豊橋建設工業株式会社

100年にわたって建築・土木の工事を手がけてきましたが、単に建物や地盤をつくってきたとは思っていません。そこに暮らす人々の人生にとって、大切な場所をつくっている。そう考えています。今朝歩いた道も、渡った橋も、そして生活や仕事を支える建物だって、よくよく考えれば先人たちが残してきてくれたもの。同じように私たちの手がける仕事もまた、今を生きる人だけでなく未来を生きる人の大切な場所になり得るのです。その思いを表したのが、「私たちは快適な生活舞台（ライフステージ）の構築を目指します」という企業理念。そこにはまた、1日の大半を過ごす会社が社員にとって快適な生活舞台になるように、という思いも込めています。

「同業の友人と話すと、ウチは恵まれているなぁと改めて思う」。そう話す社員が少なくありません。理由は2つ。ひとつは、豊橋という地域性にあります。実は、豊橋は国内屈指の土木・建築の歴史を誇るエリア。中央に川が流れ、山も海もあり、河川敷や防災、堤防など多様な工事を手がける機会に恵まれています。また、都市部はインフラ整備や都市開発が進んでおり、「便利さ」と「自然」が共存していることで、豊富なノウハウが蓄積されているのです。もうひとつの理由は、仕事の進め方。当社は全社員で60名ほどの会社ですので、各人の裁量が大きく一から十までを一人で担当できるため、現場を仕切るという醍醐味をダイレクトに感じられるのです。

私たちが求めることは、その1点と言っても過言ではありません。「施工管理」は、現場を取り仕切る責任者。建設や土木の工事は一人ではできず、多くの人の協力を得て初めて成り立つものです。スケジュール通りに工事を終わらせるためには、作業を早めてもらう必要があるかもしれません。自分より年上の職人にお願いすることもあるでしょう。そんなとき、気持ちよく受けてもらうには、どうすればいいか。考え行動することも施工管理に求められることです。もちろん、どこまでもお客様の立場に立って考えることも大切です。お客様とともに、そして現場の仲間たちとともに、より良い建物を作り上げていってください。代表取締役社長　河合　正純