株式会社日立情報通信エンジニアリング

業種	情報処理ソフトウェア／コンピュータ・通信機器・ＯＡ機器／半導体・電子部品・その他
本社	神奈川

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イノベーションエンジニアリング第１事業部
I.Y

【出身】名古屋大学大学院理学研究科　素粒子宇宙物理学専攻卒
【年収】非公開

これが私の仕事	ミッドレンジストレージ装置の構造設計日立ストレージ製品の構造設計全般、大まかには装置の基礎仕様検討、詳細仕様検討、図面化、機能評価、認定、量産対応業務を行っています。私は中でも特に板金、モールドなどの構造部品を担当しております。近年のストレージ製品は高密度、大容量化が進み、従来より厳しいスペースで機能し、かつ生産コストを抑えた部品設計が求められています。そのため、強度計算(机上計算、FEM強度解析)はもちろん、材料/材質検討、表面処理など、多面的な要素技術を駆使して設計を進めます。多くの知識、経験、発想力が必要な業務ですが、これまでの9年間で学んできたことも多いと感じています。また、仕様検討においては他部署や外部ベンダと協力して解決する課題も非常に多く、緻密なコミュニケーションが必要となります。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	厳しい耐震仕様を満足するラック設計入社3年目にストレージ/サーバ製品を搭載するラックの設計を行いましたが、その際非常に苦労して作り上げたのを覚えています。強度解析結果と実際の振動試験結果がなかなか合わず、開発日程が切迫する中、何度も設計変更や振動試験を繰り返しました。当時の要求基準は阪神・淡路大震災より激しい振動に対し、試験体に破損が無きこと、という大変難しいものであり、如何に応力を分散させるかが課題でした。私自身、材料力学、FEM解析を1から学びなおし、板金の組み方、溶接手法を根底から見直ししました。さらに有識者の方々やベンダの協力を得つつ改良を重ねていき、4回目の試験でようやく試験合格となりました。苦しい時間が長い業務でしたが、この経験は現在の設計業務に活かされていると思います。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	ハード、ソフト両面のエンジニアリングが出来る会社私は物理学が専門でありそれを世の中のために活かした仕事がしたいと考えていましたが、就活当時、どのように活かせるのかが分かっていませんでした。しかし日立情報通信エンジニアリングの面接にて、この会社がハード、ソフトの非常に幅広い分野でエンジニアリングを行っている会社であり、数多くのベテランがいるから1からでも十分に成長していくことが出来ると説明されました。入社前に行われた懇親会でも生き生きと仕事の様子を話す先輩社員を見て、私も将来的に活躍する場があると感じたため入社を決めました。

これまでのキャリア	ハードウェア開発(現職・10年目)

この仕事のポイント

	生活基盤や社会インフラを作り上げる仕事
	忍耐力と集中力が必要な仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

私もそうでしたが、就職活動というのは学生生活と同時進行でスケジュールも切羽詰まり非常に大変だと思います。しかし初めて自分と社会の関係を見つめる機会でもありますし、就活を通じて成長することも多いと思います。会社についても有名だったり大企業だから良いというものでもありません。是非とも、自分が社会人として重要視するのは何かを考え、それにマッチする会社を見つけて欲しいと思います。