「○月までに志望業種を絞っておかねばならない?」
「ガクチカは、このネタのほうが受けが良い/悪いのでこうすべき?」
「私はこのESの内容で合格した(だからあなたもこれをお手本にすべき?)」
本ブログで別途取り上げた「就活生の服装」に限らず、
巷(ちまた)には「就活とはこうあるべき」といった類(たぐい)の
言説が溢れていて、口コミサイトやSNSによってその傾向に
年々拍車がかかっていると感じます。
上記で示した例だけを見ても、たとえば
就職・採用活動の進め方や時期は、学生さんや企業によって
多様(自由)ですし、学生時代の経験に貴賤はないので、
相手の受けを気にする前に、心から自信のあるネタで
正面から堂々と挑んでほしい、と個人的には思います。
さらに、企業にとって業務上の秘密に相当する
エントリーシートの項目や選考内容を、口コミサイトに
これ見よがしに書き込むのは立派な情報漏洩なので、
社会人としてとても褒められた行為ではありません。
「秘密を守れない人が匿名で書き込んだ口コミサイトの内容」や、
「自身の記事やツイートへのアクセスが収入に直結する人が考えた
『就活のルール』」を鵜呑みにする前に、皆さん自身の
賢い頭と経験を頼りに、冷静に判断いただき、
それでも不安なときは、各社の人事担当者を頼ってみてください。
皆さんが、「就活とはこうあるべき」論から解放され、
ご自身が心底納得できる充実した就活ライフになりますよう、
心から応援しています!