宇和島市役所

山も海も清流もあり、海の幸と山の幸に恵まれた、自然豊かな城下町。穏やかな暮らしが息づく宇和島市ですが、地方都市共通の人口減少や少子高齢化という課題を持っています。そこで、私たちは、市民からは「住み続けたい」、市外の人からは「関わりたい」と思ってもらえるよう「まちの魅力化＝シティブランディング」に取り組んでいます。2020年には「人々の交流から次の行動が生まれ、共創する流れをつくりだしていく」を表したキャッチコピー「ココロまじわうトコロ」と、「宇和島から世界へ、未来へ挑戦していく」姿勢を込めたロゴマークを完成させました。

「うわじまブランド」を多くの人から愛され、共感されるブランドに育てていくのが私たちの使命。市長をリーダーとする部署（市長公室）を立ち上げ、商工団体、企業、生産者、市民を巻き込み、オール宇和島でプロジェクトを進めています。たとえば、中高生へキャリア教育を通して「地域への愛着や誇り」を持ってもらうこと、市外に宇和島のファンを増やし関係性を強める取り組み、そして、パンフレット・HP・コミュニケーションアプリ・動画・SNSなどを駆使した戦略的な情報発信など。若い職員たちも一人ひとりが知識・得意技・熱意を活かし、積極的に行動し大きな成果を生み出しています。

私たちが目指しているのは、さまざまな人が集い、協働し、新しい宇和島を創ってくことです。ここで生まれ育った人、ここに興味を持って移り住んだ人、文系も理系も法律を学んだ人もスポーツに打ちこんだ人も、いろいろな個性をミックスさせたら、まちづくりのパワーは大きくなり、まちの成長は加速するはず。ですから、2022年度から採用試験の門戸を広げ、公務員試験対策が不要なSPI３のみのコースを設置。職員になってからは、3～5年で部署を異動するジョブローテーションによって、幅広く実践的な知識や経験を積める人材育成制度を確立しています。