これが私の仕事	デジタルカメラ用交換レンズの光学設計に奮闘中です。カメラのレンズは、複数枚のレンズの組み合わせによってできていることをご存知でしょうか。私の所属する部署では、レンズの材質・形状・組み合わせを考える光学設計を担当しています。入社後しばらくは、レンズの加工精度の改善プロジェクトや、組み合わせるレンズ数の少ないファインダーや検査装置などの設計を手がけながら技術と知識を積んできました。現在はカメラ用交換レンズの設計を任されています。レンズの設計はソフトウェアである程度は進められますが、その基本となる構成や最適化の方向性は設計者自身が考えます。重視する性能、性能とサイズのバランス、製造のしやすさなど、さまざまな要素を考慮していく点が難しくも面白いところです。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	1年目からレンズの加工精度を改善するプロジェクトを任されることに！入社して半年後に、「レンズの加工精度が画像に影響する」という問題の改善を任されました。加工に関する知識があったわけではないので、加工現場を見学して現象を理解するところからのスタート。先輩や工場の方の話を聞いたり、学びながらプロジェクトを進めていきました。約半年ほどのプロジェクトでしたが、加工実験・データ解析・実写評価を繰り返し経験したり、ものづくりの現場を肌で感じたり、問題解決の手順も理解できたりと充実した期間でした。さらには新しい加工機の必要性を説明・提案をして、購入実績にも繋がりました。問題を解消できたときに、社長をはじめ多くの先輩方から「良くやったね」と声をかけられてとても嬉しかったですね。こんな機会を1年目から与えられるとは思ってもいなかったです。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	クオリティにとことんこだわる姿勢に惹かれました大学では宇宙物理学を学んでおり、望遠鏡にふれる機会があってカメラメーカーに関心を持つようになりました。そのなかでもシグマは他社に先駆けて広角ズームレンズを製品化したり、独自センサーで画質にこだわるなど、面白い製品を作る会社だと思ったことが最初のきっかけです。入社の決め手になったのは、説明会や面接の雰囲気ですね。面接官が採用とは関係のないカメラに関するマニアックな話をしてくれて「本当にカメラが好きなんだな」「ものづくりにこだわっているんだな」と感じたのが印象に残っています。実際に職場の雰囲気も良くて、業務の進め方も個々に任せてもらえるので自由度の高いなかでのびのびと働いています。設計から製造まで全体を見渡せるのも、ものづくりには良い環境です。

これまでのキャリア	カメラ用交換レンズの光学設計（現職）

この仕事のポイント

	機械・電機・電子機器設計
	趣味・プライベートシーンを楽しくする仕事
	どちらかと言うと個人プレーな仕事
	何事にも粘り強さで勝負する人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

就職活動は自分の人生をじっくり考える良い機会。というのも、私は就職活動時までどんな仕事をするか考えてきませんでしたが、就職活動をしていくうちに光学設計をやりたいという方向性が見えてきたからです。また「入社してから楽しく働ける」、そんな会社を探すことも大切ですね。当社と出会い、先輩方が楽しく仕事をしている様子を見て、とても魅力を感じました。大学での専攻と仕事が直接結びつかなくても、「面白そうだ」と思えるかが重要だと思います！