大分県大分市に拠点を設け、各種船舶の建造を手掛けています。1974年に設立された南日本造船株式会社が当社の前身。2018年に今治造船株式会社のグループ企業である株式会社新笠戸ドックを親会社とする、株式会社南日本造船として新たなスタートを切りました。50年近くにわたって培ってきた技術力をもとに、これからも国内外の船主・荷主の皆さまに満足いただける船づくりを行っていきます。
当社が建造を手掛ける船舶は、プロダクトタンカーやバルクキャリアー、自動車運搬船、RORO船など多岐にわたります。長年にわたって各種船舶の建造を通じて、様々な物資の海上輸送を下支えしてきました。また、当社の手掛けた船舶は公益社団法人日本船舶海洋工学会による「シップ・オブ・ザ・イヤー」で、技術面などから高い評価を受けています。「シップ・オブ・ザ・イヤー 2018」に自動車運搬船「BELUGA ACE」が選出されたほか、「シップ・オブ・ザ・イヤー 2016 技術特別賞」にメタノール・ケミカルタンカーが選出された実績などがあります。
当社では美しい海を保全していくために、環境にやさしい船舶の建造に力を入れています。プロダクトタンカーでは、排気ガスに含まれ酸性雨や大気汚染の原因となる窒素酸化物や硫黄酸化物を除去するための設備を搭載したシリーズを展開。排ガス洗浄装置や排ガス再循環システムのほか、発電機に選択触媒還元システムを搭載し、燃費性能に優れていることも特長です。このほかにも、船体形状の工夫や省エネ装置の採用による省エネや高速化、水生生物の生態系の保護のためのバラスト水処理装の搭載などにも取り組んでいます。
当社では、環境への負荷を軽減した船舶の建造を手掛けるだけでなく、地域の環境衛生活動にも力を入れています。春や秋に全国規模で実施される海洋ごみ対策の清掃活動に、社員や家族が参加。海岸や道路沿いの清掃活動を行ってきました。また、当社の社員寮がある、神崎地区の海岸清掃活動にも参加しています。こうした清掃活動では、毎年、多くの投棄ゴミや廃プラスチックを収集しています。実際に多くの海岸付近のごみを目の当たりにすることで、社員が環境問題に触れる機会にもなっています。
事業内容 | 船舶の建造 |
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設立 | 1974年3月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 133名(2022年8月現在) |
売上高 | 182億4千万円(2021年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長 檜垣 清志 |
事業所 | 本社・大在工場/大分県大分市大字青崎3番1
大分事業部/大分県大分市大字西ノ洲1番地 日本製鉄株式会社九州製鉄所大分地区構内 |
沿革 | 1974年3月:鹿児島県串木野市新生町に資本金500万円にて南日本造船株式会社設立
1976年2月:本社を鹿児島県串木野市より大分県臼杵市に移転 1990年6月:三井造船株式会社、大阪商船三井船舶株式会社が資本参加 11997年4月:大分工場完成 2002年4月:品質マネジメントシステム「ISO9001」認証取得 2004年7月:自動車運搬船「COURAGEOUS ACE」が公益社団法人日本船舶海洋工学会の「シップ・オブ・ザ・イヤー 2003」を受賞 2008年1月:国土交通省より大在工場に95,000屯船台の新設許可 2008年2月:大分工場増築新工場完成 2008年5月:大在工場完成 2018年4月:南日本造船株式会社より株式会社南日本造船へ全事業承継、今治造船グループに参加 2019年7月:自動車運搬船「BELUGA ACE」が公益社団法人日本船舶海洋工学会の「シップ・オブ・ザ・イヤー 2018」を受賞 |