これが私の仕事 |
新幹線沿線騒音に関する研究 鉄道車両、特に新幹線車両から発生する騒音を低減するために、主に実験的な手法を用いて研究を行っています。現在は空力音に関する騒音を対象とし、実際に走行する新幹線を対象とした現地測定試験や弊所が滋賀県米原市に所有している大型低騒音風洞での風洞試験を通じて、実際の騒音の把握や低減対策の開発を行っています。現地試験、風洞試験ともに、研究室のメンバーだけでなく関連会社の社員とも協力して試験を遂行します。また、現地試験は様々な地域で行うため、出張で知らない土地を訪れる楽しさもあります。また、研究テーマに関する最初の予算要求の段階から最後のテーマ報告書作成、更に学会発表、論文執筆まで各担当職員が実施するため、一貫して研究に携われることもやりがいです。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
新しい車両の設計開発に携われたこと 私が鉄道事業者に出向した際、配属先では新しい試験車両の設計開発が行われている段階でした。鉄道総研で身に着けたノウハウを活かせたと同時に新しい車両の設計開発に携わることができ、大変貴重な経験となりました。私が鉄道総研に帰任した後に試験車両の走行が開始されましたが、出向先の事業者と協力し、その車両を対象とした騒音測定も行いました。出向時に開発に携わった車両とこのような形で関われたことが嬉しかったことの一つです。鉄道総研は鉄道の現場を持ちませんが、出向やそれ以外の通常業務においても事業者と協力することが多くあり、様々な人と関わりながら仕事をすることができます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自分の興味のある分野の研究ができると感じた 私は学生時代に音響工学を専攻しており、騒音に関する研究ができる会社を志望していました。また、大学で鉄道騒音についての講義を受け、鉄道は生活に欠かせないインフラであるものの、鉄道騒音は複雑な要因により発生し、まだまだ検討の余地があると感じていました。そんな折りに学会誌にて鉄道総研を知り、応募しました。 |
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これまでのキャリア |
新人研修(6ヶ月間)→騒音解析研究室(3年6ヵ月)→鉄道事業者(JR)に出向(2年間)→騒音解析研究室(現職) |