は現在、スマートフォンというかたちで生活に欠かせないものとなっていますが、世界のオペレータ、ベンダで推進する「5G」（第5世代移動通信システム）により、今後数年で飛躍的な進化を遂げていくと予想されています。NTTドコモグループでは2020年の商用開始に向けて2019年度からプレサービスを提供しており、当社はこれを市場へと広めていく最前線にいます。2010年と比較して、トラヒック量が1,000倍以上に増大すると予測される「5G」は、高い周波数帯と低い周波数帯を組み合わせて用いる技術。これにより、AR、VRなどの体感型通信が可能になるほか、AIの活用よる新たなサービスの展開も視野に入っています。

高速・大容量、低遅延、多数端末との接続という「5G」の三つの大きな特徴を生かし、当社では企業や行政などパートナーとの協創によって新たなサービスの提供を目指していますが、NTTドコモの取り組みでは、すでに具体的な成果が表れています。たとえば、建設機械メーカーとの協創では、現場から送られてくる高精細な映像を元にオペーレーションルームから遠隔で操作する実証実験を行っているほか、、高精細画像を用いた遠隔医療の研究、農業生産に役立つ温度や育成の管理、ICTを活用した教育や子どもの見守りシステムなど、社会性の高い事例が中心となっています。地域の事情に合わせたサービスの研究・推進も当社の大きな役割となっています。

当社がメインとしているのは、NTTドコモのオペレーション業務。基地局などインフラの建設、保守・運用、ネットワーク品質の改善に始まり、たとえばタブレットを用いた学習を行う学校への端末の供給・活用支援・メンテナンスからドコモショップの運営まで、いわゆるカスタマーサイドの業務を包括的に行っています。常にお客さまと接し、そのニーズを知ることを強みに、NTTドコモが掲げる「付加価値協創企業」へという新たな理念のもと、九州エリアにおいて「5G」を活用したサービスを開発していくことがミッション。AI、ビッグデータなども取り入れながら、これまで経験したことのない、新しい世界を切り開いていきたいと意欲を燃やしています。