金物の町、新潟県の燕三条地域から世界へ
日本の伝統と歴史が誇る包丁をはじめとした刃物を世界へと広め続ける藤次郎。誠意・真心・感謝・創造の4つの想いをともに、「最高の切れ味」、「最高の道具を手にした満足感」を追求した「藤次郎ブランド」を展開しています。現在は、ドイツ・中国メーカーとの提携による製品輸入や北米・ヨーロッパ・アジア各国への輸出など、グローバルな視点で優れた製品と食文化を発信し続けます。
藤次郎は“食文化の交流と伝承”をコンセプトに、「藤次郎ブランド」を世界に発信している刃物製造メーカーです。金物の町である新潟県の燕三条地域で、刃物造りの技術を守りつつ革新を加えながら、地域と共に成長してまいりました。現在は世界約50カ国と取引を行っており、ここ数年も事業は好調。一般家庭向けからプロ向けまで、約800種類の包丁を豊富に取り扱っています。今後も、創業当時からこだわり続けている「最高の切れ味」のもう一歩先にある「最高の道具を手にした満足感」を世界中の方たちに実感していただくため、さらなる技術追求とニーズに応える製品開発をおこなっていきます。
2014年に50周年の節目を迎えた私たちは、次の100年に向けてさらなる高みを目指すべく成長し続けています。特にメイン事業である包丁の製造は、決して簡単ではありません。機械化が進んだ現代でもいまだに手づくりの部分が多く、職人の腕や勘が製品の良し悪しを決める重要なファクターとなっています。人が直接触れて使う道具だからこそ、私たちはこうしたものづくりの根底であるつくり手の技術を尊重します。 そんな藤次郎製品を通じて、世界中のお客さまに「手にしてよかった」という感動をお届けしていくことを目指し、素材の厳選をはじめ、伝統技術の継承と技術革新、ワールドワイドな事業展開をおこなうための人財育成に力を入れています。
これまでの伝統や歴史を大切にしている当社ですが、若手を中心とした新しいアイデアをもとに、変化と革新を続けています。例えば、SNSでの情報発信や海外向けブランドサイトの運営、オープンファクトリーの開設など。ベテランも一緒になって考え、より多くの人たちに私たちの思いを発信できる風通しの良い環境があるため、社員がそれぞれ藤次郎だからできることを探し、何でもチャレンジしてみようという新しい試みが常に生まれています。商品開発においても、切れ味は当然ながら、デザイン性や使いやすさなどを追求し様々な角度からアイディアを出し合い、藤次郎ならではの商品を生み出す努力を怠りません。
事業内容 | ◆包丁・調理用品の製造販売
・業務用包丁、刃物 ・一般家庭用包丁、刃物 ・調理用品 ・機械特殊刃物 ◆包丁の研ぎ直し、メンテナンス |
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設立 | 1964年3月 |
資本金 | 1100万円 |
従業員数 | 121名 |
売上高 | 15億7800万円(2022年6月) |
代表者 | 代表取締役社長 藤田 進 |
事業所 | ■本社:新潟県燕市物流センター1丁目13番地
■吉田工場:新潟県燕市吉田東栄町11番12号 ■藤次郎オープンファクトリー:新潟県燕市吉田東栄町9番5号 |