これが私の仕事 |
食品用酵素製剤の開発や既存製品の品質改良、コストダウンなど。 酵素グループの一員として食品用酵素製剤の開発や既存製品の品質改良・コストダウンなどに向けた研究業務に取り組んでいます。
新商品の開発では新しい酵素の探索に始まり、生産性の向上、製造方法の確立、工場設備へのスケールアップなど商品化に向けた工程全般に関わります。一方、既存製品については酵素の改良、製造方法の見直しなど高品質・低価格化を模索していきます。
どちらにしても重要なのは市場のニーズや価格、他社情報を正確に把握し、将来予測を立てること。そのためにも、日頃から営業や工場の方とのコミュニケーションを大切にしています。
新商品の開発には数年~数十年かかることもあり、また発売したら終わりではなく、更なる発展を目指して取り組まなければなりません。根気が必要ですが、その分、とてもやりがい感じています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
10年越しの新商品開発を、メイン担当として完成へ。 入社1年目に配属された新商品開発。4名いるうちのメイン担当として微生物に酵素を作らせるところから、全部取り組ませてもらいました。
当初は求められる品質に遠く及ばない状態で、解決しなくてはならない問題が山積していました。特に、製品中に含まれる不要な酵素の除去が不十分だったため、新たな除去方法を見つけなければなりませんでした。上司や先輩に助言を仰ぎつつ、試行錯誤した結果、1年半かけて何とか製造方法を確立。工場の方々と協力しながら、試作を行うことができました。
私自身の実働期間はそれほど多くありませんが、開発自体は10年前から着手されていたこともあり、高品質な試作品が完成した時は「ようやくここまでたどり着いた」と感慨、それから「もうすぐ新商品として世の中に出せる」という期待感で喜びもひとしおでした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
大学院で学んだ専門性が活かせるところ。決め手は「楽しい面接」。 大学院で酵素の研究をしていたこともあり、選択肢の一つとして専門性を活かせる企業を探していましたが、就活で最も重視していたのは「ここで働きたい!」と思えるかどうか。
その点、この会社は、研究していた酵素と同様の糖質分解酵素であるラクターゼ製剤のシェアが
「世界第二位」であるという点に目を引かれました。
でも、一番の決め手になったのは「人」の部分です。面接では研究レポートをもとに質問を受けたのですが、私は緊張してガチガチ。そんな私を気遣って面接官の方が気さくに話を引き出してくれたのです。おかげで、楽しみながら面接をすることができました。面接で「楽しい」と感じたのは、後にも先にもこの会社だけでした。ここでならば学んできた専門性を発揮しながらモチベーション高く働けると感じ、入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
2015年4月、新卒として入社
→酵素医薬品研究所 酵素G(5年)
→酵素医薬品研究所 商品開発G(3年)
→酵素医薬品研究所 技術推進G(現職・今年で1年目)
※2023年1月末現在
※部署名は取材当時の所属部署 |