これが私の仕事 |
カーナビ向けGPS受信機の開発 主にソフトウェア、アルゴリズム部分を担当 カーナビ向けのGPS受信機を開発しています。GPS受信機は,高度2万キロ上空を飛んでいる衛星が放送している信号をキャッチし自分が今地球上のどこにいるか("位置")を計算します.地球上のどこにいても自分の位置が分かる面白い機器.知的好奇心をくすぐられます。
しかし,GPSにも弱点があります。トンネルなどに入ると衛星からの信号をキャッチできず、位置を計算することができません。私の業務は、トンネルなどGPSが使えない場所でどうやって位置を計算するかというGPSの弱点を補強する部分を開発することです。今は,カーナビや車と連携することで、GPSが使えない場所でも位置を計算するといった取り組みをしています。実際にトンネルを走行し、自分が開発した部分が動作したときの喜びは忘れることができません! |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
お客様からの「よかった!」という言葉を頂いたとき。 入社3年目、現在の業務の試作品を持ってお客様と一緒にトンネルを走行し、正確な位置を計算できたときに「かなり正確ですね」と言っていただいたことです。トンネル内で正確な位置が分かると,いつでもどこでも正確な位置が分かるということになり、安心・安全な車社会を作る上でかかせない技術となります。
GPSが使えない場所では、車の速度に移動した時間をかけることで移動距離を求め、GPSが使えなくなった地点に移動距離を足すことで位置を求めます。机上で考えた理論だと問題ないのですが、道路の形、乗車人数によって計算結果が異なります。これは,現場にでて繰り返し実験を行うことでクリアしました。開発業務では、お客様の声を聞き、現場に出て、現実はどうなっているのかを把握することが重要であるということを学びました。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
面白いモノを作っていて、自分のやりたいことができそうだった。 もともと車や、人工衛星、船などが好きで、それに関わる仕事がいいなという漠然とした理由で就職活動を行っていました。古野電気は、魚群探知機で有名な会社で、会社案内などを見ると他にもいろいろと面白そうなモノを作っていることを知り、注目していました。古野電気を選んだ理由として、空、海、陸など様々なフィールドで活躍する面白いモノを作ることができると考えたからです。新卒採用セミナーなどで、古野電気の社員の方とお話しさせていただくと、自分のやりたい仕事ができるということをお話しされていたため、この会社に入社することを決めました。 |
|
これまでのキャリア |
2009年に入社し、開発部門に配属。その後ローテーションで研究部門に異動し数年研究を経験。現在は開発部門に戻り、研究部門で学んだスキルを活かしているところです。
※取材当時の情報となります。 |