岩田産業　株式會社

『フーズ・コミュニケーション』をスローガンに「食を通じ世の中のお役に立つ会社創り」を目指している当社。競合の多い業界で業績が伸びているのは、社員一人ひとりが「正しく誠実に」を貫いている結果です。価値観の共有を目的とした「理念は戦略に勝る」が社員全員に浸透し、高い意識と一体感が当社の強さにつながっています。指針書に掲げている項目のひとつが「一流人間心得七カ条」。「挨拶をする」「有難うが言える」など、人として当たり前のことをきちんと実践できる人こそが一流なのだと説いたもの。このように「経営姿勢としての価値観」と「求める人間像としての価値観」を永遠のテーマとして、企業と人の成長を目指しています。

2021年度のグループ売上高はコロナの影響により、267億円と過去2回目となる前年比減となりました。しかし、その中でも得る物は多数あり、今だからこそ出来た固定費の削減など、withコロナへの体制を準備出来た一年にもなりました。この経験を元に、コロナ前に立てた10年後売上500億の目標は変える事なく、進んで行きます。目標達成の最大の鍵を握っているのは、当社最大の強みである「誠実さ」を備えた社員たちの成長です。創業当時から「人を大切にする」という社内風土が根付いている当社では、会長自ら年に1回、全社員に向けて実施する「陽輝塾」をはじめ、階層ごとの集合研修、価値観教育などを通して、考える力、実践する力を育んでいます。

創業から50年の間、売上高が前年度を下回ったのは2度だけで、ずっと右肩あがりの成長を続けてきました。歩みはのろくても、目標に向かって一歩一歩、確実に前へと進む「亀は勝つ！（タートルウィン）」の精神で、実績を積み重ねています。営業スタイルも同じです。大口の取引を狙う営業ではなく、小さくてもたくさんのお客様と長くお付き合いを続けることが大事。お客様が望む時間に、臨んだ食材を届けるという基本の業務をコツコツと続けられる人が優秀な成績を収めています。また、人としての魅力や信頼がなければ結果にはつながりません。「あなただから取引する」という人間関係を構築していくことが、最も大切なことなのです。