これが私の仕事 |
顧客の要望に合わせ、電子デバイス製造に使う粘着テープを開発しています。 私は現在、タッチパネルやコンデンサー等の電子デバイス製造工程で使用される粘着テープの開発に携わっています。
開発の大まかな流れとしては、まず営業と一緒にメーカーに出向き、製品の要望をヒアリング。その後、要望にそった性能設計を行い、試作品作成、評価、量産試作品の完成という手順を踏みます。開発においては、仮説・実験・検証を繰り返し、これまで熱やUV硬化型テープの開発、200℃以上の高耐熱性テープの開発等、さまざまなテーマの開発を行ってきました。なかなか狙い通りの結果ならない分、良い結果が出た時のうれしさはひとしおです。
最近では、国内のみならず、中国・韓国・台湾などのメーカーを訪問し、現地の協力会社や現地法人と連携するケースも。訪問先で要求事項を社内に持ち帰り、既存製品の改良等も行っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
これまで前例がない「耐熱性200℃のテープをつくる」という難題をクリア! 私が最もうれしい気持ちになる瞬間は、メーカーの厳しい要求をクリアし、「これを使って量産します」と言っていただけた時ですね。
最近では、「テープの耐熱性を200℃に上げてほしい」要求が印象に残っています。顧客の製品は製造工程で製造機器が熱を帯びるのですが、高温になればなるほど品質が高まるという製品の特性があったのです。
大体100℃位が一般的と言われている耐熱性を一気に2倍に引き上げるわけですから、そう簡単にはいきませんでした。製品の量産担当である製造部門や協力加工会社に助けてもらいながら何回も試作品を作成し、顧客に提出・評価を重ねました。結果としては、目標の200℃をクリアするまでに1年以上は掛かりました。設計や試作品作成で苦労した分、よろこびに変わり、大きな達成感につながりました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自分の考えを伝え、実践させてくれる。風通しの良い風土が決め手でした。 私が最終的に入社を決めたポイントは会社の風土でした。面接はいわゆる圧迫面接みたいに堅苦しいものではなく、穏やかな雰囲気の役員や人事の方とざっくばらんに会話し、「技術者として成長したい」「国内外で活躍したい」といったように、自分が思っていることを素直に伝えることができました。この会社でなら、自分が描いたビジョンをどんどん会社にぶつけ、仕事に投影できるんじゃないかと思ったのです。
実際現職に就いた今も、入社前に感じた通りの風通しの良さです。自分の考えをしっかりと伝えることができれば、頭ごなしに否定されず、例え前例がなくてもチャレンジさせてくれます。今後もこうした恵まれた環境を上手に使い、今までの経験・知見を活かしながら、新しい製品開発に取り組んでいきたいと思っています。 |
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これまでのキャリア |
2012年入社 →現場研修(1年) →デバイス機能材事業グループ 技術課(6年)→デバイス技術営業部 技術営業(2年)→工業資材事業部 技術部 デバイス技術課(現職:3年目) |