業種 |
食品
|
---|---|
本社 |
北海道
|
北海道日高乳業は、北海道日高町に本社を構える乳製品メーカーです。本社や工場が立地するのは周囲を緑に囲まれ、空気が澄んだ場所。日高町を中心に北海道各地から集められた新鮮な生乳をバター、モッツァレラやマスカルポーネなどのチーズ、牛乳、脱脂粉乳などに加工しています。当社では製品の品質にこだわり、品質管理や衛生管理を徹底。安定した品質の製品づくりを実現しています。
北海道日高乳業では、北海道各地の酪農家から集められた新鮮な生乳を使って、乳製品を製造。一般消費者向けの商品と業務用商品を扱っています。一般消費者向けに展開しているのは、チーズやバター、牛乳、乳飲料。中でも「北海道日高モッツァレラ」は、日本ではモッツァレラチーズがまだあまり知られていなかった、1995年から30年近くにわたって製造している人気商品です。また、モッツァレラチーズを新鮮な状態に保つために、国内では乳清(ホエー)漬けにしてスタンディング型のパッケージに入れて販売したパイオニアです。業務用商品では、チーズやバターのほか、脱脂粉乳や全粉乳、生クリームなどを製造しています。
北海道日高乳業では、高い品質の製品づくりにこだわり、衛生管理の行き届いた工場で、新鮮な生乳を加工しています。当社は「ISO22000」をベースに食品衛生管理をより強化した、国際規格の食品安全システム「FSSC22000」の認証を取得。安全な乳製品を製造するための品質管理システムを構築し、当社の工場で製造されるすべての製品に対して厳格に運用しています。品質管理部門では、原材料の検査や製品の最終検査、一定期間を経過した製品の品質テストを実施。検査では、細菌数や成分、風味、外観などをチェックしています。検査には各種機器を使用しますが、スタッフの目視による検査も、製品の安全性を確保するために重要な役割を担っています。
美味しさや品質にこだわるため、フランスやドイツ、デンマークなどから先進機器や製造技術を導入しているのも、当社の特徴です。たとえば、バターの製造ラインでは、生乳から分離したクリームの撹拌から、加塩、気泡の除去までの一連の工程を連続して行う、フランス製のコンティマブ連続式バター製造機を導入。ヨーロッパと同じ製造方法でバターを作っています。モッツァレラチーズの製造ラインでは、カードと呼ばれる乳が凝縮した塊を温水に漬けて練り伸ばすパスタフィラータ製法用の設備が稼働しています。製造現場のスタッフは、こうした機械の操作などを担い、高品質な製品づくりを支えています。
事業内容 | 牛乳・乳飲料・乳製品の製造 |
---|---|
設立 | 1987年4月 |
資本金 | 8,000万円 |
従業員数 | 122名(2024年11月現在) |
売上高 | 92億円(2023年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長 瀬戸口 祐二 |
事業所 | 本社/北海道沙流郡日高町富川東2丁目920番地
札幌営業所/北海道札幌市白石区菊水5条1丁目8-21 三ツ輪ビル |
関連会社 | 南日本酪農協同株式会社(株主)
株式会社 高千穂牧場 ニシラク乳業株式会社 |
沿革 | 1987年4月:
南日本酪農協同株式会社がネスレ日本株式会社より、日高乳業株式会社日高工場を買収し、日高乳業株式会社を設立 1987年12月: バター品質改良のため、連続バターマシン・二段式ワーキング装置をフランスより導入 バター冷凍保管庫の増設 1988年3月: バタープリンター(小型成型機・包装機)を導入し、従来の大型包装と小型包装のバター製品化 1988年4月: ミルクセパレーター(全自動型)をドイツより導入 1988年7月: プレート式エバポレーターをドイツより導入 1989年9月: 缶詰牛乳・コーヒー牛乳製造設備増設・製造開始 1989年12月: アイスクリーム・チーズ・LL製造設備の増設工事着工 1990年4月: 日高乳業株式会社を北海道日高乳業株式会社へ社名変更 1990年6月: アイスクリーム・チーズ(クワーク)の製造開始 1991年3月: 缶飲料製造設備増設開始 1991年4月 UF製造設備をデンマークより導入 フレッシュチーズ製造設備を南日本酪農協同株式会社都城工場より移設 1992年3月: 缶飲料製造設備増設工事完了・製造開始 1992年4月: ヨーグルッペ製造開始 1994年3月: 社団法人北海道食品産業協会(現・一般社団法人北海道食品産業協会)主催の第1回北海道加工食品フェアにおいて、ヴェルージュ(チーズデザート)が最優秀賞を受賞 1994年10月: モッツァレラチーズ製造設備を導入 1995年3月: アイスバーマシン製造設備の導入 1995年7月: 缶飲料設備を大型缶(280g・350g)対応に改造 1997年12月: アイスクリームの製造を中止 1998年6月: モッツァレラチーズ設備を増設 1999年3月: 牛乳・乳飲料部門がHACCP(総合衛生管理製造過程)について厚生労働大臣承認取得 2000年6月: モッツァレラチーズ設備を増設 2003年3月: 缶飲料レトルト釜を回転式・静置式併用に改造 2004年12月: モッツァレラチーズ業務用400gの充填機導入 2005年4月: 廃水処理設備増設 2005年10月: LLパレタイザー導入 調合ライン高圧ホモジナイザー導入 2006年10月: 井水ろ過装置導入 LLアセプティックタンク・1000ml充填機増設 2007年2月: 自動標準化ユニット(スタンドマット)導入 2008年12月: モッツァレラチーズ設備を増設 全自動深絞り真空包装機導入 2012年1月: 食品安全システム「FSSC22000」認証取得 2014年3月: LLスリム充填機更新 2014年12月: モッツァレラ自動包装機導入 2015年1月: 産業廃棄物削減のため、廃水設備更新 2015年2月: LNGサテライト設備新設 ボイラー設備更新 2016年12月: 缶飲料の製造終了 2017年8月: 倉庫改修により入出庫専用運用開始 2019年3月: モッツァレラチーズ充填機更新 2019年11月: 60tサイロタンク(No.1)更新 2020年3月: 非常用発電機6台導入 2020年11月: 60tサイロタンク(No.2)更新 2021年2月: LL1000ml包装機更新 ストレッチ包装機導入 2021年10月: バター用カートナー導入 2022年1月: 濃縮・噴霧乾燥設備更新 2022年6月: 濃縮・噴霧乾燥設備本生産開始 |