これが私の仕事 |
「カレーのつくり方を教える」実はこれも仕事のうち。 現在は宿泊型の自立訓練事業所「大分県糸口通勤寮」で支援員をしています。自立訓練事業所とは支援学校を卒業した方などが、約2年かけて社会に出る準備をする場所。地域社会の中で自立した生活を送れるように、料理の仕方や健康な生活を送るための基礎知識など様々なことを学んでいます。そのため、私たちも時に料理を教える先生になったり、生活訓練の指揮を執ったり。「支援員=身体介助をする仕事」というイメージを持っている方もいると思いますが、それとは少し違った仕事です。ご利用者が学校や職場から帰ってきてから困りごとなどの相談にのったり、じっくりとコミュニケーションを取れる分、日々仕事のやりがいを感じながら接することができています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
心の距離が縮まる瞬間の喜びは、この仕事ならでは。 入社当初は、ご利用者になかなか心を開いてもらえず苦戦することもありました。最初に配属された「糸口厚生園」でのこと。挨拶をしても返してくれないご利用者がいらっしゃいました。どうしたらいいか先輩職員に相談すると、「○○さんは家電が好きだから、その話をしてみたら?」という貴重なアドバイス。早速ご利用者の居室に置いてある大きなテレビについて質問してみたり、そこから話を広げて好きなテレビ番組について聞いたり、色々な話題を振ってみました。ご利用者が興味のありそうな話題を続けるうちに徐々に話が弾むように。最終的にはちょっとした相談事も気軽に声をかけてくださるようになりました。人と接する仕事は正解のない中で手探りですが、打ち解けられた瞬間の喜びは格別です。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
毎日楽しそうに働く“大先輩”の姿に憧れて。 福祉業界に興味を持ったキッカケは学生時代に参加したボランティア。友人の誘いもあって、生活保護を受給している家庭の子どもたち向けに学習支援を行いました。最初は思春期の子どもたちとどう接したらいいか迷うこともありましたが、徐々に心を開いてくれるようになると、やりがいや楽しさが大きくなっていったんです。児童福祉への興味が強くなり、大学卒業後に福祉の専門学校に進学。そこで1年間、専門知識を学びました。そして迎えた就職活動。真っ先に浮かんだのが、当事業団でした。父が長年働いていたので身近な存在でしたし、家でいつもご利用者との楽しそうなエピソードを聞かせてくれていたので、大変な中にも大きなやりがいのある仕事だという印象があったんです。様々な支援施設があり、幅広い経験を通して成長できることも魅力でした。 |
|
これまでのキャリア |
2021年4月 新卒入社・糸口厚生園に配属
2023年4月 糸口通勤寮に異動 |