これが私の仕事 |
半導体の製造に不可欠な、ウェーハプロービングマシンの受注設計。 ウェーハとは、電子機器に使われるIC(集積回路)を形づくる半導体でできた基板のこと。そして、ウェーハプロービングマシンは、ウェーハ上に形成された極小なチップすべての電気的特性を試験する装置です。このマシンは、半導体テスタと接続してはじめて機能する製品であり、各チップの電極に深針を接触させることで、良品/不良品の選別を行います。私は、お客様であるさまざまなメーカーのニーズに応える、マシンのカスタマイズを担当しています。たとえばフラッシュメモリや、カメラに用いられるCMOSイメージセンサ、自動車などの電力制御用のパワーデバイスなど要求された機能に対して新たなオプションを設計したり、既存の無数のオプション郡から必要なものをピックアップし、ユーザフレンドリーなプローバシステムを構築しています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
入社3年目。非常に大掛かりで特殊な設計を、主担当として行った。 お客様との契約上、詳細を明かすことはできないのですが、「次世代半導体デバイスの研究開発にプロービングマシンを使いたい」というオーダーがありました。いま世の中にないデバイスに、マシンを対応させるには? 自社としても初の取り組みに、当時経験が浅かった私が挑むことになりました(若手に積極的に任せるのは、当社の大きな特徴だと思います)。最初は、自社の豊富な設計資産をベースに構想を練りました。何度も壁にぶつかりましたね。最終的には、従来の自社製品にはまったくなかった新機能を設計することにいたりました。納品までおよそ1年に及ぶプロジェクトを完走できたのは、上司からアドバイスなどが支えとなって、「絶対にやり遂げる」という意志をもちつづけられたからです。お客様に満足いただけた瞬間が、いまだに忘れられません。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
世界トップクラスの製品を製造できる技術力です。 企業規模こそ大きいとはいえないながらも、世界トップクラスの製品を製造できる技術力の高さに惹かれました。やはり、私自身「グローバルで認められるモノ、一番のモノをつくりたい」という思いがありますから。自分の仕事が製品に直結しやすいので責任も大きいと思いましたが、技術者としてのスキルを磨くには良い会社という印象を受けました。そのことは、入社して莫大な設計資産に触れるたびに実感しています。お客様に提案する際に活用することはもちろん、新たな設計を行う上でも先人のノウハウを自分のものとして吸収することができます。受注設計においては、私の場合、年間で100件程度担当しているので、場数に応じてどんどんスキルアップできていることも大きいですね。 |
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これまでのキャリア |
受注設計 → 新機種の設計 → 元の受注設計へ。
現在は、以前自分が設計に携わった(すみずみまで知り尽くした)機種のカスタマイズを行っています。 |