これが私の仕事 |
月刊誌『病院』の編集。雑誌が完成するまでの一連の流れに携わっています。 私は現在、『病院』という月刊誌の編集を担当しています。「よい病院はどうあるべきかを研究する」というコンセプトのもと病院運営の指針を提供している雑誌で、病院理事長・院長・事務長・診療部長・看護部長など病院管理者の方々を主な読者対象としています。毎号の特集では、病院を取り巻く制度改正や社会情勢の読み解き方、変革に対応するための組織づくりなど、医療業界の情勢やニーズに合わせた記事を発信しています。
雑誌が完成するまでの一連の流れを動かしていくのが編集の役割です。まずは編集会議を開催し、編集委員の先生方と特集の内容などの企画を決定。その後、寄稿いただく方々への執筆依頼、インタビュー欄の準備や撮影手配、原稿整理、校正、表紙のデザイン発注など、幅広い業務を通じて一冊の雑誌をつくりあげていきます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自分たちが発信した情報から、新たな価値が生み出されていく。 自分が携わった雑誌や書籍に対して反応が返ってくること。編集者としては、やはりそれが一番のやりがいですね。私が手掛ける雑誌では毎号アンケートを実施しているのですが、「よい刺激になった」「自院の病院経営を見直すきっかけになった」「今後このようなテーマを取り上げてほしい」などといったお言葉をいただけるたびに、この仕事の魅力を感じています。
医療情報というのは、何より正確性が求められるもの。常に緊張感を持ち、たとえページ数の少ない記事であっても事実確認などには時間を割き、慎重に行うよう心掛けています。ですが一方で、雑誌というのは、執筆者が多様な意見や論考を発信できる媒体でもあります。私たちの出版物が読者の方々にとってひとつの刺激となり、新たな価値が生まれるきっかけになれたら嬉しいですね。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
学生時代、医学書院の教科書やテキストはいつも身近な存在でした。 大学時代は臨床検査技師の資格取得を目指していましたが国家試験に向けて勉強を重ねていく中で「医学書の出版に携わりたい」と考えるようになりました。もともと本や論文など文字を読むのが好きだったこともあり、試験勉強を通じて多くの医学書に触れ、自然と『医学×出版』という新たな将来像が浮かび上がってきたのです。
新卒採用を行っている医学系出版社はかなり数が少なかったので、門戸を開いている出版社には片っ端からエントリーしていきましたが、中でも魅力を感じていたのが医学書院でした。長年にわたり、先進的で質の高い情報を通じて医療に貢献し続けてきた出版社。医学書院が手掛ける教科書や書籍は私にとって非常に身近な存在でした。選考では面接が多く、じっくりと丁寧に話を聞いてくださる姿勢も入社の決め手になりました。 |
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これまでのキャリア |
2021年4月入社/看護出版部2課に配属→2023年3月/医学雑誌部に異動、現在に至る |