株式会社フジミインコーポレーテッド

ナノレベルの化学材料/研究開発型メーカー/　東証プライム上場

株式公開

業種	化学半導体・電子部品・その他／ガラス・セラミックス／非鉄金属／その他製造
本社	愛知

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シリコン開発部シリコン開発課
M.Tさん

【出身】香川大学大学院工学研究科材料創造工学専攻（光ファイバー薄膜工学分野）卒
【年収】非公開

これが私の仕事	シリコンウェハー用研磨材の開発私はICチップの土台となるシリコンウェハーを磨くための液状研磨材（スラリー）の開発を担当しています。上司から与えられる開発テーマ(お客様の要望事項等)を元に、試験計画・スケジュールを立てて実験するという流れです。単に「磨く」といってもその奥は深く、平坦、平滑、無欠陥、無汚染、生産性といった様々な要件を満たす必要があります。さらに、スラリーは砥粒・薬液(酸、アルカリなど)だけでなく、砥粒の分散性やウェハーの保護に寄与するポリマーや金属不純物による汚染を防ぐキレート剤など、様々な構成物から出来ており、未だ解明できていない部分も多く残っています。この謎と可能性に満ちたスラリーの性質を日々少しずつ明らかにし、より高性能なスラリーに近づけ、電子デバイスの高精度化・小型化の一役を担うのが私の役目です。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	1メートルの10億分の1の世界に考えをめぐらせる面白さ私たちが取り扱っているスラリーはナノメートルオーダー(1メートルの10億分の1)の世界で作用しますから、当然目で見ることは出来ません。そんな小さなモノが様々な実験結果で私たちに情報を提供し、それに向き合い日々考えをめぐらせるのは面白いですね。実験の過程で予想と異なる結果が出た際、改めて結果を考察してみると、考慮すべき観点が抜けていることに気づいたり、同僚と議論する中で別の考えが持て、結果への新たな期待を持って次の実験を行うことができ、これが開発職にとって何よりの醍醐味です。長い時間をかけてようやく完成したスラリーには、当然強い愛着が湧きます。自身が開発したスラリーがお客様のもとで活躍し、満足いただけた際は非常にうれしかったです。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	誰もが主役であるところ世界シェアNo. 1の地位に甘んじることなく、既存製品の高性能化、新たな分野への挑戦をしている姿勢に惹かれました。また、フジミの製品は消費者の目に見える最終製品にはなりませんが、高精度の半導体デバイスを作る上で欠かせないもの、すなわち「縁の下の力持ち」的存在です。そんな縁の下の力持ちを興味のある化学の観点から開発し、世の中の発展に貢献できることに魅力を感じました。入社してみて感じたフジミのいいところは、一人ひとりが大きな集団のほんの一部というわけではなく、集団に埋もれず個性を発揮できるところです。上司が考えたことを部下がそのまま行うのではなく、何故このようにやるのか、もっとこうした方がいいのではないかというような議論が役職を問わず出来ることは非常にありがたいです。

これまでのキャリア	研究開発職　（インタビュー時入社3年目）

この仕事のポイント

	応用研究・技術開発
	日常生活や身の回りで欠かせないモノやサービスを扱う仕事
	新しいモノを生み出す力が身につく仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

やる気があり、考えること、人と話すことが楽しいという方には、フジミはピッタリの会社だと思います。「入社前に何を勉強すればいいか」と質問を受けることもありますが、勉強をする機会は入社してからもたくさん用意されているので、今は焦って準備する必要はないと考えています。それよりも長期的な休みでしか経験できない事をしたり、色々な人と交流して考えの幅を広げたりなど、今しかできない時間の使い方をすることが大切だと思います。